退職してフェリーに3回乗っている。
国内の中長距離フェリーを運行している会社は13あるので以前全社をコンプする目的を立てた。
年内にあと1便は乗っておきたい。
というわけで今回は新日本フェリーに決めた。
特にこれといった理由はないがこれまで太平洋と瀬戸内海だったのでたまには日本海側がいいかと決めた。
新日本海フェリーは敦賀、小樽、新潟、秋田、苫小牧の間を就航している。
愛知から近いのは敦賀なので当初は名古屋から敦賀まで高速バスでいき小樽、苫小牧のいずれかのフェリー便でそこからJRで新千歳空港に移動して中部空港へ戻る計画を立てた。
しかしフェリーを予約しようとして客室を調べると1人部屋に個室がない。
個室っぽい部屋はあるが鍵がないとか扉がない便ばかり。
その中で小樽-新潟の”らべんだあ/あざれあ”の客室のツーリストSは個室のようだ。
正確には他の船舶のツーリストSには「個室ではありません」と明記されているが”らべんだあ/あざれあ”にはそれがない。
あと360度動画で扉に鍵のような物体があるので個室と判断した。
らべんだあ/あざれあの小樽から新潟着にした。
北行きではなく南行きにしたのは17:00発9:15着とちょうどよかったから。
というわけで次のルートにした。
中部空港〜千歳空港 ジェットスター
札幌1泊
小樽港〜新潟港 新日本海フェリー1泊
新潟2泊
新潟空港〜名古屋空港 FDA
中部空港ではなく名古屋空港に降りるのはおそらく20年ぶり。
電車がないのが難点だが就航数も激減しているので高速バスにすんなり乗れるのではないかと考えている。
毎度のことだが出発当日にも何の計画も決まっていない。
ただフェリーに乗るために旅程を決めた。
荷物は冬着なので少し重くなり5Kgになった。
ジェットスターは今年開設された第二ターミナルなのでかなり歩かないといけないのが残念だと考えながら中部空港に向かう。
その電車の中で今回のミッションを決めた。
- サッポロビール博物館でビール
- そこそこおいしい海鮮丼か寿司
- 新潟で2箇所程観光
- そのうち一か所は紅葉
- 新潟で郷土料理を2回食べる
- 新潟駅で駅弁もいい
- ポッポ焼きを食べよう
- 1日6km位は歩こう
- 毎日水を1リットル飲む
なんかめっちゃ普通で後半は健康な生活をおくるための鉄則みたいだ。
自分の旅行にはオープントップバスはつきもので検索すると「宙バス」が今年から運行しているようだが、
出典新潟経済新聞
土、日のみのようだ。
平日運行して誰も乗らないと赤字になるので仕方がないか。
今回は見送りだ。
目の前で婆さんがくしゃみを繰り返して鼻をすすってる。
時期柄仕方はないが咳1つ聴こえてこない列車の中でどうして自分の目の前にだけにいるんだと恨み節を吐きながら東京ほどではない通勤ラッシュに揺られて名古屋鉄道金山駅から中部空港へ。
ジェットスターはターミナル2だがラウンジが無いのでとりあえずターミナル1のカードラウンジでビールとコーヒーをいただく。
アサヒビール工場以来ビールを飲んでいないので普通のビールを飲んでサッポロビール園の生ビールをおいしく感じるための準備をしておいた。
ラウンジでヒルトン・グランド・バケーションズ特設デスクでギフト券を貰った。
ヒルトンだしいいものが貰えるのかと検索してみるとティッシュかボールペンで貰ったあとの営業攻勢が凄いらしいので捨てた。
セントレアのターミナル1からターミナル2は早足で20分かかるという噂なので出発1時間前にラウンジを出る。
デフォルメした地図ばかりで位置関係が分かりにくかったがまともな地図だとこんな感じ。
あれ?この位置でこの程度のゲート増やすならターミナル1拡張すればよかったのにと誰でも考える。
ターミナル1南端の24番ゲートからつないでおけば何も問題ない。
