豊田真由子元議員が最初に話題になった頃はSNSで彼女の擁護派がかなりいた。
当時世論もマスコミも彼女の主張を鵜呑みにして秘書が悪いんだろうという意見が主流を占めていた。
それがICレコーダーの音声が公開されて一転した。
例の「このはげー!」という生音声がテレビで流れて彼女擁護に回る人はコメンテーターを含めて誰もいなくなった。
それほど音声データは包み隠さず真実を語ってしまう。
音声データは世論を一瞬でひっくり返す力を持っていると認識した事件だった。
リストラされそうな人がポケットにICレコーダーを忍ばせると聞いたことがあるがそれも会社に対して有効なのかもしれない。
ビデオカメラも同じだ。
最近は煽り運転の被害を受けた場合の証拠にとドライブレコーダーをつける人が多くなっている。
ドライブレコーダーが売れすぎて販売している会社の株価も騰がってしまった。
先日のUberの自動運転の死亡事故のニュースでとうとうやってしまったかと思われた方も多いだろう。
これで自動運転の実現も遠のいてしまうと自分も思った。
しかし動画は全てを語っていた。
この記事の動画では自動運転のオペレータがよそ見をしていた事実を映像で語っている。
まぎれもない証拠。
しかしおそらく自動運転の実験なのでアメリカの道路で一般的な速度で走っていたはずだ。
果たしてこれ普通に人が運転していて避けられるか?
主観で述べると無理だ。
同じ速度で同じように走っていたら轢いていたことだろう。
ただ人が運転していれば遅くともブレーキはかけるので減速してもしかしたら被害者の方は亡くならくて済んだかもしれない。
日本でこの事象が発生した場合オペレータの業務上過失致死傷罪になるのが妥当だろう。
日本では所有者の責任になるようだ。
もう一つハイビームになっていれば自動運転のカメラも検知出来たかもしれない。
事故発表当初はUberの自動運転まだまだダメだ、という意見が全てだったがこの動画を見た人は車に自転車が突っ込んでいるように見える、とか不可抗力ではないか?という意見も多くなっている。
もちろん自動運転の過失だという意見も依然として多くある。
夜に黒い服は危険だと再認識した意見もあった。
実際の動画を見ると印象は大きく変わる。
いくら口で訴えたって理解されないことが動画なら一瞬で分かる。
今後動画や音声の証拠能力は加工技術向上で弱くなっていく可能性があるが今の技術で事故・事件のリアルな画像を作ることは難しいので証拠として有効な手段になる。
だからマーケットが干からびかけているスマートウォッチにもワンチャンありそうな気がしてきた。
ドライブレコーダーの人間版を作る。
車の記録を取るなら普段の生活を録ったっていい。
腕にはめておいて通常は時計を映しつつICレコーダーとして音声を録り続けている。
何かの動作や体に衝撃が加わったらスマートウォッチの表面の360度カメラで録画が始まる。
もしくはラップ式で起動したら録画し続けていてもいい。
上手くいけば痴漢冤罪の証拠にも使えそうだしひき逃げ事故にあった場合の証拠にも使える。
今の技術なら余裕でしょう。
盗撮に使えないようにするのに苦労しそうだけど売り出したら現在のスマートウォッチより売れるような。
どこかのメーカーさん検討してみてはいかが?