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バリ島旅行記3日目 両替詐欺にあう

今日はウブドを回る。

先にホテルで朝食だ。

ホテルの朝食はメニュー豊富で美味しかった。

ただ朝から食べすぎはよくない。

ウブド観光の足はGRABのRENTでカーチャーターした。

呼んで7分程でホテルに到着した。

7人乗りのダイハツのRV車だった。

呼んでからすったもんだあり同じドライバーがGRABから白タクに変わり10時間チャーター現金50万ルピアで交渉成立した。

車内は広いしお得だ。

行き先は独断でゴアガジャ遺跡フォレストモンキーウブドウブド王宮テガラランライステラスサヌールに決めた。

このあたりはGRABで予約した時に英語のチャットで伝えてあるので発車前にドライバーが再確認してくれた。

それでも途中で行先を忘れるので繰り返し次の行先を伝えて進めた。

そして運転は超危険で怖い。

何度バイク、車、歩行者にぶつかりそうになったことか。。。

怖い代償にウブドまで1時間15分で到着した。

GRABはキャンセルしたので拾ってもらうための連絡はWhatsAppだ。

日本とタイで広まっているLINEの存在は知らないようだ。

バリ島のコミュニケーションツールはWhatsAppだと情報収集していたのでインストールしておいたが使ったことが無いのでフレ登録がわからず手こずった。

電話番号を入力しないと登録できない。

バリ島でツアーじゃなくてGRABをチャーターして回るならインストールしておくべきアプリだ。

まずはゴアガジャ遺跡

入場料をググると1.5万ルピアと表示されるが値上がりしており5万ルピアだった。

それにしても尋常じゃない観光価格の高騰だ。

価格の割に見る場所は思いの外少ない。

10分も回ればお腹いっぱい。

客もまばらで人気もない感じだ。

最初の写真の洞窟のようなところが全てだろうという事でさっさとあとにした。

次はモンキーフォレスト

ゴアガジャ、モンキー、パレスあたりはウブドのメイン観光地で頑張れば徒歩範囲だ。

モンキーの入場料は8万ルピアとここも結構な値段だ。

森の公園に猿が約千頭飼われていて柵もなく放し飼いになっていた。

猿や森の維持費にかかりそうなので遺跡に比べれば入場料も納得できる。

立札に猿に触るな目を見るなと書かれていたが撫ででいた人が結構いた。

人間になれている。

但し噛まれたら狂犬病が怖いのであくまで自己責任だ。。

目の前で猿が見られるので猿好きなら訪れるといい。

一周2キロくらいでゆっくり回れば2時間コース。

さっさと回ったので約1時間滞在した。

インフォメーション裏の喫茶店でバナナジュース(3万ルピア)を飲んだ。

連れはビール(3万ルピア)を嬉しそうに飲んでいた。

アルコール依存症ではないかと疑っている。

そしてドロップされたGATE1で再度ピックアップしてもらいライステラスへ移動した。

田園が段々になった場所でインスタ映えする土地とアクティビティが楽しめる。

外から眺めるコースを回るのは無料で1グループにスタッフが1名つく。

但しライステラスの中に入るのに10万ルピアかかる。

連れは小さいブランコと空中自転車で楽しんでいた。

どちらも15万ルピアで写真左側の大きいブランコは20万ルピアだった。

これがウブド最大のアクティビティ。

自分は高所恐怖症なのでやめておいた。

親切なスタッフも有料のアクティビティを販売したりジャコウネココーヒーを飲んでもらうのが目的だ。

世の中に無料のサービスなんてない。

昼食はライステラス直ぐ近くのレストランteba Sari

メニューを見れば2桁万ルピアの料理がずらりと並んでいる高級店だったのでもちろん味もそれなりによかった。

シーフードチリパスタとフレッシュジュースでサービス込み20万ルピア

観光地の食費が高いのはどこの国でも当たり前。

でもレストランでの3人の支払額がクルマの10時間チャーター費用と同じとはいかに人件費が低いか実感できる。

更にガソリン代を差し引けばさらにドライバーの人件費は低くなる。

ウブド最後の観光スポットは王宮だ。

無料だが宮内は狭かった。

ここも滞在時間10分あれば十分だろう。

王宮付近の道がウブドメインストリートで激混みなので車から乗降するための停車でクラクションがうるさくて大変だった。

駐車場代は別なので駐車の都度5000〜1万バーツ支払った。

訪れる場所の数にもよるが駐車場代としてドライバーに先に数万バーツ渡しておくのもスムーズに移動する手だと思う。

サヌールのビーチは北の入口あたりにつれていかれてクタビーチとの差は分からなかった。

といってサヌールビーチのどのあたりがいいのかは指示できないのでサヌールも回ったという実績だけ残った。

典型的な観光地を巡るならやはりツアーの方がいい。

ビーチで特にやることも無いので10分程度滞在してあとにした。

ホテルに戻ったのが16時過ぎで2時間近く余った。

