資産の一部を海外口座(バンコク銀行で作成)に移そうと何が振込コストが安いか調べていた。
1番は日本円を持ち込んで街の両替屋で換金する事だ。
その次は金額や送付国にもよるが概ねTransferwiseで間違いなさそうだ。
TransferWiseは、主要国へ100万円までの海外送金をするのに大変お得です。
ただこれまでタイのリタイアメントビザを取得するための送金方法としては使えないので除外していた。
なぜならTransferwiseは面白い発想で海外送金を成立させている。
例えば日本の鈴木さんが1万円を自分のアメリカの口座に、加藤さんはアメリカの子供の口座に2万円を送金したい。
一方アメリカではスミスが280ドル(3万円)を日本の妻の口座に送金したい、とする。
Transferwiseはこれらのお金を預かり日本の鈴木さんの1万円と加藤さんの2万円をスミスの妻の口座に日本で振込をする。
そしてスミスの280ドルのうち93ドル(1万円分)を鈴木さんのアメリカの口座に168ドル(2万円分)を加藤さんのアメリカの子供の口座に振り込む。
こうすればみんなの願いが叶うという発想だ。
銀行などの外貨両替コストがないのでとてもお得。
よく考えたものだ。
ただ現実には日本に送金したい金額よりアメリカに送金したい金額が多かった場合とかバランスがとれない事があり得ると思うのでもっと複雑な仕組みになっていると思う。
だから実態は海外送金ではなく国内振込をしているのでリタイアメントビザで必要な外貨の送金証明書の取得は出来ないことになる。
自分の場合リタイアメントビザの取得は保留にしており、そろそろ円高も終息しそうということでタイのバンコク銀行の口座にTransferwiseで日本の口座から少額の送金をすることにした。
問題なければある程度の金額をタイに移そうと考えている。
もちろんリタイアメントビザを取得すると決めたらその時最安の銀行か日本のバンコク銀行から海外送金をする。
今回は試しの3万円にした。
初回の送金フロー
(水色は初回のみ)
1.事前準備
2.口座登録の注意点
3.ログイン
4.送金金額の指定
5.送金先の指定
6.本人確認
7.内容確認
8.規約の確認
9.振込先の表示
10.住所確認メール
11.送金開始メール
12.感想
1.事前準備
アカウントとバンコク銀行の口座だけは事前に登録した。
Transferwiseのサイトはこちら
次の2点の写し(スマホ写真でOK)が必要になる。
- マイナンバーカード、マイナンバー通知カード、マイナンバー記載の住民票のいずれか
- 運転免許証、パスポート、住基カードのいずれか
2.口座登録の注意点
躓きそうなのは銀行登録の送金先銀行名[BIC/SWIFT] だがSWIFTコードが分からなくても銀行名を英文字で何文字か入力してみるとプルダウンで表示されるので親切だ。
3.ログイン
ログインしてまずは「送金する」
4.送金金額の指定
まずどの国からどの国へ送るかを決める。
送金の金額を入力すると手数料を引かれて相手国のレートで受け取れる概算金額が表示される。
今回は日本からタイへ3万円を送金する。
手数料が416円でレートが0.29128で8617バーツをタイの口座で受け取ることが出来る。
但しレートは実際の振込日で決まるのでその時円安になっていたら受け取れる金額は下がる。
為替なのでそこは仕方がない。
それでもバンコクの両替屋と大差ないレートで送金できるのは素晴らしい。
5.送金先の指定
「次へ」で先に進めて送金先の指定をする。
ここで登録してもいいし事前に登録していたら間違いがないか再度確認する。
そして「次へ」
6.本人確認
初回だけの手順だが認証にて本人確認と住所確認を行う。
ご本人確認に必要な書類の準備が出来ていれば「認証を開始する」
マイナンバーカード、マイナンバー通知カード、マイナンバーが記載された住民票のいずれかの画像をアップロードする。
今回はマイナンバー通知カードをファイル追加した。
次に国籍の確認でもちろん「はい」
運転免許証の両面、パスポート、住基カードのいずれかを選択して画像をアップロードする。
7.内容確認
送金内容の確認をする。
金額、送金先などに問題がなければ「確認して続行」で進める。
8.規約の確認
利用規約を確認する。
「確認」で進める。
9.振込先の表示
Transferwiseの銀行振り込み先が表示される。
振込時のポイントとして会員番号を振込名義人欄に記入する。
ネットバンキングで振り込むのであればここからコピペすればいい。
後で振込手続きをするか、この場で振込を終えたか選択する。
振込をすればこれで完了。
10.住所確認メール
初回は住所確認の郵便が簡易書留で届く旨のeメールが直ぐに届く。
実際に郵便は3日後に届いた。
初回10万円以下であれば住所確認前に送金は処理されるが10万円以上の場合は郵便に入っている4桁のアクティベーションコードの入力を以って送金処理が進められる。
2回目以降も同様に10万円以上の送金にはアクティベーションコードの入力が必要なので受け取ったら入力をする。
Transferwiseにログインするとアクティベーションコードの入力画面が表示されるので郵送されたコードを入力する。
これで住所確認は完了となる。
11.送金開始メール
数時間後に送金処理が開始された旨のメールが届く。
着金予定は1週間後になっていた。
翌日にメールが届き当日に着金が早まった。
結局振り込んだ翌日に着金した。
金額やトランザクション量なども着金予定日は影響すると考えられるが早いと翌日のようだ。
若干レートが変わっていた。
バンコク銀行の口座残高を日本で確認することはできないので正しく送金されたか分からない。
これは銀行の海外送金や海外送金サービスでも同じなのだが。。
12.感想
スマホやパソコンが使える人であれば簡単に利用できる使えるサービスだ。
簡単すぎて不安になるくらい。
今回のタイへの送金の場合レートもいいし手数料も安いので今度向こうにいって口座残高に問題なければTransferwiseを使って300万円程度を少しずつ送金しておこう。
口座開設はトップページの右上です。