暇だったのでTOKIOのメンバー4名の記者会見の一部始終を見てしまった。
鉄腕ダッシュのソーラーカーだん吉の旅が好きだったし長瀬や松岡のドラマは結構観ているので山口氏が犯した罪には心を痛めていた。
しかしTOKIOメンバー4名の記者会見は目的が分からなかった。
記者会見をするというニュースが出た時にTOKIO解散を確信した。
彼らが自身で決められるのは解散しかないから。
山口氏のグループ脱退や事務所の退職をTOKIOのメンバーが決めることではない。
TOKIOはジャニーさんがジュニアメンバーから選出して作ったアイドルグループなので引退を承認するのも脱退を決めるのもジャニーさんまたはそれを継いだ管理者が決めるのが筋だろう。
だから山口氏の解雇や退職は事務所が発表すべきこと。
テレビで観る限り過去のグループ解散やSMAP解散劇然り事務所のしきたりはそうなっている(と思う)。
これがB’zやサザンみたいに自分達でメンバーを集めて作ったバンドであれば自分達でメンバーの脱退だって解散だって決められる。
これが事務所主導のアイドルグループと普通のバンドの違いだと考えている。
しかしアイドルだってキャンディーズやピンクレディも含めて解散だけは自分達で決めている。
今回の記者会見は解散発表の一択だと思い込んでいた。
(可能性として活動停止というのもあったがあのタイミングで会見する程でもないと考えていた)
その結果あの会見。
いい風に取れば山口氏の事件に対する4人の想いをファンに伝えたかったのかもしれないが漢・松岡だけが本音を語っただけで、他は最終的には山口氏を庇う発言にしか聞こえなかった。
松岡がいなかったらその後のニュースが軒並み炎上していたのではないだろうか。
びっくりしたのは退職願を山口氏からリーダー城島に渡す?とか
社員が同僚に退職願を出すなんてあり得ない。
おそらくリーダーが受け取った退職願を事務所に出せないだろうという山口氏の打算とそれだけ反省しているというアピールをしたかったのが見え隠れして余計に心証が悪くなった。
そして被害者、スポンサー、ファンに対するお詫びの記者会見をやるなら事務所の仕事だ。
会社で社員が同僚の悪事を記者会見でお詫びするなんて聞いたことがないし芸能界でも前例がない。
ドリカムだってラッツ&スターだってやってない。
だから世の中ではTOKIOじゃなくてジャニーズ事務所が記者会見をすべきだというSNSの意見やニュース記事も出ている。
もっともだ。
しかし調べる限り似た事件を起こしたタレントを抱えた芸能事務所に会見の前例は無い。
極楽とんぼ山本氏や小出恵介氏の事件で事務所の責任者が出てきて謝罪しただろうか。
真相は分からないがニュースだと山口氏の事件と同等か両者の方が重いように見える。
会見はせず吉本やアミューズは解雇通知や謝罪文を出した。
それに倣ってかジャニー喜多川氏の名前で謝罪文を出している。
もちろんジャニーズ事務所が前例をうち破り副社長あたりが謝罪会見をすれば真っ当な事務所だと評判も上がるだろうが、SMAP解散を見ていれば分かるようにあの事務所がやるわけがない。
そしてTOKIOの会見も自分達の口から話をしたいという建前なので内容は別にして記者会見を開いたことは問題はない。
納得がいかなかったのは事務所の山口氏の処分。
企業であれば軽くても上司から「これまで尽力してくれたのでうちも鬼じゃないから退職金を出すから自分で辞めるといいなさい」と依願退職扱いになる案件だ。
その処分を保留している。
お気に入りのタレントにあまーい事務所だから仕方がなく、評判を落とすことも気にする必要がないのは未だに他のジャニタレ引き上げるぞ?とテレビ局に圧力をかけられる自信の表れだろう。
その当たりが今回の煮え切らない会見になった真因の気もする。
うーん、この記事もリーダー城島と同じでメッセージが定まっていなかった。。
ただ4人には活動を続けてオリンピックのアンバサダーをして欲しい。
それがいいたかったことだ。
山口氏が事務所と契約解除 5/6追記
今回の対応で山口氏側の失敗は本人の記者会見で、TOKIOに自分の席が云々もだが起訴中だからを連発して状況を説明しかなったため他に隠している事があるのではないかと憶測を呼び、一方で被害者側は個人情報保護の観点から情報が無かったため一層心証を悪くしたと考えられる。
本人の記者会見で個人情報保護を踏まえた上で事実関係をもっと開示することが必要では無かっただろうか。
優秀な弁護士がついていたと報道されていたが本当に優秀だったのだろうか。。。