実は退職時期による経済レベルで書いた貯蓄額には少し嘘があった。
正確には投資アパートを9月末に売った資金も見込んでいた。
2006年に約6000万のアパートを銀行の投資ローン借りて頭金800万出して投資物件として購入した。
金利2.4%の3年固定30年でローン組んだが最初はデベロッパーのサブリース(借り上げ)があったので利回り約9%でいい調子だったが途中で計画倒産された。
もちろん計画倒産などと発表しなかったが物件を販売していた親会社の営業にサブリース物件の入居率を聞いていたら50-60%のところが多いと聞いていたので間違いないだろう。
入居率も分かっているのにその後もバンバン建設、販売を続けていた。
これでサブリース運営をする子会社が儲かると思っている経営者はいないはずだ。
親会社が販売して子会社がサブリースをするパターンは同じ目にあう可能性があるのでご注意を。
そこから赤字転落でいつか処分しようと、安定して収入はあるものの放って置いたらケツの毛まで抜かれる年貢が高いと業界でも有名なミニミニ様に任せて売却の機を伺っていた。
ミニミニ様はピンハネ高い分安全な店子を確実に入居させるので安くなるけれど安定した収入はあるので助かっていたんだけど。。
リオオリンピックも終わり、東京オリンピックが見えてきたので売りに出したらあっという間に売れた。
どのくらいあっという間かといえば1日。
結果は800万投資がインカムゲインとキャピタルゲインで税金抜いて1600万になっていた。これを込みで5500万の貯蓄となった。
もう少し保有していてもよさそうだが、不動産投資以外に利回り高い投資が出てくると一気に冷え込む可能性もある。
今回取引した相手が専門家で銀行の不動産投資に対する貸し渋りがちょうど今月あたりから始まったと聞いたのでいいタイミングだった。
それに東京オリンピックの3年前あたりがピークでそこから下がりそうだと予測しているのでババ抜きには乗らずに早めに処分した。
今回は真面目にインカムゲインを狙った投資だったが、過去にはキャピタルゲイン狙って競売物件買ってリフォームして売ろうとしたもの全然売れず大損した事もある。
居座り屋も入っていて不動産からヤクザ使って追い出してもらうとか、まさに宮部みゆきの「理由」が流行った頃にそれを地でやっていた。
他にも人気マンションの転売もやった事があるがことごとく失敗しており、最後には預けた手付金を不動産屋からスピンアウトして独立したやつに持ち逃げされた経験もある。
株だって一時は数千万のキャピタルゲイン出していたがホリエモンのあの事件でライブドアは保有していなくても新興株大量に抱えて一緒に倒れた事もある。
投資は総合すれば大損でやっていなけりゃもう少し貯蓄出来たが色々な経験が今の自分を形成してると考えれば安い授業料だった。
この経験を活かして資産のポートフォリオを組みたいのだが、いかんせん買える商品がなさすぎで当面タンス預金が一番安全な気がする。