自宅にオーブントースターがなかった。
昔はあったはずなのだが引っ越しなのかどこかのタイミングで失くしてしまった。
じゃあトーストはどうしていたかといえばガスコンロのグリルで焼いている。
ガスグリルの何がいいかといえば
- 余計な器具を置かなくていい
- ガスでも案外トーストがおいしい
- 熱効率が電熱線より高いのでエコ
トースターは高いのでも1万円で安いのになると3千円前後なのでいつでも購入できた。
買わなかった理由の第一はダイニングにシュレッダーを置いてしまったためトースターを置く場所がなかったこと。
シュレッダーは仕事をしていると書類を持ち帰って溜まってしまい廃棄に困ってしまったから当時の奥さんには反対されつつ購入した。
今は使っていないので粗大ごみにして場所を確保してもいいのだがシュレッダーを捨てるのも面倒だった。
エコについて詳しく調査したわけではないが熱効率は電気コンロ50~60%、ガスコンロ60~70%でコストとしても電気の半分近くの料金になる。
ガスグリルは万能オーブンだと考えていた。
一方問題もある。
- 火が付いていることに気がつかないので消し忘れていないか焦るときがある
- 両面焼きはひっくり返す必要があり時間がかかる
- タイマーがないので気を抜くと真っ黒になったり放置して外に出て火災の可能性
- 魚の臭いが移る
- ゴキブリがいると絶好の餌場になり不清潔
グリルは覗き込まないと火が付いているか分からない。
癖で焼け具合を見て火を消す前に取り出すことがある。
そして外出中にグリルの火を消したか不安になることがある。
もちろん消し忘れたことは無いのだが精神的によくない。
ほぼ毎日焼いているパンのひっくり返す動作がコーヒーを沸かして入れるタイミングとぶつかって思った以上に焼けてしまうことがある。
そしてたまにトイレに行ったり他ごとをやっていると真っ黒こげになる。
魚を焼きだすと連日焼く事が多いのでグリル皿とグリル焼き網をいくらきれいに洗っても臭いが残りパンなどに移る。
数日魚を焼かないと臭いが消えるのでそのうち魚を焼かなくなってしまうという本末転倒な状態になる。
もちろん魚などまともな調理に使った場合はゴシゴシグリル皿とグリル焼きを洗うのだがパンを焼いた後に洗うことは無く、次の調理の前に洗っている。
するとグリル皿にパン粉がこびりついている。
自宅はゴキブリがいない家なのでまだ大丈夫だがいたら確実に餌場になってしまい不衛生になる。
そこで置き場所を電子レンジの上にしてオーブントースターの購入を検討した。
電子レンジの上に直接物を置いてはいけないが所有しているレンジは排気口は裏面のみで上方は何もない。
足つきでレンジに対して設置面積が少なければ何とかなるだろうという安易な考えで2年間悩んでいたトースターの購入を決めた。
- 足つき
- 電子レンジの設置面積より小さい
- 出来るだけ小さい方がいい
当初は以前ふるさと納税にもあったバルミューダが欲しかった。
異次元のようにパンがおいしく焼けるらしい。
その代わり価格もトースターとは思えない。
でもサイズが357mm(幅)× 321mm(奥行き)と奥行きが大きすぎて諦めた。
次に中を温めながら外をこんがり仕上げる「遠近赤外線ダブル加熱」機能を備えたコンパクトオーブンパナソニックNB-DT51を購入する気満々だった。
サイズも33.1(幅)×30.5(奥行)cmなのでレンジに何とか収まる。
価格やアマゾンの評価でも絶賛されている。
ポチる寸前で別の高性能トースターで「でも結局パンしか焼かないよ」というコメントを見てしまった。
そう、確かに自分もトースターで何か調理を考えているわけではなかった。
収入が潤沢にあればパンを焼くためだけに一番高いのを購入してもいいが今はそうではない。
そこでとにかく安くて評判のいいものを買うことに変更した。
- 3000円以下
- 上下ヒーターの切り替えがついている
- 出来れば3段階以上のヒーター切り替えが付いている
そして選考された機種がこの4台
アマゾンは何も書いていないが他を圧倒する価格とコメントの数でぶっちぎりの売れ線。
悪い評価は10%で品質関連と5000円以上の機種を買ったつもりでいるクレーマーくらい。
サイズも幅36.0cm×奥行23.6cmと問題ないし2.5kgと軽い。
惜しむらくはヒーターの強さがないが上下の切り替えはあるしこの価格でそこまで望むのは無茶だろう。
あとコイズミといえば学習机のCMを思い出してしまう世代なので違和感がある。
ツインバードのトースターだ。
この会社アイリスオーヤマみたいにいろんなものを作っているイメージがある。
特に記憶にあるのはお風呂テレビ。
当時まともに使えるお風呂テレビを出していたメーカーはここくらいじゃなかったかな。
ビックカメラで実物を見る機会があり持ち上げてみると恐ろしく軽い。
なんと本体重量は2.1kgしかない。
そして高さが18cmしかないのでどこにでも置けそうだ。
860Wと出力控えめだが体積が小さめなので大丈夫なのだろう。
ヒーターは上下で4段階調整がある。
ネガティブコメントは27%あるが小さくて軽いのはいい。
高さがないのでお餅が焼けないというコメントが引っかかった。
もう一台コイズミから。
とにかく見た目がかわいい。
サイズも高さ24.6cm×幅26cm×奥行25.6cmとおそらく通常に買えるトースターの中で最小サイズではないだろうか。
容量が小さいというのは庫室が小さいくヒータが近く温める体積も小さいので節電にもなる。
だからヒーターも800Wと小さめだ。
上下の切り替えもちゃんとついている。
そしてこの機種の目玉は上部で目玉焼きが焼けること。
ただ目玉焼きについては時間がかかると評判があまりよくないのでおまけ程度で考えた方がよさそうだ。
目玉焼きはパンより加熱時間が必要なので時間がかかって当たり前なのだが。。
逆にウィークポイントはその小ささでトースト1枚がギリギリのサイズなのでちょっとしたビザを買ってきて焼くのは諦めないといけない。
そしてメジャーメーカーのタイガーのトースターだ。
タイガー魔法瓶は老舗だけど売上ってどうなのかと調べてみるとまだまだツインバードやコイズミよりは上だった。
昔から知っているメーカー名を聞くと安心する。
サイズも幅31.2×奥行27.1とコンパクトでいい感じ。
ヒーター切り替えも上下プラス3段階と使い勝手がいい。
デザインがジ・オーブントースターという感じで普通過ぎるのが問題くらいか。
選んだのはタイガー オーブン トースター ホワイト やきたて KAK-A100-Wだった。
理由は昔から電熱線を扱っているメーカーであることと無難なサイズで決めた。
コイズミのKOS-1012の評価が高く分母もずぬけているのでこちらでもよかったのだが最後は会社のイメージで決まった。
冷凍食パン普通の食パン、4枚切り、5枚切り、チーズ乗せなど綺麗に焼ける時間を覚えてしまえばあとはタイマーを合わせるだけなので楽になった。
グリルに比べ必ず綺麗に焼けるので味もおいしい。