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坂口憲二さんが難病で退社

フジテレビのドラマの平均視聴率は散々たる状態になっている。

フジテレビ 日本テレビ テレビ朝日 TBS
2018年冬 6.4% 7.6% 15.2% 12.4%
2017年秋 6.4% 9.4% 20.9% 12.2%
2017年夏 8.3% 9.6% 11.5% 9.1%
2017年春 7.9% 8.8% 14.1% 11.3%
2017年冬 7.5% 10.2% 9.7% 10.7%

全体的にテレビドラマの視聴率は年々低迷しておりその中でも数字が見込めるのは医療ドラマと相棒などのシリーズ化された刑事ものの一部だけ。

だからフジも手詰まりで続編で何とかしのいでいる。

2017秋ドラマでいまや主役格の山p、ガッキー、戸田恵梨香、比嘉愛未の4名を集めてコードブルー第三シーズンを制作して14.8%をたたき出した。

これに味を占めて必ず医龍の続編である医龍5を作るはずだと心待ちにしていた。

でもその気配はなかった。

レギュラーメンバーにいまどきの俳優・女優をキャスティングしておけば確実に10%超えが期待できるドラマを制作しない理由が分からなかった。

そして坂口憲二さん(42)が特発性大腿骨頭壊死症という特定疾患のため事務所を退社したというニュースが発表されて合点した。

2012/8舞台の稽古中に右の股関節に痛みが出てきた。

2015年春に手術するが納得できる状態まで回復できなかったため芸能活動を休止する事になった。

「手術を受け症状は以前より軽減されましたが、いつまた悪くなるかわからない状態でいざ仕事となった時に自分の力をセーブしながら続けるのも困難だと考えてこのたびの結論に至りました。

皆様には感謝の言葉しかありません。

本当にありがとうございました。」

特発性大腿骨頭壊死症は股関節の大腿骨頭が壊死する病気で患者数は1万1千人。

美空ひばりさんや堀ちえみさんもこの病気にかかっている。

原因は不明だが過度な運動や過度なアルコール摂取が影響する可能性がある。

治療法は、

  1. 人口関節をつける
  2. 肋骨などの骨を移植
  3. 壊死した部分を取り除き再生を待つ(2〜3年)

坂口さんの場合日常生活は出来るが走ることはできない。

彼に会ったことがある人によると足を引きずっていたという話もある。

理学療法士によるともう一度リハビリのメニューをしっかり見直して症状にあったものが実践できればまた復帰も近いと考えられるようだ。

ただ股関節の不自由さの想像はつく。

自分も持病(LOH症候群)でめまいや動悸が突然襲ってくる病気に苦しめられた。

そしてまともに歩くことすら厳しい時期もあった。

いつ動けなくなるかわからない辛さというのは半端ではない。

彼は自分を追い込むタイプに見えるので中途半端な状態で俳優業に臨むのが許せないのだろう。

それでも自分の中で俳優の坂口といえば「健太郎」ではなく「憲二」だ。

池袋ウエストゲートパーク、恋ノチカラ、いつもふたりは好きなドラマだった。

そして代表作の医龍。

続編を心待ちにしていたのだが闘病していたとは知らなかった。

時間がかかってもいいから病気を克服して復活して欲しい。

そして復活一発目はもちろん医龍で。

東映マンガ祭りようなオールキャスト脚本でスタートして欲しい。

局の垣根を超えるならDoctor-Xの大門未知子(米倉涼子)、JIN-仁-の南方仁(大沢たかお)、救命病棟24時の進藤先生(江口洋介)、振り返れば奴がいるの司馬先生(織田裕二)、DOCTORSの相良浩介(沢村一樹)、ジェネラル・ルージュの凱旋の速水晃一(西島秀俊)あたりがドラマのスーパードクターオールスターズに出演してもらう。

白い巨塔の財前五郎(唐沢寿明)は役の中で亡くなっているので残念ながら除外した。

司馬先生も微妙だが最終話で刺されて助かったことにする。

そのオールスターズが事故で瀕死の朝田龍太郎をリレーで助けて復活するところから始まるという陳腐な脚本なら涙もの。

シチュエーションが違うが仮面ライダーV3の初回を思い出す。

最近のドラマはリアリティを追求するあまり面白みがない。

世知辛い現実なのでドラマだけでも夢とロマンがあった方がいい。

大人な事情もあるのでフジテレビだけのキャストで考えるとドクターコトーの五島先生(吉岡秀隆)とナースのお仕事の沢田先生(長塚京三)、コードブルーの山pとガッキーあたりを入れて進藤先生、司馬先生でフジスーパードクターオールスターになるのか。

かなり弱くなるがこれで許そう。

いつか坂口憲二さんが難病を克服して医龍で復活を果たすことを祈っている。

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