上行結腸で見つかったポリープは腺腫なのか上皮内新生物のか悪性新生物なのか不明だ。
腺腫であれば紹介状を書いてもらい総合病院で取り除いてもらえば安心になる。
がんではないので転移も気にしなくて済む。
しかしがん細胞があれば上皮内新生物か悪性新生物か精密検査になるかもしくは下部消化管内視鏡でESDにて切ってみて生検になるかどちらかだと予想される。
上皮内新生物はその名の通り上皮にがん細胞が出来ている。
一方悪性新生物は癌細胞が粘膜筋板を浸潤している。
癌細胞がどこまで深く入っているかで分類される。
身体へのインパクトは、
悪性新生物>上皮内新生物>ポリープ
の順に悪い。
上皮内新生物と分かれば下部消化管内視鏡手術で済むだろうが悪性新生物だと開腹手術か腹腔鏡手術になるかもしれない。
ドラマでいえばドクターXの大門未知子をデーモンと呼んでいる勝村政信の演じる加地先生が腹腔鏡手術の魔術師の異名を持つというあれだ。
しかし先日腹腔鏡で医療ミスで亡くなった方がいたようなのでお腹に穴をあけるなら開腹手術方が安全な気もしてきた。
開腹でも腹腔鏡でも入院費、治療費と高額医療で控除しても入院が2か月に跨れば数十万円支払う必要がありそうだ。
一定の貯えがあれば医療保険一切不要説を唱えており今でもこの方針は変わっていない。
良性ポリープであって欲しいが、もしがんなら折角加入しているアフラックのがん保険を使う。
そして上皮内新生物と悪性新生物で保険の扱いも異なる。
悪性新生物と上皮内新生物はどちらもがんで同じじゃないのか?と思われるかもしれないが保険の世界では明確にこの2つは区別されている。
新しいアフラックのがん保険なら上皮内新生物に対しても保険がおりるようになっているが古いアフラックのがん保険では上皮内新生物に対して保険が支払われない。
アフラックの説明資料にも明記されている。
①~⑨か⑩+上皮新生物特約を付けている保険であれば上皮内新生物でも保険が支払われる。
古いがん保険だとがんの種類によって保険が出ない。
分からない場合は加入した生命保険のおばちゃんに確認するのが手っ取り早い。
自分の場合は「21世紀がん保険」+「上皮内新生物特約」だったので一定額が支払われるようだ。
こんな契約内容はがんになってからでしかチェックしないだろう。
上皮内新生物の場合は診断給付金5万円、入院費1万円、手術給付金20万円の合計25.5万円の支給になりそうだ。
20年間掛け捨てで約50万円支払っているので上皮内新生物になっても半額回収できただけ。
そのまま貯金していた方がよかったわけだ。
但しある程度払い続けている場合は途中で回収を諦めるより継続していた方がいいかもしれない。
もし悪性新生物だと70万円+入院日数になるので投資分は回収できるし長期入院になった場合には加入していてよかったがん保険となる。
よくネットでがんになったのに保険がおりない!詐欺だ!と騒いでいるのは上皮内がんが契約外になっているためだろう。
がんになったのに進行具合で契約によってがんと見做(みな)されないなんて普通は知らない。
アフラックのCMからこのように区別しているなんて微塵も分からないものの外資系企業は契約が全てでありいくらゴネようがゴネ得にならない。
逆に父親ががんになった時は診断書と申請書だけでサクッと契約通りに振り込んでくれた。
一度自身の加入しているがん保険がどうなっているか確認し、全てのがんで保険が支給されるべきだと考えるなら表皮内新生物(表皮内がん)も対象にした保険に加入しなおすかアップグレードを検討した方がいい。
自分の場合は保険給付は不要なので見つかったポリープが上皮内新生物でも悪性新生物でもないただの良性ポリープであってくれることを祈るばかりだ。