退職後の残り10年の年金支払いを考える

押し入れを漁っていたら年金手帳が出てきた。

封筒に入れたまま出したことがなかったので初めて見た。

相変わらずなんでも出てくる押し入れだ。

中身は厚生年金保険番号が記入されている。

退職したらこれを持っていって国民年金番号を付与してもらうことになりそうだ。

年金手帳が出てきたところで今後の年金の支払いと支給について考えてみた。

年金は案外まとも
厚生年金、国民年金がボッタクリというイメージがあったのだが今回親が癌になった機会に調べてみると案外いいシステムだと気がついた。 もちろ...

現在の年金は過去の記事の通り老齢基礎年金で56万円、老齢厚生年金で122万円支給され合計178万円となっている。

会社を辞めて次の会社に入社しなければ厚生年金の支払いがなくなるので老齢基礎年金に国民年金分だけが積み立てられていく。

そこで国民年金を残り10年間でどのように支払うとお得かを算出する。

前年度の所得に対する年金免除条件

年金支給表

表作成の参考 日本年金機構

表の見方は所得57万円以下の場合、全額免除を受けられて、満額支給の半分支給される。

ありえないとは思うが40年間の満額支給は780100円なのでずっと病気で働けず無職で親の財産で生活しており役所で全額免除を受けていれば65歳から年39万円支給される計算になる。

所得が約140万円以下であれば半額免除になる。

この場合は支給額は6/8なので、40年間支払った後の年金支給額は780100x6/8で年58.5万円となる。

自分の場合、今年辞めると昨年の所得が高いので免除することはできない。

退職後から国民年金に加入して月16900円支払うことになる。

ルールなので仕方がない。

早くて今年の3月末に退職できるとして今年の所得はざっくり275万円。

1/4免除の所得の条件にかかるか微妙なところなので来年も全額支払うことになりそうだ。

残り8年間は基本無職の予定なので全額支払う、一部免除してもらう、全額免除してもらうのうちいずれかを役所で相談して決める必要がある。

無職、失業中、病気持ちで診断書提出も可能なので全額免除でも半額免除でも1/4免除、免除なしでも役所で相談すればどれにでも決められるはずだ。

そこで残り10年間の年金の支出と収入の計算をしてみる。

毎度だが65歳から85歳まで生きて20年間支給され、2017年4月より無職になり1年9か月間国民年金を16900円支払う前提。

現時点の基礎年金支給額が56万円で、満額が78万円なので60歳まで全額支払って年22万円支給額が増加する。

他は2年間全額支払って8年間は免除分の割合で支払うので比率計算して20を掛けて算出した。

年金免除計算

比較のため75歳で亡くなる10年間の年金収入も算出した。

年金免除計算10年

差額を見る限り65歳から20年生きる設定だと免除なしで全額支払った方が少しお得になる。

10年間だと全額免除が大変お得になっている。

全額免除と免除なしは20年あたりが損益分岐点でそれ以上生きる可能性は低いので退職後3年目は全額免除の方向で進めよう。

国民年金はもう少しお得感を出さないと加入者が減っていくと思うがいかがなものだろう。


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