以前どこかで書いたように退職後の資産のポートフォリオを考えたい。
資産として考えられるもの
1.紙幣、預金
いわずとしれた国が発行している銀行券。
メリット:お金なのでそのまま使用ができる。タンス預金なら国に把握されない。
リスク:物価上昇、口座に入ってる場合国に把握されやすい。
2.金
メリット:価値がなくなる可能性が少ない、現物なので国に把握されにくい。金融危機などに強い。
リスク:経済が安定すると下がる。インカムゲインはないので投資ではなくリスクヘッジに近い。
3.株、ファンド、REIT、FX
メリット:短期間でキャピタルゲインを得られる可能性あり。物価上昇にある程度連動。完全連動しているファンドもある。
デメリット:軽い金融問題が発生するだけで大きく目減りする。定期的に分析していないと損が発生する。
4.不動産
メリット:今や投資はこれ1択の感がある。いい物件なら利回りが他の商品を圧倒する。株などのように紙切れになることがない。
リスク:先を見れば少子化、直近でオリンピック不動産バブル崩壊、地震、地盤沈下、店子の家賃未払い、銀行貸し渋りなど
5.年金保険(各種保険業者)
メリット:保険屋の設定した年数以上積み立てれば元本保証の商品の中で金利最強。
リスク:満期以前の解約だと元本割れ。保険会社倒産。
6.価値のある製品、骨董品、絵画など
メリット:資産価値がわかりにくいものなら保管に困らない。専門領域で目利きができれば短期間の転売でキャピタルゲインもある。所有している満足感。
デメリット:取引人口の上下で価値が大きく変動する。ものによっては二束三文になる場合も。
意外なところで投資に向いてそうなのがトレーディングカードゲームのカード。パソコンでRPGなどができる前からボードゲームやカードゲームはあったのだが日本ではさほど流行らなかった。それが遊戯王の登場でカードゲームがかなり盛んになっている。世界的にはマジックザギャザリング(MTG)で日本では遊戯王。例えばMTGの高値取引安定しているのはブラックロータスというカード。
製造時期によって取引価格も変化しているのだが高値のものだと数十万円する。何がいいかといえばグラム単価が紙幣や金より高いので保管が楽で、空き巣に入られてもまず価値がわからず盗難の可能性も低くなる。一方トレーディングカードやっていないと価値の判断も難しい点もある。それに中期的な投資としてはいいのだが5年、10年と人気が維持されるかといえばわからないし数十万で購入したカードが二束三文になる可能性もある。欲しがる人が世の中にどの程度いるかによって相場が変わる。また流通数が極端に少ないものの現金化も難しい。
結局この手の投資は金が余っている人の道楽になる。
さてこの中でどのようにポートフォリオを組むかだがタイである程度生活するのであればこんな感じになる。
タイ通貨 100万バーツ(300万円)
タイのリタイアメントビザを取るために80万バーツはタイの銀行口座に必要になるし年間で一定期間住むための生活費としても必要になる。減っていくので日本円を定期的にバーツに替える必要がある。
不動産 タイのコンドミニアム 4000万円
投資用に2軒自分用に1軒欲しいところ。タイの不動産利回りは低めで5〜6%。ただ日本も最近は不動産の人気が上がって大差ないのと、先を考えた場合日本は少子化なので不動産価値が上がりにくく、少し景気が下降気味だがタイはまだまだ伸び代もありバンコクなど都会の不動産は上がると予想している。
3000万を投資用に、1000万を4ヶ月の棲み家とそれ以外の期間は投資用にと考えている。150万円のインカムゲインは見込めるので年金収入分は補填できそうだ。日本での借地権付きマンションのようなものなので売り時が大切。70%程度回収したところで景気を見ながら売ってしまうのがよさげだ。
株 1000万円
ただし投資は2017年後半から。一旦大きく下げるといっている同僚のことばを信じている。インフラが資産株としていいと思ったが東電がやばい状況なので日経平均に連動するファンドでもいいか。
日本円 2000万円
不動産収入があったとしても生活費としては足りないので日本円は必要になる。
金 1000万円
有事の際の金だが買うタイミングが難しい。100gのインゴットを定期的に買っていこうと考えているのだが、手数料がかからないのが日本マテリアル。ここで100gあるかと聞いたら現在すべて取り寄せらしい。値は予約したその日の相場か当日相場になるらしくその日の相場で当日の相場が安いと損した気分になり当日高騰しているとこれまた損した気分になって手が出せない(笑
長期的に見れば関係ないのだがやはり目先の損得は重要だ。
こんな感じでポートフォリオを考えている。タイに行かないケースはまた次の機会にて。