家の買い方のひとつ

3年前に老後は持ち家か賃貸か言及した。

老後ではなく現役でも持ち家か賃貸なのか判断が難しい。

異動で転々としているのにローンでマンションを買うのは無謀だろうしマンションが安い地域で高い賃貸に住むのはもったいない。

家族構成、地域、周囲の環境、就いている職業、年収によって様々にどちらがいいか振れる。

一戸建て新築なのか中古なのか築年数によっても状況が変わる。

マンションや戸建てでも購入したらあとは無料で住めるかといえば固定資産税がありマンションなら管理費・修繕積立金、戸建てでもメンテナンス費が発生する

だからどちらがいいのかは人それぞれとしか言えない。

それでも戸建てやマンションを購入する場合のひとつの尺度として考えるといいのが「利回り」だ。

ローンをするわけだから金利じゃないの?と思われるかもしれない。

もちろん大半の方はローンを組むことになるのだが購入する戸建てやマンションの資産価値を考えた場合にもし貸したらどの程度利回りがあるかを調べておくことがいい。

自分の場合は今のマンションを購入した時に駅から同様な距離のマンションで同様な間取りの賃貸がいくらかを調べてその平均で利回りを調べた。

当時で表利回り9%以上あったので購入を決めた。

実のところ間取りや場所が気に入ったわけでも何でもない。

購入時駅近くである確認はしたが内見すらした記憶がない。

場所は名古屋の東でも南でも北でも西でもどこでもよかった。

とにかく利回りが出るマンションで駅まで1分以内を探して買った。

住宅なんて路線価や周辺の参考価格も考慮しているだろうが最終的には売主と仲介業者が考えた言い値なのでそこからある程度は値引き交渉もできるかもしれないが一般の購入者が高いか安いかなんてわからない。

当時は不動産が底値だったのでファミリー向けマンションで利回り9%なんてレア物件を見つけられたがワンルームなら今でも探せばあるはずだ。

ファミリータイプでも一定の利回りが無いと手放すときにヤバそう。

そう考えたら新築は買えず選ぶなら必然的に中古になってしまう。

人気がない地域だと借り手が見つからないので一定以上の人気がある場所か駅近くが前提になる。

もちろん場所、外観、間取りを気に入って購入するのも価値観のひとつではあるが仕事や老後で移住しようとした場合に売るに売れない状況は不味い。

特にこの先人口減少で住宅需要も減っていくと考え、購入する住居付近の人気、自治体の人口増減、貸した場合の利回りも頭に入れて購入した方が失敗は少ないだろう。

ちなみに住んでいるマンションはひっきりなしに不動産屋の売却希望のビラが入ってるので売るのには困らなさそうだ。


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