とにかく新型コロナの接触感染の防止には手洗いと手の消毒だ。
テレビでも連日報じているのでこれが間違っていることはないだろう。
手洗いはもちろん石鹸であり、手の消毒にはアルコールだ。
そしてアルコールの濃度は70%が最も殺菌効果が高いと考えられている。(参考 花王 )
厚労省によると「エタノール濃度が原則70~83vol%の範囲内であること」となっている。(参考 厚労省事務連絡 )
次亜塩素酸水は賛否あるが、消毒用アルコールは病院に必ずプッシュタイプが設置されているので効果があると信じていい。
自分の場合は手とスーパーのかごの持ち手の消毒はアルコールで商品のパッケージ消毒は次亜塩素酸水と使い分けている。
のべつ幕無し何にでもアルコールを振りかけたいところだが入手が難しくなってきたのでそうもいかない。
そこで最近入手困難な消毒用アルコールの入手方法を調査してみた。
1.ドラッグストア 入手困難(5/1現在)
4月にスギ薬局というドラッグストアに寄ったらたまたま販売しており即座に購入したエタノール95%だ。
とんでもない金額でネット販売してるエタノールをドラッグストアで発見😄肌には使えない奴だけどとりあえず入手 pic.twitter.com/MCgnMz2fJy
— 退職しよう (@retire00049) April 4, 2020
価格は500mlで1399円で1リットルあたり2798円だ。
濃度が高すぎるので20%の水道水と混ぜて75%に薄めてアルコールスプレーのボトルや百均の霧吹きに注入して使っている。
以前なら普通に販売している手ぴかジェルなどの棚も空で現在は見当たらない。
4月頭に購入してからスーパーに買い物に行くたびにドラッグストアに立ち寄ってみるのだが消毒用のアルコールを見かけたことが無い。
ドラッグストアの店員さんに聞いてみるとたまに入庫があっても居合わせたお客さんがその場で買い求めてしまうので棚に残っていることは無いようだ。
ドラッグストアで購入できる人はかなりの幸運だろう。
2.ネット通販 入手可(5/1現在)
手の消毒としてネット通販で入手できるアルコールとしてはこの3つだろう
- 日本製アルコール
- 出所不明のアルコール
- スピリッツなどのアルコール高濃度のお酒
手ぴかジェルなどドラッグストアで販売しているような日本製品は現在ネットでも見つからない。
アマゾンで販売されていたとしても残念ながら転売価格になっていることが多い。
一方で出所不明の製品や高濃度のお酒なら今のところ入手可能だ。
知人が購入したのが濃度77%の一斗缶(17リットル)だ。
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さすがに4万円は高いし17リットルは業務用か潔癖症が購入するもので個人で買うのはきつい。
でも量が多いので1リットルあたり2352円とお安い。
近所の人や友人と共同購入ならいい。
届いたら知人に分けてもらう予定だが最近注文したので納期はかなり先のようだ。
有名メーカーではない製品の濃度については疑問が残るが楽天レビューは悪くないので信用するしかない。
他にもこれまで見たことがない商品パッケージのエタノールやアルコールジェルはレビューを読むと濃度詐称で足りていない可能性もあるのでよく調べて購入した方がいい。
そもそも表記時点で濃度が50%しかない製品も普通に販売されている。
そして購入したのはお酒だ。
厚労省がアルコール高濃度のお酒については消毒の代替え可能という見解を示している。
高砂酒造のスピリッツ3リットルで送料無料の8980円だった。
アルコール濃度は77%になっている。
運よく注文して二日後に到着した。
段ボールパッケージで楽天に中身の写真がなかったのでどんな容器なのかと思ったら、
透明な水枕のようなパッケージだった。
ちょっとカッコ悪いので載せない方がいいか。
移して使うからどんな容器でも気にならないがこぼれそうなのは嫌だ。
赤と黒のキャップは開封したかどうか分かる仕組みになっているので安心だ。
ドラッグストアのエタノールと次の項で紹介するアルコールを先に使っているので開封していない。
重さは体重計で2.7kgなのでアルコール比重0.8と濃度0.77で残りを水の比重で計算するとパッケージのビニールとキャップを差し引いても3リットルぴったりだろう。
