台風の予想経路がパラパラ出始めて帰国時中部国際空港あたりに直撃の確率が高くなった。
千葉で被害があった台風より勢力が強い。
タイガーエアーのフライト状況ではまだ予定通り飛ぶことになっている。
おそらく早くて前日、下手をすれば当日に欠航が決まるだろうか。
可能ならホテルを2泊追加して帰国便を振り替えるのが安上がりだ。
ただ当日ホテル探しをするのは精神的に嫌なのでホテルの目星はつけておき前日に欠航が決まったら2日延長して便をずらしたい。
ただこの2日後のフライトが高いのでおそらく3日後にされる可能性が高いか。
ググってみると同じ境遇の方のいい情報があった。
ポイントは
- 欠航になりにくい航空会社
- 欠航連絡は12時間前
- 払い戻しに応じるLCC
彼らもビジネスなので欠航確定をぎりぎりまで粘りそう。
ホテルで朝食を取りながら考える。
彩りのいい料理が並んでいた。
味は普通だった。
台風が日本に直撃しているので日本に近い台湾から空で移動するのにもリスクがありそう。
別の海外へ逃げ込むのは却下しよう。
新幹線で高雄へとも思ったが高雄空港から名古屋の航空運賃は4万円する。
桃園空港発であれば3日間延長して帰国すれば7000円台のLCC便がある。
2日延長で月曜だと運賃はその2倍以上する。
ホテル代含めても台北で3泊追加するのが安くて無難だろうか。
明日ホテルとフライトの手配をしよう。
さて今日は?
滞在期間が延びそうなのでゆっくりでいいが少しずつミッションをこなしていこう。
まずこのあたりかな。
最初はオープントップバスだ。
情報はこちらがいい。
最近検索しても必要な情報が簡単に得られず探し回る必要がある。
以前はもう少しましだったが広告に力を入れすぎでバランスが崩れている気もするのでそろそろ1強体制の検索業界にもつけ入る隙があるかも。
infoseekやatlasをメインで使っていた頃が懐かしい。
なんて考えてオープントップバスに乗るため8:40に台北車站駅へ向かった。
通勤ラッシュを避けた。
天気は曇りだが気温はちょうどいい。
バイクの多さを除き日本の街を歩いているのと錯覚しそう。
横断歩道の信号機の切り替わりを示すカウンターと、
ニオイが違うくらい。
あと全てではないが歩道に自転車専用道があるのがいい。
松江南京ー中山ー台北車站とMRTを乗り継いだ。
グリーンライン、レッドラインの順だ。
車内は座れないが混んでもいない。
電光掲示板に次の駅が表示されるので乗り過しはない。(はず)
昨日は北門まで歩いたが中山駅から乗り換えた方が全然早かった。
オープントップバス乗り場の出口はM4だ。
案内板が多いので迷わない。
そして出口で振り返ればバス乗り場が並んでおりその先頭がオープントップバス乗り場だ。
チケット売場が分からなかったのでバスのお姉さんから英単語の会話で購入した。
キャッシュおk?フォーアワーズ
で300ドル渡せば4時間コースのQRコードのついたチケットを発行してくれた。
オープンバスには4時間、1日、24時間、48時間乗り放題の4つのプランがある。
そのうち一番短いのにした。
乗り込んだのは9:10のレッドラインだ。
レッドはどちらかといえば小綺麗なビルが立ち並ぶエリア。
2階の後ろ半分がオープントップになっている。
四方をガラスで囲まれて天井がないタイプだ。
香港や福岡で乗った風を受けて走るオープンカーではないので少し残念だが天井がないだけでも開放的になる。
貰ったイヤホンを差せば日本語案内もある。
乗り合わせたのはフィリピン人の団体と台湾人で乗車率50%くらい。
シャレにならない大音量で音楽が流れてるのでうるさいバスだ。
自然と乗客同士の会話も大きくなる。
一方で乗務員のお姉さんは笑顔で親切にひとりひとりにどこに行くか聞いてアドバイスをしてくれる。
但し外国人には英語だ。
一周レッドラインが約80分、ブルーラインが70分程なので4時間チケットで台北旅行の冒頭にオススメだ。
レッドで街をぐるっと回って台北車站でブルーに乗換て故宮博物院へいくのも4時間で間に合いそう。
と、前回登った101が見えてきた。
個人的に101は登るより外から見ていた方が迫力がある。
あとなんだかこのあたりムシ暑い。
台北って場所によって気温と湿度に大きなムラがあるのかな?
