退職して1年8カ月経過するのに未だに辞めた会社からイベントに誘われる。
イベントの種類は退職や転勤の壮行会、OB会などだ。
OB会は分からないでもないが転勤の壮行会にまで呼ばれているときりがない。
「残念、その日は海外に行ってるから~」で大抵は断れるのだがイベントの主役からのリクエストで開催日程を合わせるからと連絡されるとさすがに断り切れない。
会社の中の一つの組織で活動しているだけだったらそのイベントの幹事が誘ってくれるのだが、自分の場合は会社の中で複数のコミュニティを抱えていた。
管理職としての部署、プロジェクトリーダーをしていたチーム、サポートしていたチーム、前の部署、前のプロジェクトのOB会、同期会、地域としての集合体があった。
1つの会社といっても実際にはこれだけのコミュニティ各々が連携なく人事異動があるたびに歓送迎会をする。
辞めた人間が歓迎会に呼ばれることはまず無いが送別会は元上司、先輩、同僚、後輩の顔で呼ばれることになる。
ある程度の規模の会社に勤めている人なら部署、同期会、労組の3つのコミュニティはあるので分かっていただけると思う。
4~5年も過ぎればコミュニティが消滅したり、人が入れ替わり自分を知っている人がいなくなり呼ばれる機会も減っていくだろうがそれまでは仕方がないと諦めている。
会社の辞め方もその後の誘われる頻度も変わってくる。
自分の場合は病気を理由に辞めている(ことになっている)ので会社と本人の間にわだかまりがないので幹事も呼びやすいのだろう。
これがリストラで首になっていれば幹事も参加しづらいと案内を遠慮してしまいそうだ。
だから前の会社のイベントに呼ばれたくないのであれば辞める前にあえて自分でリストラされたとでも噂を流して円満退職でない雰囲気を残しておいた方がいいのかもしれない。