まもなく土用の丑がやってくる。
近所のスーパーなどでも予約をしていた。
最近は国産だと1匹2000円するので廃棄なんかしたら大損なので売る分だけ仕入れたいんだろう。
環境省が土用のウナギ予約を呼び掛けて絶滅危惧種を食べていいのかと炎上していたらしいが騒ぐ人はウナギもクジラも食べなきゃいいだけ。
一方食べたくても、うな丼1杯3000円以上になっているのでおいそれと食べられるものではなくなってきた。
そこで代替食品だ。
カニであればカニカマがある。
少し前にテレビでやっていたがカニカマは人工クラゲの代替品を作る過程で生まれたらしい。
そしてウナギだと「うな次郎」だ。
1年くらい前にマツコの知らない世界などテレビで取り上げられて一躍有名になった。
しかし店舗では見ることがなくネットでかなりお高い値段がついていた。
そしてそれから1年経ちイオンザビックでうな次郎を販売していた。
価格は247円(税引)だったので買ってみた。
おまけにタレも買ったがパッケージの中に入っている。
ちなみにアマゾンだと1食447円と2倍近い。
原材料を見るとかまぼこと同じだ。
レビューでは熱くないと味はかまぼこ、トレーのままレンジで温めると臭いが移るなんてコメントがあった。
そこで皿に移して電子レンジで温めて炊立てご飯にたっぷりたれをかけて食べてみることにした。
ラーメンどんぶりしか無かったので見た目は勘弁してほしい。
横の魚は株主優待で貰った銀だらの西京焼きだ。
味が交じるといけないので魚はあとで食べた。
うな次郎の見た目の量はウナギ1匹の半身ほどだろうか。
重さだとウナギ1匹の平均が160gでこの商品は55gなので1/3しかない。
さて問題の味だが、
食感はかなり頑張っている。
ひとくち目の食感は少し驚いたほど。
特に皮は頑張っている。
身は卵の白身と黄身を少なめにして泡立てて焼いた感じだろうか。
それよりしっとり柔らかい。
よくこんな食感を作ったものだ。
味はうーん。
まず身がかなり塩っ辛い。
個人的にはこれでおしまい。
当たり前だがウナギの脂を感じない。
しっとりしているので食感はいいのだがウナギのおいしさはあの脂と焼き面のパリッとした食感だ。
そこまでは似ていない。
そして素材の魚の練り物の味がする。
レビューにかまぼこと書いてあったがかまぼことはかなり違う。
ウナギの白身の味とも違う。
もう少し塩気が薄ければ250円の練り物として食べられそう。
塩っ辛いのが好きなら十分いけるのではないだろうか?
期待せずに食べればそこそこ面白い。
もしスーパーで売っていたら一度話のネタに買ってみるといいかも。
土用の丑はスルーして数日後にでも愛知のうなぎの生産地一色町に食べに行くつもりだ。