仕事でノートPCを持ち歩いていたのでポケットWiFiを使い続けてきた。
最古は2009年頃バッファロー製のどこでもWiFiとWILLCOMの回線を使い外出先でインターネット接続だ。
それ以前はポケットWiFiとかテザリングどころかスマホ自体も国内に存在しておらず出先でネットワークに接続するといえばグレーの公衆電話のISDNか携帯電話を専用コネクタでつないでいた。
アナログモデムがノートに標準装備されていなかった頃にはPCMCIAのモデムカードをスロットに挿して電話回線のモジュラージャック探して繋いでいた時代もあった。
もっと前だとかさばる音響カプラーを持ち歩き受話器にくっつけてアナログ音声で接続する方法だった。
ノートだけでも3kgあって肩が抜けそうな重い鞄で通勤していた記憶もある。
それに比べればスマホやらタブレットでネットに気軽にアクセスできるようになり便利になったものだ。
どこでもWiFiをしばらく使っていたら次にWiMAXのサービスが発表されイー・モバイルからポケットWiFiが発表されたのでこの二つの回線をほぼ交互に仕事とプライベートで兼用していた。
WiMAXは電波が弱く鉄筋コンクリート構造のビル内では圏外になりやすかった。
一方イー・モバイルの方がつながりやすいものの回線品質はWiMAXの方が良かったため決め手にはならなかった。
それにイー・モバイルもドコモやAUに比べて田舎に弱く圏外になることもよくあった。
この頃になると仕事は主に従量制のドコモ回線端末だったので仕事で圏外は無くなった。
MVNOが3GBを2000円位で提供し始めた頃にはMVNOの無制限SIMなんてサービスもあったが時間帯によってはアナログモデム並みの速度しか出ず淘汰され消えた。
それからFUJI WIFIという会社がソフトバンク回線をMVNOではなくMNOとして提供しながら無制限で月額3300円でポケットWiFiを提供するという驚愕なサービスを発表した。
後ろ盾もわからず最初はすぐ潰れるだろうと横目で見てたら使えるというレビューが出始めたので半信半疑で契約した。
当時で100GBが3100円という破格だった。
それから2年間以上外出先でのネットへのアクセスはFUJI WIFIで満足している。
同社はポケットWiFIだけでなくSIM単体で提供するサービスも始めていた。
iPad、アンドロイドタブレッド、ノートPCを持ち歩き使っていたのでポケットWiFiは複数端末を接続するのに便利だ。
しかしここ最近は普段も旅行中も持ち歩くのはスマホ1台になっている。
旅行でGPD Pocket2を持っていくこともあるが使うのはホテル内だけ。
気の迷いからおサイフケータイ使うためにガラホと2台持ちしていたこともあるが電子マネーはカードにした。
最近は端末を1台しか持ち歩いていないのにポケットWiFiの電源を上げ忘れていたりスマホにWiFi接続がうまくできないためスリープ解除ボタンを押して接続のが面倒になってきた。
そしてポケットWiFiは重い。
バッテリーもち時間が足りないためカードタイプのバッテリーを貼り付けて運用しているがポーチやショルダーに入れると結構な重量になる。
ましてや手ぶらで出かけようとするとポケットに重りのようなモノを入れなきゃいけない。
ノートもタブレットも持ち歩かないのでポケットWiFiのレンタルやめてスマホに大容量SIMでいいんじゃない?と考えた。
もし国内のロングステイでポケットWiFiが必要になったらSIMフリーのポケットWiFiに大容量SIMを放り込めばいい。
ポケットWiFiサービスからSIMサービスに切り替える決断をした。
FUJI WIFIは新規さんに対して徐々に料金を引き上げてきたので自分が入手した頃の価格を維持するのは無理で新規で100GBSIMを契約すると月額3800円になってしまう。
そこで13カ月のおまとめ支払い(13カ月縛り)をつければ100GBが月額2980円になる。
どうせ使い続ける気なので縛られても問題無い。
しかしおまとめ払いで申し込もうとしたが在庫切れになっていた。。(2019/10頭時点)
通常のSIM 3800円は継続提供されてる。
当初はFUJI WiFiしかなかったのだが他を探してみるといくつも似たようなサービスが生まれていた。
まだまだ増えそうだ。(2019/10時点 価格)
価格は参考程度として購入時はご自分で必ず確認してください。
会社 | サービス名 | 手数料・登録料 | 月額 |
FUJI WIFI | 100GB SIM | 2000 | 3800 |
iVideo | 300GB SIM | 1000 | 3200 |
With WiFi | 100GB SIM | 3777 | 3480 |
STAR WiFi | 大容量 SIM | 5960 | 3282 |
モナ WiFi | 100GB SIM | 5000 | 3500 |
WiFiO | 大容量 SIM | 8960 | 3980 |
ギガトラ WiFi | 大容量 SIM | 4100 | 3700 |
月100GBで十分なので100GBがあるメーカーはそのプランを、なければ100GB以上で最小のプランを並べてみた。
大容量プランとは提供会社は制限をかけていないが回線提供元のソフトバンクが何らかの制限をかけるかもしれないサービスだ。
ブログアフィリエイター、Youtuber、各社のHPがこぞってクーポンやキャンペーンなどを提示しており結局どこが支払い最安か掴めない。
それでも現状の3100円よりも月額が下がり潰れなきゃいい。
サービス内容は横一線のようで価格設定やおまとめプランのような価格体系が違うくらいだ。
その中で異彩を放つのが業界老舗のiVideoだ。
容量900GBなんて貸元のソフトバンク怒らないのか?とこちらが心配してしまいそうなSIMを3300円で提供していたりする。
裏モナSIMが300GBで最強と呼び声高いがその更に3倍だ。(通常の3倍がシャアならその3倍はキラ?)
