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第四回タイ旅行記22日目 〜 チェンマイの洗濯屋さん

朝8:30外に出た。

気温20度、湿度78%

肌寒いが半袖で耐えられないほどでもない。

ただ長時間この状態は厳しい。

昨日見つけた洗濯屋にいく。

洗い物を手に持っていたのでお客だと認識されニコニコしながら迎えられた。

人の良さそうなおばさんだ。

洗い物を差し出すと小さな紙切れに名前を書けと促され書いた。

3PMと地面を指さした。

15時に取りに来いという意味だ。

適当な英単語で分かった3時に来ると云ったら笑って頷いた。

Em’s laundryはEXPRESS SERVICEオプションが8時間かかり洗濯屋の通常サービスが7.5時間なので後者の方が早い。

ただしあちらは人と会わずに汚れ物を出せるしホテルまでの配送が付加価値なのだ。

下着と顔を同時に見られたくないロングステイの若い女性にはいいサービスだろう。

お金を出す素振りを見せたらノーというので先払いではなく現物引取払いだ。

日本のクリーニング屋と勝手が違う。

ウィズアイロン、アイロンオーケー?と云ったらOKと頷いてくれたのでアイロンのオプションは通った。

1kgノーアイロン35バーツ、アイロン50バーツなので2kgをアイロンかけてもらっても100バーツだ。

安い。

洗濯は洗濯機入れて放置して乾かせばいい。

アイロンは1枚1枚かけないといけないので圧倒的に手作業が伴う。

工数を考えると価格比率を間違えている。

自分がもし洗濯屋で値付けするなら洗濯と乾燥が35バーツだとアイロンだけで100バーツ欲しい。

チェンマイに来て初めて安いと思った。

但し普通の洗濯屋はGoogleMapでは見つからない。

引っかかるのは特殊なサービスのランドリーショップEM’laundryやコインランドリーくらいだ。

だから洗濯屋さんは実際に選択をしている朝に洗剤のニオイで嗅ぎつけるのが1番だろう。

ホテルに一旦戻るとセルフサービスの朝食がある。

そういえば毎日あった気がするが外で食べていたのでスルーしていた。

そこでパンと紅茶をもらった。

朝はパンが食べたくてメーヤーの地下に行ってたがここでよかったのだ。

さてどうするか悩んでいたらチェンマイの唯一の知人からLINE電話で夕食の誘いがあった。

初日に朝食を食べてそのままだったので忙しいのかな?と放置していた。

チェンマイに再来の可能性があってもロングステイは無いと決めていた。

その打算から無意識にこちらから積極的に会ってチェンマイの生活に関する情報収集の機会を放棄していたのかもしれない。

どちらにしろ夕食の約束なので15時半に洗濯物を取りに行ってホテルで待つまではどこかでウロウロする。

累積されてきた睡眠不足のせいかものすごく眠い。

出来れば清潔でフカフカベッドで寝ていたい。

それでも10時にメーヤーを目差す。

途中ホームレスらしき人寝ている空き地の横を近づかないように通り過ぎる。

ホームレスをそれほど見かけるわけではないがあの場所ではいつも寝ているので仕事はあるのかも知れない。

そういえばチェンマイには物乞いは見当たらない。

タンブンする経済力のある人がバンコク比べて少ないためだろうか?

ググるとあれは悪い奴らのビジネスになっていて手足を切ったりして同情を誘う物乞いを作り日中に道端に車で送って配置しタンブンをさせた金を本人ごと回収する仕組みになっている怖い噂もあるのでチェンマイにはそんな悪い奴らはいないのかも。

メーヤーは平日11時オープンなので地下でコーヒーでも飲んで過ごす事にした。

普段はこちらの入口付近のコーヒーショップを利用していたが、

今日はこの子が気になったので奥の店舗でラテホット(40バーツ)にした。

寝起きなのか生気を失ったような表情で突っ立っているだけで対応は別の店員だったが笑ったら結構かわいいと推測できた。

CAMPで読書して昼過ぎには夜市のあるショッピングセンターへ異動した。

奥のフードコート、というより屋台群で

ソーセージと焼鳥に見えるガイヤーンを食べた。

切る前は2種類のソーセージだと思ったが白っぽい方は練り物だった。

1つ15バーツ、3つで45バーツだが日本の屋台で売っていれば400円はするはずだ。

タイフェスあたりで販売すれば600円は取れる。

ただガイヤーンはまだしもソーセージや練り物がタイ料理といっても日本で誰も食いつかない。

日本人が誰もが知るタイ料理といえばトムヤムクンとタイカレーだろう。

今回の旅でどちらも一度も口にしていない。

それどころか食べた記憶も定かでない。

目に入ってこないし実際あまり売られてもいないし食べているのを見かけたこともない。

名古屋で生活して味噌カツ、きしめん、味噌煮込みうどんを食べる機会がそれ程あるわけではない。

それと同じで名物料理の大半は地元民には大して消費されておらず店やマスコミが作り上げた虚像のようなもの。

材料に好きなものが使われているのは別にしてその土地の名物をあえて食べることは少ない。

そういえばこのフロアにもカフェアマゾンの新店舗の準備がされている。

これだけ勢いがあるとカフェアマゾン株が欲しくなるがタイの市場はさっぱり分からないので諦めよう。

TOPSに近いフードコートでバナナシェイク(25バーツ)を飲んだ。

マンゴー、スイカ、トマト、バナナとここで飲んでみたが新鮮さはないが違和感もない飲みやすさはバナナに限る。

15時半に一旦洗濯屋へ行き衣類を受け取った。

アイロン付きで60バーツだった。

最初に利用したところよりアイロンがけがキレイだったので20バーツチップを渡した。

アイロン付で2kg340円なら日本でも利用したい。

これマジで。

でも物価換算3倍として2kg1000円だったら頼まないか。笑

これで帰国まで1日分着替えが不足しているだけなので最後はバンコクのホテルの手洗いでよさそうだ。

ちなみに翌日17時近くに洗濯屋を通ったら既にシャッターが降りていたので16時頃には閉まるようだ。

17:30より知人の行きつけのレストランで知人とその家族と食事をした。

ローカルレストランの割にバンコク並の価格だったが味は辛すぎてさっぱり分からんかった。。。

タイ人の奥さんが激辛好きで前半辛い料理ばかりで口がおかしくなったためだ。

飲み食いを奢ってもらったから文句は言えないが小腹がすいたのでホテル近くの串焼き屋台で

適当にカゴに入れて(60バーツ)その場で焼いてもらって持ち帰って食べた。

イカ、エビ、肉、内臓、ベーコン巻き、野菜、ソーセージなどが串に刺してありその場で焼いてくれる。

1本17円〜で主力が34円でエビが68円、イカまるごとが134円なので安い。

一番おいしかったのは内臓ぽい肉だ。

失敗したのは別の袋に入れてくれた緑色のソース。

オレンジ色のチリソースは何度か屋台でもらってあまり辛くないので油断して同じようにドバーとぶっかけて食べた。

夕食の辛さを超えて2時間は唇がヒリヒリして堪らなかった。

おいしかったが焼きが甘い気がするので明日下さないように祈っていた。

Categories: 旅行記
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