バスに乗ってる間でも暑くなったり涼しくなったりしていた。
一回りして台北車站駅に戻り北西の方角1.2kmにある
河浜自行車租借站大稲埕站
へ向かう。
サイクリングのミッションを進めよう。
グーグルマップで台北車站駅から河浜自行車租借站大稲埕站の経路検索をするとバスの539に乗れというので探し回って、
ついた頃には別の経路を案内していたがバスが遅れていたので乗れた。
乗車時に悠遊カードをタッチして支払うバスと下車でタッチするバスが混在しておりこのバスは乗車時タッチでお支払いだった。
下車のタイミングはグーグルマップで進行具合を見ながらあとは勘だ。
運よく近場で降りられた。
このあたりはアジアに来てる感が強い。
埠頭らしき看板が見えた。
埠頭なので海なのか?いや川だ。
入ってすぐのトイレを借りて、
レンタサイクルショップを探すとカラフルなのですぐ見つかる。
このレンタサイクルのポイントは
- 12:00-14:00は休憩
- 後払い精算
- 札不可で硬貨か悠遊カード払い
- 自転車は自分で受付に運ぶ
- パスポートを預ける
日本のように3時間借りたい、何時間のプランがあるの?と聞いても通じなかった。
そうじゃなく借りた時間だけ支払うシステムだ。
それに3時間後返しにいっても休憩中でクローズだ。
とりあえず借りて走り始めて
重陽大橋までたどり着き、
14時まで自転車を返せないと食事できないことに気がついたので急いで戻ることにした。
この自転車は鍵がないので放置して飯が食べられない。
車種にもよるが1時間で60ドルだった。
YOUBIKEの倍くらいの相場。
10kmも乗っていないのでまたチャンスがあったらもう少し走りたい。
レンタサイクルを返して今度は北門駅まで徒歩で南下する。
このあたりの街はザ中華街って感じでいい。
あとで知るがこのあたりが迪化街だった。
気がつかないうちに問屋街のミッションをこなしていた。
うろついているとYOUBIKEステーションを発見
悠遊カードをかざして借りる。
(アプリで履歴を調べると永楽市場のサイクルステーションだった。)
とりあえず中山駅の東にあるコメダに向かった。
マップを眺めると泊まっているホテルのすぐ近くでいつでも行けそうなので、やめて自転車を中山駅へ戻す。
ステーションの場所はアプリで分かる。
戻すときは自転車の前方の特殊な金具をステーションにしっかり嵌めたあと、
ピッピと鳴り続けるのでカードをかざせば返却完了。
そして三越の鼎泰豊へ
地下二階にある。
うーん並びすぎ(+_+)
12:30では仕方ないか。
ここで待つなら本店に行く。
別の店いこう。
徒歩5分の玖伍牛肉面の鮮蝦紅油沙手麺の細麺大盛(130ドル)にした。
レビューで美味しいって書いてあった料理だが味覚は人それぞれだと感じた。
エビ餃子はまあおいしかったが油麺があまりに単純な味付けで少し食べると飽きてくる。
4割残した。
汁のあるラーメン頼めばおいしかったのではないかな?