本当に0.9TB使えればギガホーダイどころかテラホーダイだ。
iVideoはアフィリ競争に参加していないためか検索で引っかかりにくいので話題にならない。
「ワイはクーポン配ったりYoutuberやグーグルに金渡してステマなんてせこいことはせーへん。300GBで最強?あほちゃうか、うちは900GBを最低価格にして勝負じゃ。それがナニワのあきんどや~」(あくまで個人的な想像です)という感じで個人的にはiVideoの安さと怪しさは大阪のノリで好きだがドメインは台湾だった。笑
iVideoでもよかったのだがオーバースペックで現行支払いの3100円より高いのは嫌だ。
よくチェックしているかじまっく氏が提供していたSTAR WiFiの100GBSIMクーポンで初期費用2980円、月額2990円になるものがあったためこれを申し込んだ。
クーポンがいつまで使えるか不明だが動画を消すかクーポンコードをコメントから消したら終了だろう。
面白かったのはSIM申し込みのWEB画面が大容量SIMを提供している他の会社とまるでパクったかのように同じだったこと。
おそらくソフトバンクと取引がある会社にこの手のソフトバンク回線使った大容量SIM&WiFi提供ビジネスやらない?と販売システム丸ごとパッケージ化して稼いでいるコンサルかIT系企業があるんじゃないかと邪測している。
裏がどうあれ同様なサービスが増えてサービスと価格競争してくれるのはいいことだ。
あと重要な事として購入前からの懸案としてSIMスロット問題があった。
スマホがデュアルSIMスロットでDSDSやDSDVをサポートしていてもマイクロSDカードと排他利用が普通だ。
要はSIMを2枚挿すとマイクロSDカードが挿せなくなる。
出典マイネオ
現行機のOPPO R11sもDSDSでマイクロSDカードを挿すとSIMは1枚しか差さらない。
そしてこの手のソフトバンク系SIMは音声通話は使えない。
だからMVNOの音声SIMと大容量SIMを2枚挿して併用する。
例えばイオンモバイルの音声SIM最低料金が約1130円でSTAR WiFiの100GBのSIMが2990円を合計して4120円で100GBのウルトラギガモンスターに似たサービスにできる。
そのためにはマイクロSDカードを外さなければならない。
結果、内蔵ストレージだけでスマホを使うことになる。
手持ちのスマホOPPO R11sは64GBでOSやアプリも入っているので実際に使える空き領域が40GBを切っている。
ストレージ不足で動画、音楽を消さないといけないし写真も定期的にパソコンのHDDなりに移す必要がある。
これがスマホSIM2枚差しのジレンマだ。
というわけでここまで長々と語ったのはスマホを買い替える口実だった。笑
OPPO R11sはハードウェアのできが素晴らしく隠れた名機だと考えておりこれまで幾度となく後継を検討したが買い替える理由が見当たらなかった。
ようやく口実を得た。
そしてスマホ購入にあたっての要件はこの8つになる。
- トリプルスロットかDSDSかDSDVで内部ストレージが128GB
- Snapdragon660以上のSoC
- バッテリーが4000mA以上
- 重さが170~180g前後がいい。200g以下必須
- ドコモとソフトバンクバンドのプラチナバンド対応、ドコモのプラスエリア対応
- USB-C対応
- そこそこのカメラ
- 4万円以下
デュアルスロットの上位であるトリプルスロットであればSIM2枚とマイクロSDカードが同時に3枚挿せる。
ただトリプルスロットの機種は少ないしどちらかといえばミドルからローエンドスマホに搭載されていることが多い。
元々パンパンに設計しているスマホでスロットが長くなり場所を取ると高スペック機を製造するのが難しいのだろう。
トリプルスロットでなくてもSIMのデュアルスロットで内蔵ストレージが128GBあってもいい。
実際に今でも内蔵ストレージ64GB+マイクロSDカード64GBで運用している。
クラウドに写真をアップロードなんてセキュリティ上好ましくないと考えているのでマイクロSDカードに写真保存するのは簡単にPCに移せて便利なんだけど落とした時に中身を見られるのでセキュリティ上宜しくはない。
内蔵ストレージが十分あってマイクロSDカード無しで運用できるならその方が正解だ。