人も関空と比べれば中部空港がキャパオーバーしているように見えなかった。
理由はフライトオブドリームス(FOD)だ。
FODはターミナル1からかなり遠い。
今は物珍しくて混んでいるが飽きられて閑古鳥が鳴くようになる前にターミナル2を作り人の流れを変えたかったんだろう。
本来は金持っているFSC(ターミナル1)の客をFODに流入させたかったはずだがそれをしたらあちこちからクレームが出るので無理やりターミナル2を作ったというのがいい線ではないだろうか。
もちろん表面上の言い訳はいくらでも取り繕える。
駐車場潰して駅横に作ればよかったものを結局はFODを辺鄙な場所に設計したアホのせいで中部空港でビジネスラウンジが使えなくなりプライオリティパスが無駄になった。
ターミナル1のインフォメーションから動く歩道、FOD、ターミナル2のカウンター、保安検査を抜けて一番手前のゲート80まで早足で18分かかる。
動く歩道で並んで立っている奴らが多いと23、4分はかかってしまいそうだ。
搭乗、離陸、着陸、到着は予定通り。
新千歳でちゃっちゃとJRに乗り、
札幌到着する。
寒い。そして腹が減った。
すでに14:40だ。
昼食時出発便なので食べられなかった。
サッポロビール博物館は今日しかチャンスが無いのでとりあえず札幌駅で腹ごしらえ。
やっぱり花まるか。
ランチは15時までなので急いでしまい間違えてパセオイーストに行きウエストへ小走りに移動した。
なんとかぎりぎり花まるパセオでランチをオーダーできた。
ただ値段が1430円に値上がりしてる。
1200円台だったのでお得感があったが消費税増税にしても上げ過ぎでは?
そうは言ってもネタが厚くうまい。
ネタの味が薄く感じたのは歳を取って味蕾が減ったのかな。。
そしてサッポロビール博物館まで歩こう。
寒いし薄暗い。
最寄り駅は苗穂だけど健康のため6km歩く。
道半ばでJRに乗るべきだと反省しきり。
風もあり底冷えする寒さが襲ってくる。
そしてようやく到着した。
ジャーン
サッポロクラシック(300円)
あれ?300円って
去年は200円だったけどどうしてしまったんだサッポロ。
1.5倍って物価上昇率ひどすぎない?
プレミア付けすぎ。
そりゃうまいけど歩いた甲斐は半減だ。
三杯飲むつもりを一杯にした。
アルコールが入ったので暖まったがそれでも寒い。
そこで隣のアリオのキャンドゥでマフラーを手に入れた。
この使い捨てマフラー考えた人は天才だ。
110円でこの暖かさはノーベル賞に匹敵する。
帰りはバスか地下鉄にしようと軟弱な考えでいたが寒ささえ感じなければ気温8度なんてどうということもない。
今回唯一の札幌観光になるであろうさっぽろテレビ塔を横目に、
すすきのにあるホテルまでたどり着いた。
アパホテルすすきの駅前店だ。
ベッドはダブルでも狭いので小さく見える。
少し部屋が雑巾臭かったがその後すすきので飲んでベロベロになって寝たので問題ない。
ラフィラ地下2階の北海堂で、
生ビール(250円)と、
熟成サンマ定食(650円)にした。
熟成サンマはイメージと違い脂は全然乗っていないがこれはこれで生煮干しのようなサンマでおいしかった。
ちなみにビールの味は同じサッポロクラシックでもこことサッポロ博物館ではかなり違う。
しかし安い方がいい。
安さにつられビールニ杯とサロマ湖カキフライ(398円)を注文して、
お腹いっぱいだ。
お会計は1703円とリーズナブル。
そういえばサッポロビール博物館の横のアリオもヨーカドーでラフィラにもヨーカドーが入っていた。
ヨーカドーに縁がある。
その後すすきので二軒回ったが今回は松山と違い記憶がとぶことはなかったしボッタクリは無意識に避けたようだ。
あと翌日朝風呂で知ったが自宅のようなしっかりしたバスユニットだ。
壁が薄くて周りが外国人で会話や生活音が聴こえなければ安くていいホテルだった。