途中で連れのひとりが他に回りたいと提案したが自身でドライバーに交渉する気はなくあくまで人任せなのでスルーしてホテルに戻った。

日本語ガイドが欲しいなら旅行代理店でクルマをチャーターするのもいいが、しっかり調べて行先を決めてガイドも不要ならGRABで安くチャーターするのもいい。

但し今回のようにGRABタクシードライバーから「ガソリン代もなくて困っているから現金」にしたいと交渉された場合は受けるか受けないかとなる。

ひとり旅なら受けるのはやめた方がいい。

このあとは連れはプールサイドでビールを飲んで、自分はシャワーを浴びてベッドに横になっていたらうたた寝していた。

夕食はスーパー内のレストランで。

そこそこな値段の割にマジで不味かったので紹介なし。

自分じゃ何もしない連れがスーパーでお土産を買い込んだのでルピアが既に無くなった。

ひとりで両替屋にもいけないのでついていく。

自分が選んで前日利用したまともな店構えの両替店が1万円のレート121万ルピア、レートがいい手作り感満載の怪しい両替屋が125万ルピアだった。

121万ルピアの店が安全でいいと勧めたがレートがいい方がビール2杯余計に飲めると125の両替屋で1万円替えることに決めてしまった。

詐欺があるので必ず両替屋の前で自分でもう一度数え直せとアドバイスして頷いていたが、

騙された。

人の欲につけ入る上手い詐欺だ。

手口は、

こちらは複数名いるので両替を開始すると連れの意識を逸らすために両替とは別の脇にいるメンバーが自分にとにかく質問を投げかけてくる。

何処から来たの?どこのホテルに泊まっているの?これまでどこにいった?など

返事をしてるうちに両替が進んでいる。

両替に集中するためにカウンターに踏み込んで入るとお金の勘定が始まっており札は5万ルピアばかり。

5万ルピア札の山が2つ出来ていた。

10万ルピア札は無く全て5万ルピア札?

怪しすぎるので札を数えている状況に注視しようとしたらまた別の人が色々とうるさいほどカウンターの横から声をかけてくるので下がって返事をする。

取り巻きみんなセットで詐欺グループだとその場で断定しきれなかったのが自分の敗因だ。

視点を両替に戻すと数えもしないで札を財布にしまおうとしている。

おいおい冗談だろ。

「こんな手品みたいなのは詐欺の手口だからこの場でもう一度自分で数えて!」

と強めにふたりに警告した。

しかし、

「ちゃんとカウンターで見ていて確認したから大丈夫、札は抜かれていない」

と二人が口を揃えて警告を受け入れてくれない。

かなり年上だがあんたら馬鹿なのか?と喉元まで出かかった。

結局財布に入れて店を離れてしまう。

「絶対騙されているって」

と歩きながら何度か訴え続けたら結構歩いてしまったところで両替した方じゃない連れが逆ギレ口調で、

「二人で必死に数えていたから絶対大丈夫だが、そこまでいうならいま数えよう」

ということになった。

俺たちの目は正しい、とマウントを取りたかったのだろう。

数えてみると彼らのドヤ顔を見ることもなく125万ルピアあるはずが85万ルピアしかなかった。

5万ルピア札を8枚も抜かれていた。

自分もまさかそこまで抜かれているとは予想しなかったのでびっくりした、というか8枚も抜かれても分からないものなのか?

いい腕のテーブルマジック、もとい詐欺だと感心した。

自分がインパクトを受けたくらいなので抜かれていないと信じていたふたりの心情はお察しの通りになる。

状況を聞いたらお札をテーブルの上に並べて数え終わりそうなタイミングに端数の5000ルピア足りないから1万ルピア札を渡すからあと5000ルピア札をお釣りでくれと英語で交渉をされ直ぐに1000ルピア札を5枚渡そうとしたら違うと言われ、お札の山をイジりつつ財布を探して5000ルピア札が見つかったので大丈夫と言われた。お釣りを気を逸しているすきに2つの50万ルピアの山に手をつけたようだ。

こんな怪しいやり取りをして疑わないふたりも凄い。

両替していない方の連れがどのように抜いたか推測していたが後の祭りだ。

事前に両替詐欺があると空港で注意し、両替前にも念を押し、その場でも数えろといっても引っかかるんだ…と思いつつも自分もまんまと両替屋の犯行メンバーに両替が見えないところに引き離す作戦に引っかかってしまったので偉そうに余計な事も言えない。

6人以上でたむろっていたので一旦離れてから戻って足りないと揉めるのはやめたほうがいいと話し諦めさせて帰途についた。

自分と同じくらい海外旅行経験があるのに隙だらけで騙されなかったのが運がよすぎな人達なので一度騙された方が今後のためによかったのかも。

被害額も約3200円なのでスリや円見せて詐欺に比べれば安い授業料だ。

レートが高い手作りの両替屋はみんなテーブルマジックのスキルを持っていると考えた方がいいだろう。

その後ひとりでSPAでマッサージを受けて寝た。

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