現行機が153gなので180gでも厳しいのだが重量で制約をかけると使えるのはpixel3しか見当たらない。
しかしpixel3はシングルSIMなので128GB版でも対象外だ。
SD660以上、バッテリーが4000mA、重さが180g、USB-C端子、高性能カメラの要件が揃うスマホは3~4万円でXiaomi(Redmiブランド含む)のラインナップにいくらでもありそう。
Xiaomiのスマホはコスパがいいと思う。
特にカメラがいい。
いいカメラは旅行に必須だ。
このシャオミは利益度外視して周りのサービスで利益を得る戦略なので無茶苦茶なスマホが出てくる。
難点は日本嫌いなので日本法人や特約店がなく買うなら中国や香港のネットショップからグローバル版を取り寄せないといけない。
それでも技適がなかろうが日本から購入する人は後を絶たないし中古や輸入品もそこそこ国内に出回っている。
Redmi note4を3年前に約2万円で購入しているが今でも現役サブ機だ。
だから今回もXaomiで選ぼうと考えた。
しかし同社の色々な機種のスペックをチェックしていると日本で使用するには難点がある。
多くの機種がドコモのプラチナバンドやプラスエリア(WCDMA B6)に対応していない。
自分の場合は現在は使っていないので関係ないがAUのバンドにも対応していない。
まあ日本の展開を意識していないので仕方がない。
ソフトバンクにはフルバンド対応している機種も多いがメインの音声SIMがドコモ系なので出来ればドコモのフルバンド対応が欲しい。
過去に2機種買ったファーウェイあたりにありそうだが3機種目は買わない。
そこで他でいいのはないかと探してみるとたまたま現行機と同じメーカーのOPPOがReno A 128GBを発表していた。
SDスロットはSIMと排他利用だがDSDVで内蔵ストレージは128GB、Snapdragon710、Docomoのバンド完全対応、USB-C、防水、おサイフケータイ、169.5gで楽天モバイル加入で特別価格で販売していた。
もちろん日本正式販売でドコモ、AU、ソフトバンク共にフルバンド対応だ。
バッテリーが3600mAと若干少なめなのは目を瞑ってもいいし現行機と同じメーカーなのでこの機種も期待できる。
しかし128GB版は楽天モバイル専用機で特売を知った頃には在庫切れになっていた。
Goo SimsellerがOCNモバイル契約とセットで2万円で販売していた64GBモデルは現行と同じ容量なので意味がない。
こちらはアマゾンでも単体販売している。
おサイフケータイ付きでアッパーミドルレンジの4万円のSIMフリースマホなんてこれまで無かったので今後のテッパンになる機種だ。
そしてOPPOはRENO Aに続きA5 2020も発表した。
OPPOは指原莉乃をイメージキャラクターにしているし日本国内シェア拡大に本気のようだ。
そして何とこの機種トリプルスロットを備えており国内価格が3万円弱。
バッテリーも5000mAで広角カメラ搭載なのでReno Aより旅行向き。
SocもR11sより上でUSB-C対応になっている。
そろそろコネクタをマイクロUSBからUSB-Cにしたい。
このご時世にマイクロUSBのスマホなんか使ってると貧乏な感じがする。(個人的な意見です)
おサイフケータイはなくても電子マネーはカードにしたのでいらない。
短所はRAMが4GBと最新機では少なめで195gと重くディスプレイ解像度が720 x 1600 pixelsしかないこと。
でもRAM6GB以上、170g、FHD画質にパワーアップしたらReno Aより価格が高くつきそうなので目を瞑れる。
それに解像度が低いのは悪いことばかりではなくバッテリーのもちにもアドバンテージになる。
RENO Aと同じDSDVではなくDSDSなのも残念な点だがMVNOのイオンモバイルSIMは容量が500MBしかないし音声通話にVOLTEが無くても3Gでいい。
(DSDV= 4G+4G通信 DSDS = 4G+3G通信)
船上とか電車で田舎を走っているとソフトバンク回線が圏外でドコモ回線が圏内の場所があるがその時はSIMの設定を入れ替えればいいだろう。
あといつか3G電波が停波するかもしれないが次の機種でDSDVにしていれば間に合う。
10/30発売開始なので運よく安く購入できたら嬉しい。
ダメなら楽天モバイル仕様のRENO A 128GBの再販を待つか。
