お腹が空いて目が覚めた。
正月太りがひどいのでしばらく間食無しにしていると寝る頃、朝、昼食前、夕食前に腹が減るようになった。
お腹が減るのは健康な証拠だ。
しばらくすれば慣れるだろうと思いつつテレビを点ける。
めざましテレビがどこかの空港混乱のニュースを報じていた。
どうも新千歳空港が雪で発着がままならないらしい。
寝ぼけて少し焦ったが中部空港は問題なさそうだ。
冬の旅行は雪に阻まれる事もあるので天気予報も入念にチェックしないといけない。
今日はフライト3時間前に到着するように家を出ることに決めた。
カードラウンジとビジネスラウンジの梯子はやめてチェックインしてプライオリティパスの使えるグローバルラウンジに行ってみよう。
言い忘れたが28泊のタイ旅行だ。
荷造りは前日に終えているので出かけるまでゆっくりテレビを観る。
ふと先にWEBチェックインをしてチケットを印刷しようとした。
エアアジアはネットでチェックインしてもカウンターで再度チケットを発行してもらうのであまり意味がないがやれる事はやっておく。
あれれ?チェックインができない。
エアアジアのサイトって調子悪いことが多いのでそのせいか?
でも何かおかしい。
チェックインの時期ではないと変なエラーになる。
まさか日を間違えたか?
じっくりネット上の旅程をチェックする。
出発日は正しい。
でも時間が変だ。
前回同様に夕方発かと思っていたら午前中発に変わっていた。
復路が変わっているのには気がついていたが往路も購入時から出発時刻が変更になっている。
ドンムアンへの2往復4便の時間変更がバラバラに届いていたので見落としていたのか。
焦って身支度をしてとりあえず飛び出した。
ちょうど発射しかけていた電車に飛び乗り経路チェックで時間を確認する。
追加運賃がかかり普段乗らない名古屋鉄道の特急に乗れば1時間7分前に中部空港に到着する予定だ。
飛び乗ったおかげでギリギリ間に合う事を車内で確認した。
チェックイン期限はエアアジアの国際線は1時間前。
なので空港駅から走ってカウンターに向かわなければ間に合わない。
いや、間に合わない気がする。
LCCなので1分遅れでもバッサリ切り捨てられそうだ。
こんな事なら昨日チェックインしておけばよかったと嘆いても仕方がない。
駅からチェックインカウンターまで近いとはいえ普通に歩けば7分程度かかる。
家から駅まで走っただけでクラクラしているのでこれ以上走るのは厳しい。
電車の中で焦っても仕方がないがものすごく焦っていた。
しかし天は我を見放しはしなかった。
金山駅で予定の1本前のミュースカイという全席指定に飛び乗ることができたのだ。
360円支払うことになったが15分程到着時刻を前倒しできた。
これで電車が事故でも起こさない限り間に合う。
焦って出たので電気、水道、ガスの元栓は最低限しかチェックしていなかったのが心残りだ。
安心すると次の優先度の不安が持ち上がってくる。
何とかカウンターでチェックインを終えて保安検査、自動の出国手続きを終えてエアサイドへ。
時間もあまりなかったので前回のスターアライアンスのラウンジでパンでもかじって行こうと思えばプライオリティパスの入場制限中だった。
仕方がないのでゲートから遠くなるがグローバルラウンジに入った。
こちらも混んでいる看板がかかっていたが実際中はガラガラだ。
雰囲気はセントレアの奥の方のカードラウンジに似ている。
ビールサーバーが2つ、ウイスキー、ワイン、サンドイッチ、おにぎり、ドーナツ、お菓子、ウィンナーという品揃えとビジネスラウンジなのでスターアライアンスとほぼ同じだろうか。
カードラウンジでビールが飲めるので中部空港の場合、ビジネスラウンジのありがたみが少ない。
構内案内マップと場所が若干ズレているのでスターアライアンスより場所が分かりにくく人は少ない。
少し腹に入れて出かける。
急いで出たので服装がめちゃくちゃだった。
アンダーウェアにTシャツの上に長袖、その上にフリースなので圧縮袋を使ってもリュックがパツンパツンになる。
もったいないけどどこかで長袖のアンダーウェア捨てるようかな。。
これ以上何かハプニングがあったら終わりなので余裕をもって搭乗開始時間ちょうどにゲートに入ったが案内まで15分あった。
乗客が多い気がする。
ホットシートは優先搭乗なのでアナウンスと同時に1番で乗り込む。
(実はフラットシートの乗客はゼロだった。)
ありゃホットシートの隣に乗客がいる。
20代後半の美人さんだけど隣が埋まっているのはきつい。
クワイエットエリアのホットシートはこんな感じ。
非常口のホットシートより狭いがさらに約1000円高い。
英語が苦手だから非常口から逃げたわけではないぞ。笑
前のシートの方が到着して入国審まで早く辿り着けるから。
ほんとうだ。
但し今回の到着は夜から夕方に変わったので多少遅くてもあまり影響はなくなった。
離陸が完了して席を立って見渡すとクワイエットエリアはガラガラじゃないか。
ホットシートも隣だけ座ってるのでキャビンアテンダントに英語でホットシートを移るよ〜と言って反対側のホットシートへ移動した。
美人さんと会話をするのもありだがそれより6時間横が空席を選んだ。
それにしてもあの女性はガラガラの座席の中で横が埋まっている席をなぜピンポイントで予約したんだろう?
