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老後も働くしかないが、仕事を続けるための5つの秘訣



出典 老後の生活資金「不安」は貯蓄900万円以上でも7割超

アンケートで老後は夫婦で24〜26万円必要と考えているようだ。

80歳の親ががんで倒れ口座を預かったので老後の実際の収入と支出がおおよそわかった。

収入は年金が月18万円、預金は1年がん治療してなくなる程度しか残っていない。

通帳から判明した支出

項目 費用
家賃、駐車場 39000
アフラック 8160
電話 5110
カード引き落とし 14000
ガス 3613
電気 4676
ソフトバンク 7155
NHK 4460
第一生命 15150
合計 101324

水道費がどこで引き落とされているかよくわからなかった。

固定費は安いので年金だけで暮らしていそうに見える。

しかし他に住民税、自動車税、自動車保険を支払っているはずで食費、ガソリン代などの交通費にて毎月10万か20万のATMで引き出しがある。

合計して年間150万円なので固定費と足して月割すると月23万円の支出で毎月5万円の赤字になる。

この世代は見栄っ張りなのでおごる習慣がある。

実家に戻ると高い寿司屋とかで全額払ってしまい、出すと言っても聞かないのであちこちでそんな事をしていると思うとゾッとした。

親の場合見栄っ張りで浪費家なのを加味して夫婦で23〜26万円必要というのは今の老後世代としては妥当だろう。

ただ、自分より下の世代は一般的に堅実なのでそれほど悲観する事もない。

支出を見てわかったのが持ち家で管理費と積立金が2万円のところなら物価上昇がないと仮定すれば月18万円以下で生活できると確信した。

大してネットを使わない親にとってソフトバンクの料金は老人価格で高すぎだし生命保険は80歳で満了だったが最初から加入していなければいいし、任意保険も等級上がってしまった兄弟の保険を肩代わりしてるらしいのでそんなの負担しなければもっと安くなる。がん保険も若くして加入していれば半値以下でいい。

それに人におごる癖をやめれば月5万程度は余裕で抑えられる。

持ち家の増加分としては固定資産税が別途かかるので大きな家は買わないほうがよさそうだ。

一方年金受給額は年々順調に減っていくだろうから35歳で30年後夫婦で厚生年金受給額が14万円程度とかなり低めに設定しておいた方がいいだろう。

18万の支出なら4万円赤字で、年金支給が始まる70歳(まず65ではない)まで働けば960万円の貯蓄で何とかなる。

もちろん健康である事も条件だ。

出典 上記と同じ

30〜50代は現実的で老後も働くのが1位となっている。

しかし以前記事にした通り管理職はもちろん単純労働は人工知能に取って代わられる可能性が高い。

グーグルの自動運転とか最近精度が高くなった翻訳機能とかレジ打ちだってセルフサービスのように自分ひとりで全てやって店員は監視しているだけの店舗すら出てきている。

だから単純作業で残っている業種は人間の器用さが必要な仕事か人工知能やロボットよりコスパが高い(賃金が安い)かのどちらかだと想像できる。

そこでまず考えなければいけないのは、

会社の関連や派遣社員として働き口がないかということ。

その会社で管理職以外で生き残ってきたのなら何かしらその会社に必要なスキルがあるはず。

給与が安くなろうがバイト給与に近くても60歳超えてバイトして孫のような20代の店長やリーダに怒鳴られるのは辛いのでプライド捨ててこれまでやってきた仕事の延長が出来るのがベスト。

そのためには管理職や営業職ではなく、技術や企画分野がいい。
しかし大手の営業職や営業管理職に限れば関連会社は人脈からそれなりのポストを見つけるのも難しくないだろう。

事務職でも経理や購買はノウハウいるのでまだいいが総務とか業務とかいわゆる雑用のような仕事は定年後どころかその前に消えてなくなりそうだし勤めている会社ではすでに消えた。

人事だって採用は人工知能でなんとかなりそうだし教育のビジネス系は外部委託になっていく企業も増える。

生き残れる職に早めに配置転換希望するのも老後対策だ。

企業形態そのものが60歳を超えて働くのが厳しい場合は手に職がいる。

手に職といって、履歴書に書く「資格」はわかりやすい目安だが例えば宅建や中小企業診断士とか取得してもこれまで一切資格に関連する業務経験がない人材を資格から欲しい企業があるものだろうか。

過去の業績の付加価値として評価されるかもしれないがその程度なので自身の業務内容にフィットした資格を取得が大切だ。

何年か前に転職できないかとリクルートに登録してどんな職が見つかるか調べてみたが担当者の人に「あなたはなにができますか?」と何度も問われながら履歴書を作ってみると自分の能力が会社に依存しないスキルがいかに少ないかと愕然とした記憶がある。

それでも候補の企業をいくつか見つけてくれたところで現業が立て込んできて転職は辞めたのだが、自分のその時点の価値を知ることが出来たので転職サイトに登録してみるのは勉強になる。

もし本当にいい会社が見つかれば転職してしまおう

あとはコミュニケーション能力、これはどんな業務にも共通して必要

話すのは上手い人が高いと思われがちだが聞いて理解して正しいリアクションが出来るのが重要。

低い人は特殊な業種以外に潰しが効かない。

あと歳を取ると視野が狭くなっていくので色々なジャンルの書籍を読んだり色々な世代の人と対等に話をして見識を広げるのも大切である。

決まったジャンルのブログを趣味にして調べているだけでもそのエリアの知識はついていく。

今の仕事を「必死に漫然と」こなしているのではなく先を見据えて今何をしておけば、老後でなくとも5年後、10年後どのようになっているかを考え続けていくべきだ。

まとめ

  1. 現在の仕事の延長を考える
  2. キャリアに合った資格取得
  3. 現役で転職サイトなどで今の実力を把握
  4. コミュニケーション能力アップ
  5. 書籍やコミュニティで視野を広げる

天命追求型の気ままなアドバイスでした

Categories: 退職準備
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