1リットルあたり3000円なので少し高いが酒税も加算されているので仕方がない。
3リットルは家庭で購入する量として丁度いい。
GW中は注文を停止しているようだ。
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日本の酒造メーカーなので濃度詐称することは無いだろうし変なパッケージの製品よりは個人的には信頼がおける。
他にも楽天で消毒に使えるお酒を販売しているので探してみるといい。
ネット通販はお金さえ出せば何かしらの消毒用アルコールを入手可能のようだ。
3.酒屋 地域により入手可
意外と見落としがちなのが酒屋さんだ。
ネット通販の通り70%以上あるスピリッツなどのお酒であれば消毒用として代替えできる。
酒なら酒屋だ!ということで近所の量販店に行ったところ普通にVホワイト72というスピリッツがレジ横で販売されていた。
価格は税込みで1400円で1リットル当たり2800円なので酒税がかかっていることと少量販売を加味すると頑張っている。
当初店内を探し回り見当たらなかったのだが1名1本が原則なのかレジ横にポツンと販売されていた。
濃度は72%で消毒に問題なさそう。
酒屋に来る客は酒を探しているので消毒用アルコール目当てで来ている人は自分だけだった。
折角見つけたので1本買った。
そして封を開けて念のために火をつけてみた。
青白く燃えているので約50%以上の濃度を示す。
それ以上の濃度の判別はつけられないので舐めてみる。
やばい、一気に酔いが回ってきて体が熱くなる。(舐めすぎ笑
すぐに水を飲んだ。
これだけ強い酒は飲んだことがない、これは70%ある。(テキトー
酒飲みなら舐めてみるのが一番だ(^_-)-☆
手ピカスプレーの容器に移して使っている。
使い心地はドラックストアで購入したエタノールと変わりない。
サラサラでネトつくこともない。
アルコール臭さが少し弱いのは醸造アルコールの特徴だろうか。
このお酒を調べてみると岐阜県のニュースになっており7000本を出荷したようでそのうちの1本をゲットしたらしい。
ネット通販の高砂酒造は静岡県のメーカーで高知の菊水酒造が販売していたニュースも見たし、
酒造メーカーは自粛で居酒屋行くの減って厳しいと思うのでアルコール度数上げて混ざり物を減らした消毒お酒?作ればバカ売れすると思う #もはや酒ではないがhttps://t.co/Ah891fGCX0
— 退職しよう (@retire00049) April 5, 2020
皆さんの地域でも地酒メーカーが頑張ってくれているかもしれないので酒屋を探してみるのもありだ。
ちなみにツイッターで呟いたときにはお酒なので混ざりものでネトネトしないか心配だったが消毒可能なお酒の成分はアルコールと水と追加されていてもグリセリンくらいのようだ。
厚労省の情報に倣うと70%以上を選び83%を超えていたら水で調整したい。
4.アルコール蒸留 入手可
実は77%のアルコールが入手できなければ試してみるつもりだったアルコール蒸留だ。
出典 有限会社電机本舗
梅酒などを作るときに使うお酒のホワイトリカー1.8リットルは約1300円でスーパーで簡単に入手できる。
実際に販売しているのを確認した。
しかしホワイトリカーはアルコール濃度35%程度なので消毒には使えない。
だから蒸留して濃度をあげて消毒用アルコールを作ろうというものだ。
上記の図の装置を作成して低濃度のお酒から高濃度のアルコールを取りだす。
出典先の情報を信じるとこの蒸留により70~77%の濃度になるようだ。
装置といっても酒入れはキャップ式のコーヒー缶に穴をあけてチューブを二液混合の接着剤で一切の隙間なく接着し家にある鍋と金属ボウルと容器があれば難しくないだろう。
ゴムかビニールのチューブを百均に探しにいってみたが販売していなかったのでアマゾンあたりで耐熱チューブの都合のよさそうなのを購入すれば蒸留可能だ。
但し火とアルコール使うので、でんじろうさんのような化学の知識がある大人の指導の下でやらないと危険だ。
手間でもコンロにかけず湯煎だけにして熱湯が冷めたら入れ替えるを繰り返した方が安全だ。
これはスピリッツ70~80%すら見つからなくなった最後の手段にしよう。
ウィルスの猛威は長引きそうなので特に免疫力が低い方はいずれかの方法で消毒用アルコールを入手しておきたい。