2回ほど夜中に目を覚まして5時に起床した。
お腹が鳴り続けている。
何も食べていないので胃がなっているのか昨日の手術の炭酸ガスで腸が鳴っているか、それとも両方なのかは不明だ。
前回の大腸内視鏡の後にはブーブーいっていたのに今回は5倍以上の時間炭酸ガスを注入してもオナラが一度も出ないのはすごい。
炭酸ガスが身体に吸収されるというのは伊達でない。
点滴がつぎっぱなしなので、
無理して水分を摂る必要はないのだが長時間何も飲まないと喉がイガイガするので少しだけお茶を口に含む。
カフェインレスコーヒーなら飲んでもよさそうだが売店に売っていないしドリップセットも持ってきていない。
この手のフィルタと粉を持ってきて病院の給湯器で淹れればよかったと少し後悔する。
これだけ思考が働くので術後の体調は悪くない。
脇腹痛の悪化を除けば。
以前は体勢を変えれば痛みが完全に消えたが今は座っても立っても仰向けや右向きに寝ても脇腹痛がある。
更に右だけでなく左も同じ。
あとエアのせいかお腹のはりがきつい。
おならが出そうで全く出ない。
ただ今のところ前屈みたいな格好をすると突くような痛みがあるがそれ以外は痛耐えられない痛みではない。
担当医も検査では原因が分からないのでクリニックの医師の過敏性腸症候群に乗っかっている。
右下脇腹なら虫垂炎、憩室炎、移動盲腸、落下腸、腸捻転までいかないねじれ腸の可能性もあるが大腸に長時間エアー入れたら左も痛くなったといえば過敏性腸症候群か大腸炎あたりと素人でも判断できる。
当分の間4cmくり抜いた盲腸あたりの穿孔のリスクが消えるのと両下腹部の痛みが完全に無くなるまで旅行は無理だ。
10月の中国、セブ島、11月のタイ1ヶ月旅行は中止に決めたが来年1月のタイ1ヶ月もこれまでの右脇腹の治りの悪さを考えたら間に合わないのでギリギリまで宿泊施設の予約はしない。
今日は寝ているだけ。
階段の上り下りなど激しい運動でなければ移動の許可はあるがあまり動く気にならない。
看護師さんが朝の検温と血圧測定に来て他の病院で処方されたセレキノンとビオスリーを服用するように担当医より指示されたようだ。
ビオスリーは腸にいい菌を届ける薬なので問題ないがセレキノンは、
「消化管平滑筋に直接作用し、消化管の運動が亢進している時は低下させ、低下している時は亢進させて消化管運動を整えます。」
という効能で空腹ではあまり意味がないので若干納得ができないが飲むことにした。
ふと無くなりかけた点滴に目をやるとブドウ糖43g熱量172kcalと記載されている。
え?
少なくないか。
昨日1日絶食してこの栄養補給では。
そう思うと一層お腹が減ってきた。
特に検査もないので日がな一日ボーッと過ごした。
途中担当医と師長さんも様子見にきてくれた。
売店のコーヒー飲めないか?と聞いたところ腸の炎症もあるのでやめた方がいいと止められた。
担当医は前回の大腸カメラ翌日の発熱と強い脇腹痛で抗生物質の点滴を受けたのを覚えていて体温を確認したがこれまでの所は平熱だった。
今日は安静にしていてといって帰っていった。
夕方かなと時計を見るとまだ11時。
食事がないので体内時計もめちゃくちゃになっていそうだ。
昼過ぎに寒気がしてきたので体温をはかると37.1度あった。
その後少し上がり37.4度。
ありゃ、前回の大腸内視鏡検査後と同じか。
まずい夕方から痛みだすな。
実際に突くような痛みが始まった。
空気を入れたときはおならが出まくったのだが炭酸ガスは24時間経っても全く出ない。
これが普通だと思っていたが全て吸収される訳でないのである程度はオナラとして出るらしい。
(個人差はあるようだ)
ただこれまでこの痛みが出ると動けば動くほど痛くなる経験から安静にしていた方がいいと自己判断した。
出来れば鎮痛剤でも欲しかったが安静にしていると3時間で体温が戻った。
痛みも引いてきた。
前回の大腸カメラ翌日に痛くなった時も抗生物質の点滴を打たなくてもは放っておけば自然に体温が戻ったのかもしれない。
するとお腹が空いてくる。
そしてしばらくすると痛みと熱がぶり返すの繰り返しで夜まで突入したので睡眠導入剤を飲んで寝た。
そういえば初日に設置したカゴが活躍することはなかった。
使えないのは網目の粗さで小物を入れるためにはポーチなどの中に入れておかないと落ちてしまうからだ。
このかごは失敗だった。