アップルジャパンが60歳定年制度を2016/7/1付で廃止した。
一見素晴らしい制度だが、定年がないということは一方で60歳よりも前に辞めてもらう人も増える。
会社から見れば優秀な技術者であれば何年でも働いて欲しい一方で大して成果が上がらならない社員は30でも40でも辞めてもらうことになる。
定年がないから早期退職制度すらない世界だ。
成果主義が加速する。
外資だからそのあたりは国内企業よりメリハリがはっきりしてるだろう。
そういえばまもなく70で未だ現役バリバリの技術者の方が周りにいる。
現役には持っていない知識と経験があるので周りがいくら頑張っても追いつけない。
会社は辞めていて派遣で働いているが、元の会社から必要とされているので単価は言い値で年収は現役の自分で負けている。
ざっと暗算しても定年退職後に1億数千万稼いでいることになる。
そう考えるとすごい。
役職定年なんか設けているところだと年収半値がいいところで下手すりゃシニア契約社員で新人以下の給与にされるところだってある。
とっくに年金受給できるのに年収多すぎて貰っていない。
自分のようにあと何年で年金が出るからいくらあればいいかと必死に計算している人間の真逆(笑
国や自治体から表彰してあげて欲しいくらいだ。
アップルもこんな人を雇い続けたいのだろう。
しかし定年がなければ年俸なり給与賞与が上昇し続けてしまうのでそんな人が増えていくと会社のコストを圧迫して若者に回らなかったり社内給与格差も激しくなっていく。
それでも会社のバリエーションが広がるので他の企業でも是非取り入れて欲しい。
全部がそうなっちゃうと大変だけどね。