iPhoneXS/XR/XR MAXが9/13に発表された。
購入を検討したり既に予約している方もいるだろう。
価格を見て驚いたのは最上位機種が164,800円(税別)になっていたこと。
購入価格だとなんと約18万円だ。
電動スクーターが買えるぞ。
昔iPhone3GSは一括換算が5~6万円で使っていた記憶がある。
iPhone4Sも似たような価格だったはずだ。
それを考えると3倍近い価格になっている。
もちろんハイエンドモデルはROM(ストレージ)が16G/32Gから64G/256G/512Gへ増えてSoCの能力も何十倍か何百倍になっている。
これは技術革新があるので必然だ。
しかしこのペースで高騰していくと数年後に売れ筋のiPhone価格は20万円を突破して10年後には30万円になってしまわないだろうか?
今はandroid端末を使用しているのでいいがまたiPhoneが欲しくなる時期もあるかもしれないので心配だ。
そこで過去の発売当時のiPhoneの価格を並べてみた。
(APPLEサイトやニュースから拾ってきた情報で価格や発売日時が間違っている可能性があるのでトラブルを避けるため転載は不可とします。)
米国ではわかりやすく2年契約で最下位モデルから199、299、399ドルでplusなど異なるモデルは299、399、499ドルで販売していたが2016年頃から縛りを廃止して一括払いが通常となっている。
日本では相変わらずキャリアの2年縛りがあるがMVNOとSIMロックフリー版で使用する選択肢もある。
表を眺めていてもなんとなく価格が上昇しているのは分かるが4、4.7インチ、5.5インチ、5.8インチ、6.1インチ、6.5インチのモデルが混在してどこで高くなっているのかよく分からない。
そこで売れ筋であろう有機ELではない液晶ディスプレイで且つ最小画面サイズの最大ROMの価格を並べてみた。(SEは除外)
どの機種で高騰したかわかる。
ここ最近の価格上昇の方が大きいとイメージしていたが4から5Sと6から6Sの間が大きいようだ。
6Sと比較してXRは逆に安くなっている。
サイズは4.7インチから6.1インチとサイズが大きくなっているので買い替えを考えるとplusの後継扱いだろう。
有機ELモデルのXやXS/XS MAXは価格帯が最初から違い富裕層やガジェットが趣味な人をターゲットにしていると考えられるので4.7インチユーザーの機種変更先をAPPLEがどのように考えているか気になる。
このあたりに他のメーカーにワンチャンあるかもしれない。
話題が逸れたが実は価格が上昇したり下降したりと不思議な動きをしているのはドル・円の為替が影響している。
6Sが極端に高い2015年といえば円安で120円を突破していた頃だ。
円ドルの為替とiPhone価格推移を比較すると一目瞭然だった。
有機ELモデルは別だが液晶モデルは為替に連動して価格が変動している。
円高で1ドル80円の時代でも訪れれば6万円台でXRが購入できる事になる。
逆に円が130円や140円になれば最低価格が12万円にもなりかねない。
輸入品の常だが円高の影響は遅く円安の影響はリアルタイムになるのはガソリン価格と同様である。
価格推移を鑑みると1万円値下げしたiPhone8やXSと同じA12を積んだXRは過去のiPhoneの中でもコスパがいい機種だと考えられる。