新型コロナの流行で話題になっているオンライン飲み会をすることになった。
自宅からビデオ会議システムで飲んでいるところを映しながら雑談する。
会社OB飲み仲間の提案で開催が決まった。
コロナ中はアルコールを断とうと考えていたのと喉の痛みが変わらないので気が進まなかったがどんな感じになるのかのは気になったのでとりあえず参加した。
遠隔会議は仕事でほぼ毎日開催していた。
集まれる人は現地の会議室で残りの人は遠隔地というケースが一般的で会社独自の会議システムがあり約20年使っていたのでビデオ会議は仕事の一部だった。
今回使うLINEビデオ通話とシステムの違いがあるものの相手もOBなので仕事の会議中に酒を飲む感覚だ。
どんな感じになるんだろう?
そして開始は遠隔会議そのもの。
で、飲んでいるアルコール類と食卓に並べた料理を紹介しての各自の近況やコロナで会社がどんな出社状態になっているかの話題になる。
会社の方はほとんどが俗にいうテレワークをしているらしい。
普段だとアルコールが入ると人が変わったようにヒートアップする人も大人しく飲んでいる。
家族持ちなのでさすがに自宅で醜態をさらせないという自制心が働くのだろう。
これが自分のような独り身ばかりのオンライン飲み会だったらもう少し雰囲気が違ったのかもしれない。
でも自制しながら飲んでくれるのはいい。
普段の飲み会ほど盛り上がりはなく淡々と進んでいく。
但し静まる瞬間を作るのは不味いとみんな考えているのか常に誰かの話し声がとどまることがない。
仕事の会議で使っていたのは誰かが話をすると他のマイクはミュートになり雑音を拾わないようにする仕組みだった。
一方でLINEのビデオ通話は双方向で普通に会話ができるので人が話しているのを終わるのを待って次に話すなんて面倒な事をせず普通に会話になるのがいい。
会議システム特有の低ゲインから高ゲインに音量が変化してからようやく音を拾う現象も無いので聴きやすい。
最近の会議システムはもっと高性能なのがあるのかもしれないが昔からオンライン会議に慣れているとオンライン飲み会なんてストレスが溜まりそうとイメージしていた。
でもLINEビデオ通話など双方向のシステムを使えば普段話しているのと変わらない。
ただ問題としてこの時期はみんな家で動画を観ているのかネットワーク回線が逼迫している。
当初は自宅の固定回線を使っていたが途中で画像がカクカクになって使い物にならなくなったのでスマホのStar Wifi(ソフトバンク回線再販型)に切り替えた。
あとでテザリングの使用量をチェックすると1時間当たり300~400MB程度だった。
当初は安定して撮影ができるPCのカメラを使おうと考えたがマイクがこもるのでiPad Miniで接続した。
他のメンバーも当初はiPhoneでつないでいたがスマホスタンドを持っていなかったので手持ちで撮影位置がずれまくっていたのでiPadに変更していた。
結局全員がiPadという年寄りのiPad保有率の高さを思い知らされた。
テンションは控えめながら2時間程度で終わるつもりが4時間半のオンライン飲み会になってしまった。
みんな自宅で電車を気にすることなくあとは風呂に入って寝るだけなのでそろそろお開きにしようといいだす人がいない。
そのため飲む量も増える。
自宅に消毒用以外のアルコールは置かない主義なのでスーパーで第三のビールの本麒麟6本入りを627円で買ってきて2本飲むかな?でも念のためにと4本冷やしていた。
しかし4時間の間にたったの4本では足りる訳もなく冷えていない残りを飲むわけにもいかず近所のコンビニにチューハイを3本買いに走ることになった。
それでも費用面ではアルコール代に800円程度で料理は普段の夕食なので千円以下とお安かった。
激安居酒屋の長時間飲みだと飲み放題が使えないのでガンガン飲む人がいると割り勘負けは嫌なので併せて飲みまくって翌日二日酔いにもなるがオンラインであれば自分のペースで飲めるのもいい。
頻繁にオンライン飲み会に参加する人なら本麒麟など第三のビールを1~2本冷やして残りは焼酎一升と炭酸水のボトルを買ってレモンを絞って自分でチューハイを作りながら飲むのも楽しそうだ。
金持ちのオンライン飲み会だと調子に乗って秘蔵のワインとかウィスキーの山崎や響などを開封して自慢合戦も酔っ払うとあるかもしれないので面白そう。
家から出られない日々が続きストレスが溜まる一方の毎日なのでオンライン飲み会の案内があったら参加してみるべきだし人を集められそうなら企画してもいい。
普段の飲み会程度のストレス解消になりえると思う。
但し飲み過ぎて二日酔いになって免疫が低下しているところにコロナ感染なんて事にはならないようご注意を。