はたらく細胞で考えるコロナの重篤化

ネット検索をしていたら新型コロナによる重篤化の原因を示唆する記事があった。

新型コロナは免疫細胞の暴走である「サイトカインストーム」により炎症を悪化させて更に制御性T細胞(T細胞全般)が何らかの理由で減少して免疫ブレーキが故障して重篤化していると考えられている。

出典 プレジデントオンライン

そして2021/1より第二弾が放送開始されるアニメ「はたらく細胞」のキャラクターで擬人化表現すればこのようになる。

新型コロナウィルスが体内に入ってくると、

マクロファージさんがウィルスとの戦いを有利に運ぶようサイトカインという物質を放出する。

そのサイトカインを使って司令官であるヘルパーT細胞が、

キラーT細胞らに出動をかけて

気色悪い新型コロナウィルスと戦う(絵はインフルエンザだがイメージとして)

戦って撃退、

戦って撃退を続ける。

サイトカインに刺激された免疫細胞が更にサイトカインを作り続けてどんどん規模が大きくなり収拾がつかなくなるのがサイトカインストームだ。

そこで本来はあまりに戦線が拡大したりウィルスを撃退したら撤収を指示するべき制御性T細胞さんが、

何らかの理由で不足しており戦線混乱を止めることが出来ず免疫細胞が戦い続けて正常な細胞にまで致命的な炎症を与えてしまう症状ということになる。

はたらく細胞を観ている人ならこの説明で新型コロナの重篤化の原理が理解できる(と思う)。

このアニメの第一弾を観ていたが左のヘルパーT細胞は司令官のような存在で度々登場しているが制御性T細胞さんはその秘書役みたいな感じでチラり出演しか記憶がない。

彼女が正常に個体数を維持して機能することがコロナウィルスで重篤化させない正に守護神になっているわけだ。

だからこのキャラはいずれ脚光を浴びるはず。

CVも鬼滅の胡蝶しのぶ役の早見さんだ。

(年も明けたしなんでも鬼滅に結びつけるのはそろそろやめた方がいいか)

新作放送に当たって制御性T細胞さんの出番を増やしてキーホルダーも作って新型コロナのお守りとして売り出すべきじゃないだろうか?

はたらく細胞は大人から子供まで細胞の働きの勉強になるので是非観よう。

頼まれた訳でもないのに勝手な番宣はさておき、

このコロナ重篤化究明のカギになる制御性T細胞をなんと日本人の坂口教授が発見されている。

引用 科学技術振興機構

素晴らしい!日本の研究者・科学者万歳!

せっかく第一人者がいらっしゃるので新型コロナと制御性T細胞の関係性をもっと研究を日本で進めて欲しい。

そのために政府や厚労省は無駄な支出をやめてこういった研究にもお金を使おう。

実は免疫力に関して以前から関心があった。

とにかく四季問わず風邪を引きやすい体質なのでその原因を知りたかったのだ。

そこで素人でも思いつくのが自分にどの程度の免疫があるかだ。

世の中には免疫機能検査というものがある。

免疫細胞数を培養して個数を調べてくれる検査だ。

昨年初頭にその検査を受けようと企んでいたのだがコロナ禍が広まりそれどころではなくなった。

何とこの免疫機能検査は制御性T細胞数もチェックしてくれる。

出典 瀬田クリニック東京

しかし単純に多ければいいものなのか?

それともキラーT細胞が戦い始めると増殖すべきところ増殖しないから問題なのか?

この癌治療をした方のサンプルにしても治療後は制御性T細胞が減少しているではないか。

素人にはこれ以上分からない。

それでもコロナも蔓延しているので相関関係を研究していけば予防のためのワクチンだけではなく、

日本が世界に先んじてコロナの治療薬を開発できるのではないか?

もしくは重篤化する人の持つ特性を制御性T細胞の活動から見つけ出せないか?

と期待してしまう。

今はマスク、手洗い、3密を避け、話をするときは食事だろうが例外なくマスクをつけてワクチンを打てる対象の人は早く打ち、効くかは何ともいえない免疫力を高める腸にいい乳酸菌でも摂って経済活動を破綻させないように消費を上げて心静かに過ごすしかない。


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