小樽の長崎屋で買ってきたカジカを料理してみた。
カサゴ目カジカ科に属する魚だ。
東北以南に生息するのは川魚で東北や北海道で採れるのは海魚になる。
出典 Honda釣りクラブ
見た目はカサゴとハゼの中間のようだ。
一方淡水魚のカジカはハゼ科の魚で「ゴリ」の名で親しまれ、ゴリの佃煮
は最高級品とされている。
川魚のカジカは食べた事がある。
しかし海魚のカジカは初めてになる。
ややこしい。。
買ったのはぶつ切り。
押してみると身はフグのような弾力がある。
ぶつ切りでもグロく見えるな。
あとオレンジの肝もある。
毎度のレシピで下処理はせず
- 水 150ml
- 酒 150ml
- 醤油 大さじ3
- みりん 大さじ2
- 生姜 小指1
これらを厚底フライパンに沸騰させて身を入れて色が変わるまで回しがけをしてアルミホイルの落とし蓋で5分煮て蓋を取って2分また回しかけ。
今回は火を止めしみこませることはしない。
さあどんな味だろう。
食してみる。
歯ごたえは鶏肉のようでフグのようで貝柱のようで凄い弾力だ。
固さはかまぼこが近いかな。
噛み切る食感は貝柱に近いか。
フグより歯切れがいい。
味は淡白だ。
なんだろう。
タラに近いかな。
でもタラの脂って癖があるけれどあの脂より癖がない。
ただ食べ続けていると淡白すぎるのに妙に身が締まっているので飽きてくる。
少なめでちょうど良かった。
肝はまったり濃厚であん肝より上品な味だ。
でもあん肝より魚臭さがあるかな。
肝の黒っぽい色がついたところは超苦かった。
だから歯で分離して捨てた。
調べてみると鍋かから揚げが一般的だ。
鍋は鮮度が重要で釣ってきた魚を食べるのがいいみたいなのでパック売りのカジカはから揚げが正解かな。
塩を効かせると歯ごたえのある美味しいフィッシュアンドチップスが作れそうだ。
翌日にカジカのアラと冷凍してあった鮭の残りに生ホタテと白菜、ねぎを買ってきて味噌ベースの鍋にしてみた。
カジカは念のため湯引きして鮭とホタテはそのまま放り込み吹き上がるまで煮た。
野菜が半端なくうまかった。
ホタテはどんな調理をしたってうまい。
やはり塩鮭を鍋にしてはいけない。
焼き鮭だと物足りなく感じたが鍋にしたら塩辛くていかん。
カジカのほほ肉や骨の近くの肉は美味だった。
でも他の肉は煮立たせすぎたか固くなったタラの味そのものだった。
(6/28記)