国民年金と共に月400円納め続けると支給開始から2年で元が取れてしまう国民年金付加保険料(付加年金)というのをご存じだろうか?
通常の年金支払い期間にあわせ毎月400円を追加して支払うと年金支給に追加して付加年金も支給されるというもの。
ただし第1号被保険者で20歳以上60歳未満の自営業者、農業・漁業者、学生および無職の方のみが対象で厚生年金対象者や第2,3号被保険者は加入できない。
第1号被保険者にとって老齢年金だけだと老後の生活が厳しいだろうと付加されている年金制度。
だから会社勤めには無関係。
それでも早期退職や脱サラ(死語か?)して自営業に転換した人にはとてもいい制度だ。
実際どれくらいお得なのかを表にまとめた。
国民年金(老齢年金)同様40年間の支払いが前提だが厚生年金から移る場合を考慮して22歳、30歳、40歳、50歳から支払い開始して60歳まで支払った場合の収支を算出した。
支払い総額に対してそれを70歳、75歳、80歳、85歳まで支給されるとどの程度プラスになるか。
支払い総額を2で割って年額で支払われるので67歳で元が取れる。
そこからはプラス。
22歳から支払えば80歳で死亡しても1185600円プラスで50歳から10年間支払っても80歳で312000円プラスになる。
生活費の足しになるか微妙ではあるが67歳から10年長生きすれば支払いの5倍返しで20年生きれば10倍返しと年金本体に比べるとかなりお得な制度だ。
受給資格も年金と同じなので10年以上(平成29年8月以降)の加入が必要になる。
第1号被保険者で年金を支払うなら必ず400円を付加したいところだ。