理由がわからない。
そして恒例6時間の我慢大会。
クワイエットエリアの人数が極端に少ないせいか3列シートで横になって寝ている人もいたがCAさんも放置だった。
クルーによって厳しかったり適当だったりあるのかな。
今回のフライトはかなりゆるい。
ゲームして気がついたら着陸だ。
小走りで入国審査してATMで10000バーツ引き出してバス乗り場へ。
今回A1バスの写真も撮れた。
乗り込んだらちょうど他の日本人が「BTSモーチット?」と集金おばさんに聞いたところ「ノー、モーチット」というので自分も聞き直したらやはり「ノー、モーチット」いうので慌てて降りた。
しかしどう見てもA1バスだ。
もしかしたらA1もモーチット以外の行き先があるのかとジッと看板見ていたら運転手が降りてきて「パタヤに行くのか?」と聞かれてモーチットとプロンポンを指したら乗れ!という。
バスに戻り運転手が集金おばさんにモーチットとパタヤと間違えていない?とおそらく聞いていたようでおばさんが大笑いしていた。
おばさん、そこは笑うところではないだろう。
さすがマンペライの国。
いい加減だ。
おばさんに質問していた日本人は諦めてタクシー乗り場に向かったようだ。
かわいそう。
それにしても蒸し暑い。
去年の今頃に比べると暑すぎ。
帽子も秋物をかぶっているので頭も熱い。
日本でトップアップしてパッケージ加入した再利用SIMは普通に使えた。
そしてモーチット駅で、
ラビットカードにチャージしてプロンポン駅のホテル(ホステルの方が正解)に向かった。
プロンポン駅で降りて歩くの初めてかも。
Google Mapを頼りに近くまで行ったものの反対車線で信号機すらなくて渡れない。
仕方なくもと来た道へ戻る。
駅から400mの宿泊施設を見つけてチェックインした。
ソーンスクンビット28という名称だ。
4000円弱の割に狭い。(価格が高い日だったようで通常は3000円前後)
トイレとシャワーに小さなガラスで分けられているがほぼ意味をなさない。
これまで泊まったタイのホテルで一番狭い。
もちろん最狭記録は香港の部屋と台湾の二段ベッドでパーソナルスペースを作っていた部屋だがいい勝負だ。
狭いおかげでエアコンが直ぐ効いたのには助かった。
ドアは引き戸でオートロックという和洋折衷な不思議な構造だ。
入口にもカードロックがあるのでセキュリティはいい方。
ビルは古いが室内は改装して明るくきれいで掃除は行き届いていそうだ。
問題はコンセントがベッドの頭の上にしかないこと。
シャワーを浴びてGoogle Mapを眺めていたら近くにお気に入りがあった。
おそらく初回のタイ旅行の事前調査で保存したダニエルタイガーだ。
店は目と鼻の先にある。
タイで一番おいしいハンバーガーショップらしい。
行ってみたが1時間ほど遅く16:30に閉まるようでワゴンはあったが誰もいなかった。
そこで他に食事ができそうな店を探すがこの通りは少ない。
アソークとトンローに挟まれた繁華街なのにイマイチな通りだ。
アソーク側まで歩けば何でもありそうだが疲れているのでこの辺りでなんとか見つけたい。
オープンレストランっぽい食堂を一軒見つけて空芯菜(70バーツ)と、
エビチャーハン(70バーツ)と
レオビール(100バーツ)を注文した
脇腹の痛みより暑さにかなわんのでビールを飲むことにした。
レオは飲みやすい。
空芯菜は当たりでチャーハンは自分が作った方がうまいかな。
地元の定食屋というより観光客しかいなかったので高い割にフツウだった。
チップ込で約1000円だったので日本で食べても同じくらい。
近所には韓国焼肉やらリンガーハットくらいしかなかったので仕方がない。
あとで調べるとイムちゃんタイレストランという店で評判は☆4超えているのでかなりいい。
たしかにお店のお姉さんはみんな親切だったしもう少しタイっぽい料理を頼んでいれば大当たりと喜んでいたかも。
運よくアルコールによる脇腹の痛みは感じなかった。
食事をしてウロチョロしてみたがあるのはマッサージか場末感漂うカラオケ店くらい。
タイのカラオケ店はペイパーありのキャバみたいなもの。
カラオケ行くならタニヤ方面の方がいいし目的がそっちならMRTで…自主規制…行った方がコスパがいい。
今日はフライト疲れがあるのでパラビでSPECの続編らしきドラマ観てサッサと寝ようとしたら刺された。
過敏肌でチクチクすることは多いがタイの宿泊施設のベッドでダニに刺されたのは初めてのこと。
ベッドは清潔だし床の清掃も行き届いていそうだが靴の汚れやシャワー室の床からベッドへ持ち込みやすい作りになっているのでどうしようもない。
去年の年初に泊まったリトルピッグスクンビットのようにビル内土足厳禁にした方がダニをベッドに上げる確率が減る。
このままだと気が狂いそうになるので虫除けを腕足に塗って寝た。
まるでアウトドアのテントで寝ている気分だ。
あとエアコンも1度の調整で寒いか暑いかを選ぶしかなかったのもつらい。
1泊だけで助かった。
宿泊施設の名誉にために、ベッドに上がる前に足を濡れタオルで拭けばダニは出ないと思う。
タイの生活費は今回も財布の残高から計算する。
手持ちは4700バーツと銀行の10000バーツでスタート。
本日の移動
ドンムアン空港→BTSモーチット→BTSプロンポン