late onset hypogonadism (LOH症候群、加齢性腺機能低下症)これが自分の持病の名前。
難しい病名だがわかりやすくいえば若年性男性更年期障害だろうか。
テストステロンという男性ホルモンが通常より減ってしまい様々な症状を引き起こす。
女性の更年期障害よりも重篤な症状を起こすこともあり一般的に知られていないことから病院を転々とするホスピタルショッピングの可能性が高くなる。
2009年に発症してかれこれ8年目。(に書いている)
LOH研究してる下手な医者よりこの病気と長い間付き合っている。
症状は主に女性の更年期障害に似ており様々な症状が出てくるが特に厄介なのがうつ病。
自分も症状がひどい時は危なかったのだが医者が軽い抗うつ剤も予防に出してくれていたのでなんとか抑え込んだ。
実際に大変だったのは自律神経失調症の症状でめまいと血圧の変動。
それと不安にするのが体調が悪くなると聴こえてくる耳鳴り。
調子が悪いと一日中うずくまっていた。
発症時は通常100前後の血圧が180まで跳ね上がり横になっていても動悸が止まらず頭に血が登ってヤバイと思って救急車呼んだ。
そこから原因究明に4ヶ月かかり会社を辞める寸前までいっていた。
当時厳格な上司が休み休みでもいいから会社に来てくれ、おまえは必要だから辞めるなといってくれたのは今でも感謝している。
かんたんにリストラするブラックな会社でも必要な人材は守るべきと教わった。(自分でいうなw)
発病して精密検査しても原因がわからずネット検索しても当時は情報がすくなったので中々判断がつかなかったものの2ヶ月経過して症状を調べていくうちに男性更年期障害を疑うようになってきた。
しかしホームドクターがそれを否定した。若すぎると。
自律神経の乱れだからと医師は呼吸法とかヨガとかを勧めてくる。
試してみるが何の効果も現れない。
効かないとわかると精神安定剤をいくつか組み合わせて出してくれた。
無論効かない。
それどころか悪化する一方。
アドバイスをもらって漢方薬にも手を出したが一週間や二週間では全く効果はなかった。
はしもと病とかバセドー病や膠原病などの検査はするもののテストステロン検査には至らない。
歩くのも辛く階段が登れない状態で普通の生活がおくれなかったので3ヶ月目で「頼むから遊離テストステロンを調べてほしい」と依頼して出てきた数値が4pg/ml。
そこでも医者は低めだが正常値の範囲という。
正常値を先にネットで調べていたので明らかに低いと判断し泌尿器科学会で男性更年期障害の分野で活躍されていた先生のいる病院に駆け込んだ。
ひとこと目がこれはかなり低いね、検査しようということでその病院で再検査しすぐにエナルモンデポー注射(テストステロン補充治療)を開始して2ヶ月で症状が落ち着いた。
ただしすぐに効果があったわけではなく徐々に徐々に症状が緩和されていった。
その間にも大学病院にの総合内科に通い相談して自律神経に効果のある安定剤をもらい対処療法をしていた。
そして発症から半年で安定し、約1年で投薬はやめて注射だけで激しい運動さえしなければ普通に過ごせるようになった。
テストステロンは骨や筋肉を作るために必要だったり性機能をつかさどり動脈硬化や皮下脂肪がつくのを防止したりする大切なホルモン。
これが減少するとやる気がなくなり前述の通り鬱になったり自律神経がおかしくなったりEDになったり脳に影響を与えたりすると考えられている。
以前記事にした突発性のあがり症も交感神経の調整機能が狂い出てきたものでこの病気の前兆ではなかったかと推測している。
発症の一年前に起き始めていた耳鳴りも何か影響がありそう。
そしてこの病気寿命にも影響を与える。
ググればその手の記事も多い。
かれこれ7年間同じ治療をしている。
数年で安定する人もいるようだが自分の場合はやめると再発するので続けている。
多血症が現れたのでhcg注射に切り替えた。
前者はホルモン補充で後者は体内の製造を増やす治療のため後者は長期間の治療には向いていないと考えている。
だから長くても2年でこの治療をやめて移住と同時に補充治療に戻るため別のこの病気に強い先生を探す予定。
もちろん多血症をコントロールしながら治療が必要。
半分海外移住なのでエナルモンデポーを使える医者がいるか難しいところだが、現在の移住先予定はタイでレディボーイの聖地でもあるので女性ホルモン注射はお手の物なので男性ホルモン補充治療もそれなりに出来るのではないかと推測している。
これは移住前に一か月住んでみて病院に行って確認しようと考えている。
自分の病気は医者に任せるだけではなくて今の時代ネットで大抵のことは調べられるので医者が原因見つけられなきゃ自分から能動的に調べて探してその専門家に調べてもらう位でないと治るものも治らないこともあるというおはなし。
実はこの病気にかかった理由だと思えることにも心当たりはある。
それはまた別のはなし。→ 原因と考えられること