これからLCCに乗る機会が増える。
LCCは機内持ち込み以外の受託手荷物が有償の場合が多い。
機内持ち込み手荷物は各空港会社でサイズと重さが決まっている。
それを超えると有無をいわさず受託手荷物になる。
会社毎のサイズや重さをまとめたサイトがあるのでこちらを参考にしよう。
先日、手荷物の重さを計るためバネばかりを購入した。
そして持ち込むバッグを検討して実際に購入した。
スーツケース、ボストンバック、バックパックのいずれかになる。
しかし7kg以上のボストンバックを持ち歩くと手がちぎれそうになる。
スーツケースはこのサイズで探しても自重2~3kgにはなる。
すると7kg制限だと荷物は4kg程度しかパッキングできない。
従って消去法でバックパックをLCCの手荷物に選択した。
キャリーとバックパックの両方の機能を持つカバンもあったがやはり自重2kgを超えるのは辛いのでバックパックかバックパックと手持ちの2Wayか肩掛けの3Wayとした。
ポイントとしてはノーブランドではなく40リットル以上で自重は1kg前後を基準としLCCの制限に収まりそうなサイズでスーツケースのようにパカっと開けて荷物を入れられること。
国内であまり紹介されておらず英語圏で人気なのも集めてみた。
商品名 | 価格 | 高さ | 幅 | マチ | 重さ(Kg) | 容量 (L) | メイン 素材 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
OSPREY FARPOINT 40 | 1万円~ | 53.3 | 35.5 | 22.8 | 1.43 | 40 | 210D |
METZ CABIN BACKPACK> | 36$~ | 55 | 40 | 20 | 0.66 | 44 | 600D |
Top Power 8006 | 293$~ | 50.8 | 35.5 | 19.8 | 1.27 | 35 | |
TLS Mother Lode Weekender Convertible | 3万円~ | 54.6 | 35.5 | 13.9 | 1.67 | 840D & 900D | |
Timbuk2 Uptown Travel Backpack | 119$~ | 49.5 | 28.4 | 16.5 | 1.17 | 400D | |
Alchemy Equipment Carry On Black Wax AEL008 | 4.3万円~ | 55 | 35 | 25 | 1.5 | 45 | |
CABIN ZERO 26 CLASSIC 44L | 0.7万円~ | 55 | 40 | 20 | 0.73 | 44 | |
CABIN ZERO 09 MILITARY STYLE 44L | 1.1万円~ | 55 | 40 | 17 | 0.99 | 44 | |
HT バックパック | 1万円~ | 55 | 34 | 22 | 1.15 | 41 | 420D |
グレゴリー バックパック コンパス40 | 1.8万円~ | 55 | 32 | 25 | 0.963 | 40 | |
Bach Travelstar 40 | 2万円~ | 52 | 29 | 16 | 1.85 | 40 | 1000D |
ハインズ・イーグル | 7千円~ | 51 | 35 | 25 | 1.1 | 40 | ポリエステル |
2017/9/17追加
国内ではあまりメジャーではなさそうだが英語圏では高い評価がある。
価格も1万〜2万円で販売されておりリーズナブル。(価格が徐々に上がっている)
1.43kgと少し重め。
フォルムはスタイリッシュ。
サイドではなく表面に小物とペットボトルが入るポケットあり。
メインは完全にパカっと開くタイプではなく2/3開く。
メインジッパーは鍵を用意すればロック可能。
横と上にキャリーハンドル、ショルダーストラップがあるので3Wayで使える。
バックパックにした場合のショルダーはしっかり作られておりウエストベルトも装備されている。
今回紹介したバックパックの中では最軽量、最安値。
44リットルと容量も最大級。
素材はナイロン600Dと悪くない。
スクエアで4/5程度開くのでスーツケースのように荷物をパッキング出来そう。
フォルムはあまりかっこよくはない。
サイドポケットは見た目通りなし。
横のベルトは圧縮ストラップ。
荷物を絞って形を安定させる。
このバッグ英語圏では人気があるがあまりに安すぎるので縫製とかが気になる。
それでも40-50ドルで買えるなら1シーズンで使い捨てもあり。
ただ国内で入手しようと思うとamazon.comで配送料やデポジット取られて80ドル程度になる。
日本の特約店や並行輸入で50-60ドルで売る業者があると助かる。
これも英語圏で評価の高いバックパック。
あまり情報がないので詳細なスペックはわからない。
価格は3万円以上と高め。価格もこなれてきた。
大抵この手のLCC持ち込みカバンは中の機能が最小限になっている場合が多いが、フロントポケットを開くとミニバックが3つ装備されていて小物の仕分けはしやすそう。
その割には重さも1.27kgと軽い。
普通のリュックサックのフォルム。
わかりにくいがサイドポケットは装備されている。
軽い理由は他のカバンに比べ容量が小さめなので40リットル以上パンパンに入れたい人には物足りないかもしれない。
国内での入手が出来るかは不明。
価格は2〜3万円と高い。
高いだけあって素材は良さそう。
スーツケースと同じようにフルオープンで開くので荷物のパッキングはしやすい。
フロントのポケットとはセパレートされており2層構造。
フロントポケットの仕切りは多く小物を仕分けできる。
圧縮ストラップあり。
フォルムはビジネスリュックサック。
サイドポケットなし。