OPPOは自前のColorOSじゃない方が使い勝手がいいのでAndroid ONEでそこそこの機種出してくれないかな。
そういえばColorOSじゃないOPPOのスマホといえば傘下にOnePlus(一加)があり日本のバンドに対応していた。
最新機のOnePlus7無印(8G/256G)が5万円で買える。
Snapdragon855搭載でantutuで上位、国内キャリアバンド対応、有機ELのFDH+、カメラ48 MP, f/1.7の光学手ぶれ補正付、USB-C3.1、USF3.0、ディスプレイ指紋認証&顔認証、高速充電、185g、3700mAと紛れもないハイエンド機で自分にはオーバースペックで予算の4万円より1万円高い。
でも大は小を兼ねる。
最近のハイエンド機と比べてワイヤレス充電と防水が未対応でカメラに広角もズームも無いがハイエンドの約半額なので何を取って何を捨てるかだろう。
気になるのはイヤホンジャックがないのとDSDSでもしDSDVにしたいなら弄らないといけない、広角がないこと。
イヤホンジャックは変換アダプタで何とかなるか。
もし5万円出すなら3Gが停波するまで使うかもしれないのでDSDVがいい。
VOLTEにするため手順を踏まないといけない。
広角は今でも無いので必須機能では無い。
バッテリーのもちはバッテリーベンチマークのランキングでかなりいい評価になっている。
今でも満足しているR11sの81hに対して102hもある。
ただこのランキングを見るとMotorola Moto G7 Powerが驚きの147hだ。
昔はインテルの80系に対して68系のCPU作ってた老舗のモトローラさん頑張っている様でトリプルスロットが2万円台で買えてしまう。
但しSoCが現行機より下がるため要件を外れるので候補からは外れる。
それでも旅行でバッテリーのもちは正義だ。
いくらカメラがよくてダウンロードが早くゲームがサクサク動いて高性能でも旅行で乗り換えやら行先を色々調べているうちに昼前にバッテリーが切れていては意味がない。
現行スマホのバッテリーの持ちがいいといっても旅行でホテルに戻る頃にはモバイルバッテリーが空になり本体が40~50%になっているのが通常だ。
それにSIM2枚挿だと待機中でも今よりバッテリー消耗するからバッテリーのもちは重要になる。
同じ5000mAで解像度が低めでSoCも665でA5にもMotorola Moto G7 Powerと同様なバッテリーの持ちが期待できそう。
やはりA5かなぁ。
ただReno AとOneplus7はETWSでエリアメール(緊急地震速報など)が通知された実績の情報があるのでいざというとき鳴ってくれた方がいい。
11/11には独身の日で中国の流通はめちゃくちゃになりそうなのでOneplus7を海外のショップから買うなら今すぐか逆に年始まで待った方がよさげ。
年明けはタイに行きたいので買うならGoo SellerのA5待たずして今だよなぁ。
それにOCNモバイルの契約しない単体だと3万円かもしれないので、だったら2万円追加してハイエンドスペックのOnePlus7にした方がいいか。
でもタイにいけばA5が単体で2万円以下で買えるって情報があるので現行のR11sに2枚挿し暫く使ってみるか。
(こちらの方がタイで1.7万円で単体購入されている。Goo SimllerでOCNにMNPした場合のセット価格に近い。A5 2020はおサイフケータイも無いので海外で購入してもいい→但しタイ版が日本版と同じようにデュアルSIMで使えるかは不明だ。海外のUSIM対応モデルって制約があった気が…)
マイクロSDの動画や音楽を消して写真を残っている38GBのストレージで問題なく運用出来れば買わなくてもいい。
それにしても旅行であれば5万円程度なら1分もかからず決めるのにスマホはどうしてこうも決められないんだろ。
そうこうしているうちに実際に11月の旅行のため4万円分の予約をしたので今月の予算でOnplus7買うのは無理になった。
スマホ買えるのは来年以降かな。。笑
まとめると10/30にA5単体2万円+データSIM1ヶ月分をGoo sellerで買えるなら買っちゃう。
ダメなら12月以降にタイで2万円以下で買うかOnplus7を中国の独身の日(11月11日)かダブルトゥウェルヴ(12月12日)で4万円近くまで下がってこないか待つかな。