約3週間前にPET-CTがんドックを受診した。
その結果が郵送されてきた。
CTは被曝量が多いと文句タラタラだったが結果は以前受診した脳ドックよりもしっかり診断してくれている。
送られてきたのは5点。
- 医師の所見
- PT画像の印刷
- CTにPTをマージした画像の印刷
- 画像データが入ったDVD
- 別の検診の広告
印刷物は「PET-CTを撮った」という証。
かかりつけの病院などで何かあったときに必要なのはDVDだ。
PT画像
所見の内容は下記の通り。
- 明らかな悪性病変はなかった
- 脳、咽頭、唾液腺、心筋、肝臓、腸管、腎臓、膀胱、精巣に薬剤の集積があった
- 右上顎に薬剤集積あり、虫歯・歯槽膿漏の可能性あり
- 左肺上葉に5mm以下の肺結節あり、良性と考えれるが年1回の要検診
- 左肺野に石灰化、両肺末梢に古い炎症あり、心配なし
- 回腸末端に軽度の浮腫状壁肥厚がある、腸炎の可能性あり
- 肝臓、胆道系、脾臓、腎臓、前立腺、リンパ節に異常所見は見つからず
- 胃癌、肝臓癌、尿路系癌、微小癌はわからないので要別の検査
そう!知りたかったのはこのような情報だ。
以前受診した脳ドックのように全て問題無しではなく怪しいものを列挙してくれているのが信頼できる。
大体この年齢で何も問題無しなんてあり得ない。
ただ人によるのかな。
大した事がない症状なら知らされない方が不安にならなくていい人もいるだろう。
自分の場合は体で起きている事は知りたい。
右上の親知らずを治療の途中で放置しているので右上顎の薬剤集積はこれを示している。
肺炎はこれまでやったことがないが石灰化や炎症は小児ぜんそくの跡だと思われる。
腸炎はここ最近症状があるので間違いない。
肝臓はおそらく小さな病変だと診断診断しようがないだろうが今後γGTPなどの血液検査である程度はわかるし病巣より転移で見つかるケースが多いので見つかった頃は手遅れだ。
脾臓、胆道、前立腺がんを否定してくれたのは助かる。
特に脾臓、胆道あたりは普通の検診では見つけにくい。
気になるのは左肺上葉の肺結節と回腸の浮腫状壁肥厚。
肺はタバコを吸っていない親父が今年肺腺癌で亡くなっているので特に気になる。
そういえば中村獅童もタバコを吸わず肺腺癌になっている。
診断した医師はCTを毎年受けろと記載しているが被曝が嫌なので今後は胸部X線検診でCTで肺結節が見つかっている旨を伝えておけば真剣に診てくれるだろう。
あと回腸末端の炎症も気になっている。
昔MRIで盲腸に糞石があって炎症を起こしているといわれていた。
もしかしたらそれが小腸に広がっているのでは無いだろうか。
確かにたまに盲腸よりも上の方が痛くなることがある。
もう何年も前からで内科にいってもわからず別のMRIの結果で糞石が見つかっている。
この辺りはPET-CTがんドックを受診した病院で詳しく確認すればいいのだが実は受けた病院は東京だった。
なぜ東京まで行ったかといえば50歳だと検査料金が半額だったから。
これで病院が特定できると思うので気になる方は調べて受診してみるといい。
GoogleMapで評価が悪いが検査時の対応や検査結果はとてもよかったので病院が特定できても問題ない。
東京だから気軽に受診するのは難しい。
そのためPETとCTのデータをCDに焼いてくれたのでこれを持って近所の病院に行ってみた。
パソコンにCDを挿入すれば専用のビューアーが立ち上がるのでPET-CTを初めて診る医師でも使えるはずだ。
ホームドクターに期待しているというより情報をインプットしておけば何かあった時の診断がより正確になる。
医師の診立てで肺は大丈夫。
ただやはり定期的にCTを受けた方がいい。
胸部X線だけではわからないという検査した病院と同じ判断だ。
仕方がないので2年に1回は受けることにする。
このがんドックの結果でCT検査は保険適用にしてくれるようだ。
そして回腸末端に大腸カメラやMRIなど他の検査は有効でないが大腸に近いところなので便潜血検査(便中ヘモグロビン)をこまめに受けた方がいいと検査キットをもらった。
回腸検査には小腸カプセル内視鏡検査が使えると思われるがホームドクターのツテでその検査をやっている病院がないのだろう。
またCTから腹部大動脈に2段階目程度のプラーク(全4段階)があることを伝えられたが投薬等の対策はなさそうでこれ以上大きくしないためには食生活改善と運動が必要になる。
現在別の病院でリピトールを処方されているのでLDLを抑えてプラークを悪化させないようにしている。
便潜血検査の結果は陰性だった。
少しヤブでも結果の説明の診察料が要らないという貧乏人の味方の医師なのでホームドクターは中々変えられない。
今回はこの辺で納得して年内の健康診断は終了した。
今年受けた健診はこんなところ。
- 持病の関係で血液検査(保険)
- 肝炎検診(自治体一部補助)
- 健康保険組合健診(保険組合)
- 脳ドック(自費)
- 頸動脈エコー(自費)
- 胃カメラ(保険)
- PET-CTがんドック(自費)
- 便潜血検査(保険)
50歳の節目検査としてこれくらいやっておいても多すぎる事はない。
あと大腸内視鏡検査が残っているがPET-CTと便潜血検査を2回受けているので今年はスルーしよう。
来年は血液検査と胸部X線、大腸内視鏡検査、便潜血検査だけでいいかな。
PET-CTの検査費は高いし被曝は嫌だが体の状態を知っておきたい人は50歳、60歳等の節目に一度受けてみるのもいいかも。