素材は他と同じナイロンだがしっかりした作りなので重量級で1.67kgある。
サイズはマチは奥の1層で測っているようでパンパンに入れると実測20cmは余裕でありそう。
このブランドのebagsは日本への配送も開始したので1.5万円程で買えるようだ。
日本のアマゾンで販売している並行輸入業者3万とかぼりすぎ
アマゾンも結構安くなっている。
容量の表記はないが見た目35リットルと小さめだがこれも英語圏で人気のようなので載せた。
この中ではミッドレンジの価格帯。
メインは2/3程度開くタイプ。
サイドポケットあり。
背中側も開くようになっていてPCが入れられる。
旅行でPCを取り出したいときに便利。
重さも軽くもなく重くもなく優等生的なバックパックという感じか。
このバックパックもebagsで1.5万円程で買えるようだ。
今回の商品の中では4万円以上と最高級品。
これを背負っているとかっこいいかも。
写真でお分かりの通り生地のファブリックに特徴がある。
ただ汚れが目立ちそうでもある。
3Wayで使用できる。
IATA(国際航空運送協会)の手荷物制限に適合するように設計されている。
1.5kgなので見た目通り重め。
マチが今回の中では最大で容量も45リットルと最大。
メイン収納はフルオープン。
価格に応じた質感はあるので、見た目重視の人にはいいかも。
英国メーカーらしいがなぜか米国アマゾンでは販売していない。
日本ではLCC手荷物御用達バックパックの代名詞といってもいい。
価格と重さはMetz Cabinに次いでいる。
実際に持ってみたが0.73kgは本当に軽い。
それで44リットルと容量は最大級。
ジッパーはYKK製で開閉はスムーズ。
フロントポケットは縦に1、サイドポケットはない。
圧縮ストラップあり。
とにかくシンプル。
メインは3/4で全開にはならないがスクエアなのでパッキングがしやすい。
ただカーキー色とかでパンパンに詰めて歩いていると幅広なので行商人のおばさんに間違えられそうでかっこいいとはいえない。
7000-9000円で買えるので国内ではコスパ最強。
キャビンゼロ 26 Classicと同じ容量で基本構造は一緒だが少し重くなっている。
持ち比べるとはっきりわかった。
そして縫製を見ると明らかに26よりこちらの方がいいし頑丈に作ってある。
特にショルダーや取っ手の縫い目は違う会社が作ったのかというほどこちらがいい。
26 Classicとミリタリーでは200gと4000円の違い分の品質がよくなっている。
ただ26 Classicでも10年保証と書かれているので普通に旅行するなら充分なのかもしれない。
ソロツーリストというメーカーがブランドなのかわからないがハンズで1万円で売っていたので載せた。
実物をみたが写真以上に薄い素材を使っている。
そしてテフロン加工でゴワゴワしていた。
その代わりアルミフレームを入れて型くずれしないようにしている。
メインはスーツケース同様にフルオープン。
圧縮ストラップあり。
サイドポケットはなし。
ジッパーはYKK製で開閉は普通だった。
ウエストベルト装備。
キャビンゼロよりは縦長のフォルムなので行商人に間違われることはなさそう。
評価が少ないのでわからないが案外優秀なバックパックかもしれない。
言わずと知れたバックパックメーカーのグレゴリーの40リットルバックパック。
メイン収納はスーツケースのように開く。
1kg切っている。
背中側にもジッパーが縦にありメインにアクセスできる。
収納ポケットがトップにある。
圧縮ストラップあり。
サイドポケットはない。
2万円程するがグレゴリーだし迷ったらこれでよさそう。
バッハの40リットルバックパック。
価格は2万円以上で少しお高め
1.85kgあり最重量級。
キャビンゼロと持ち比べたが何か入ってるのか?と思うほど重い。
この辺りの重さだとキャリー付きバックパックが選べてしまう。
一方、普通のバックパックのように作りましたという感じなので剛性は素晴らしい。
実際に背面パッドにはアルミフレームが採用されている。
10kg制限のLCCならこれに詰め込んで旅行もあり。
しっかりした作りなので背負っていても安定感があるはず。
ただ7kgや5kg制限だと重さがあるので少し厳しいか。
もちろんスーツケースのようにフルオープンできる。
ポケットも多いし、サイドポケットもある。
だが重い。
背負えて縦にも横にも持てる3Wayバッグ。
知らないメーカーだが同メーカーの他の商品の評価はいいしこの商品も評価がいい。
フロントに2つポケットがあり手前の小さいのが片開で大きい方がフルオープンになっている。
サイドポケットもありメインはフルオープンになっている。
圧縮ストラップもついている。
それで7千円以下とコスパがいい製品だ。
40リットル、1.1kgでカラーバリエーションも多くこれだけの内容で有名ブランドだったら1万円でも買えないだろう。
安いバックバックパックを選ぶなら耐久性でキャビンゼロ、機能的にはこのハインズ・イーグルがよさそうだ。
どれがベストなのかなんて人それぞれ価値観が違うのでわからん。
かっこいい、軽い、ポケットが多い、剛性が欲しい、容量が大きい、フルオープンがいいかによって選択が変わる。
かっこよさだって人それぞれ。
ひとついえることはLCCに乗って受託手荷物料金浮かせようとしている人が4万円以上するバックパックは買わない。
1〜2万円が相場だろう。
財布と相談して納得できるのを買えばいい。
これ以外にもLCC手荷物サイズのバックパックはある。
もしかしたら数千円のノーブランドの40リットルバックパックの中にもいい製品が見つかるかもしれない。
自分はキャビンゼロ ミリタリーのキャパと縫製が価格の割に素晴らしかったので買おうと思ったが 店に黒がなかったのでキャビンゼロ CLASSICを買った。