フラフラしていたらマッサージが並んでいる通りがあった。
台北だと1時間千ドルが相場みたいなので80分999ドルならこちらの物価でも安い。
でも1時間約1000円のタイには敵わない。
向かうは康楽公園、林森公園
ほぼ草木で日陰になる公園なので涼しい。
自転車で焦って漕いで戻ったのと油麺が影響しているのか胸焼けがする。
直ぐ近くのスタバで休憩だ。
普段はスタバなんて贅沢はしないが旅行中は別だ。
気分が悪いのでコーヒーは飲みたくない。
よく分からないのでメニューで推しになってる黒葛粉紅茶那堤中(140ドル)を指差しオーダーした。
タピオカミルクティーを飲んだこともなくモチモチつぶつぶが喉を通ったのでタピオカのミッション・クリア!と思ったが名前の通り黒蜜の葛切り入のミルクティーだ。
これはおいしい。
さっきの油麺より高いから当然か。
2時間程ここでゆっくりしてあと1つなにかしよう。
問屋街のミッション進めたいから行天宮かな。
YOUBIKEに乗ろうとアプリをみると近くは空いてなさそうなので、
一つ先のサイクルステーションへ行ったがこちらも1台もない。
アプリにタイムラグありそう。
そして自転車を待つおじさんがひとり。
仕方ない、松江南京駅まで歩くか。
そしてMRTで一駅の行天宮駅へ。
そのまま目的地まで歩いた方が早そうだがMRTのトイレに寄りたかった。
この国の地下鉄にはトイレがあるので助かる。
催してトイレが見つからず困ったらMRTに駆け込めばいい。
行天宮駅3番出口からまた歩く。
そして到着。
関羽が祀られて商売繁盛のお寺だったはず。
ご神体は向こう側にあるのにこちらを向いて膝をつき頭を下げている人がいる。
お参りの仕方がよく分からない。
と思ったら親切に書いてある。
闘聖帝君が関羽だ。
張と飛の文字もあるので張飛も祀られているかと思えば別の時代の人だった。
中央が御神体の闘聖帝君かな
開放的なお寺だった。
健康祈願をしてお寺をあとにする。
夜は夜市で何か買ってホテルで食べよう。
行天宮から近いのは隻城街夜市だ。
西に1km弱だ。
MRTを使うのは微妙でYOUBIKEのステーションも行天宮駅近くなので夜市まで歩く。
こじんまりした夜市だ。
ぐるっと回って買って持ち帰りたい食べ物が見当たらない。
台湾の夜市はどこでも胡椒餅が売っているのかと思えばそうでもないらしい。
仕方がないのでMRTで一旦ホテルへ戻る。
ホテル近所にはすき家、コメダ、サボテンが並んでいる。
コメダは馴染んでいて分からなかった。
部屋で悩んだ末コメダで夕食にしてミッションにしよう。
店内は夜で喫茶店は空く時間帯なのにかなり混んでいた。
名古屋のローカル放送でも台湾コメダを特集していたが実際にこの目でみると台湾でも成功するのかと驚きだ。
入口にはアルコール消毒の噴霧器が置かれていた。
DUSKIN製だ。
そういえばホテルにも同じのがあった。
メニューは日本と同じ作りだ。
台湾店の名物である味噌カツパン(220ドル)とコーヒー(110ドル)にした。
換算すると1221円だ。
うーん高い。
記念だからいいか。
コーヒーの味は飲み慣れたコメダコーヒーだった。
少しアメリカンなのは台湾人の好みに合わせたのだろうか?
コーヒーはうるさくないがこれくらいの違いはわかるオトコだ。
カツは想像よりボリューミーだ。
そしてうまい。
甘い味噌が強くカツの味を消してしまっているがサンドならこれで正解なのかも。
意地悪くいえばチキンカツでも歯ごたえ以外分からないほど味噌が強い。
でも少しでも獣臭いと肉を食べられないのでこれなら助かる。
台湾は直営店なのかと思えばフランチャイズを募集してる。
ある程度金持ってて台湾に移住したいのならワーキングビザも取れそうなコメダのオーナーありかも。
テレビでは5店舗が既にオープンしてゆくゆくは100店舗狙っていると報じていたので今ならまだ好条件な立地が選べそう。
オススメは観光客の多い101付近だな。
中山駅周辺か士林あたりでもいい。
ミッションは夜市2つ回ったのでとりあえずクリアでいいか。
順調に進んでいるが今は台風の進路と上陸時期の方が気になる。