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オートミールパウンドケーキ作り【成功編】

前回の失敗とおからケーキの一定の成功からオートミールのパウンドケーキ作りに成功したので情報共有をしたい。

用意するもの

  • 製粉機か電動コーヒーミル
  • 電動ハンドミキサーか泡だて器
  • ボウル2個
  • キッチンスケール
  • ヘラ
  • オーブン(使用はコンベクションオーブン)
  • ケーキの型(使用はダイソーのシリコン型)

材料

  • オートミール 30g
  • 砂糖 35g
  • ラカントS 5g
  • オリーブオイル 20g(バターでもOKだが飽和脂肪酸量が…)
  • 卵2個
  • ベーキングパウダー1~2g
  • 牛乳35g
  • バニラエッセンス少々

材料をみてお分かりの通り小麦粉もバターも使用していないので正確にはパウンドケーキではないがそのあたりはご容赦を。

ポイントは、

  • オートミールを可能な限り微粒子にする
  • メレンゲのツノをしっかり立てる

この二点だ。

糖分は人工甘味料だけだと気色悪くなる方が多いと思うのでカロリーを気にしない方なら砂糖だけにするか砂糖と人工甘味料の配合を少しずつ変えて調整して頂きたい。

最初の成功ケースで作った砂糖35g+ラカント5gがお店で売ってるパウンドケーキの甘さなので女性の口に合いそう。

個人的には2回目に作った砂糖12g+ラカント19gで人工甘味料不味さも出ず甘さも程々にあるのでこちらを定番レシピにした。

ただ女性だと甘味が足りない気がする。

男性やダイエッターには更に甘さ抑えて砂糖10gとラカント15gあたりがいい線かな?

今回のレシピは初回の35g+5g になっているのでこれをまず作って甘味を調整するのがいい。

オートミール粉を作るのは製粉機が理想だが価格が高く所有している人も少ないだろうしコーヒーミルなどで代用しよう。

オートミール挽き専用に電動コーヒーミルを今回購入した。

価格も手頃でもしオートミール粉作りをやめても本来の使い方のコーヒー豆を挽けばいい。

コーヒー臭が付いて気にならなければ手持ちの電動コーヒーミルで兼用してもいいし米を米粉に出来るような歯が鋭く少量でもグラインドできる小型フードプロセッサーやマジックブレッドのようなものをお持ちならそれで何とかなるかも。

まずはコーヒーミルで30gのオートミールを粉砕していく。

安物のコーヒーミルで長時間モーターを回すと焼き切れる恐れがあるので回したり止めたりを繰り返して1分程度グラインドする。

左がコーヒミルで挽いたもので、右が以前購入したフードプロセッサーで挽いたものだ。

光の加減でわかりにくいので袋に入れて比較すると粗さの違いがわかってもらえるだろうか?

上がコーヒーミルで挽いたもので下がフードプロセッサーにかけた粉だ。

今回はコーヒーミルで挽いたオートミール粉を使う。

あとは前回と同じ手順だ。(画像も前回のをそのまま使用)

卵2個を黄身と白身に分けて2つのボウルに移す。

黄身にラカント5gとバニラエッセンス7〜8滴をいれる。

牛乳35gとオリーブオイル20gを投入してサイバシなどでよく混ぜる。

ここで湯煎を開始する。

粉にしたオートミールを少しずつ振りかけながら追加してダマにならないようサイバシなどでしっかり混ぜておく。

(オートミール粉の目が詰まらないふるい器で投入できればベスト)

湯煎から外しベーキングパウダーを1g程度入れてまたしっかり混ぜておく。

混ぜたものはかなり緩めの状態だ。

次にメレンゲ作り。

ケーキ作りの成否はメレンゲの成功如何にかかっていると言っても過言ではない。

電動ミキサーを使うにしてもまずサイバシなどで軽く30秒混ぜて空気を入れる。

そしてミキサーを立てるのではなく横に寝かしながら空気を入れるようにメレンゲを作る。

ミキサーは立てたらダメだ寝かせて使おう。

大切なことなので2回言ってみた。

手動なら「網たまじゃくし」で撹拌すると早く作れるようだ。

ある程度固くなってきたら砂糖を2〜3回に分けて攪拌しながら合計35g加える。

ふるい器や目の細かいザルで粉雪のようにかけるのが理想だがざばっと入れても崩れない。

もし残りが砂糖12g+ラカントS12gなら先に別の容器で混ぜておいて投入する。

ミキサーの先でですくい上げると「ツノが立つ」ようになったらメレンゲの完成だ。

ツノが立つという表現はわかりにくいので初心者向けだと箸で掻き回すと泡がかなり硬くなっている状態だ。

ここでオーブンに予熱を与える。

180度で温めておく。

そしてメレンゲの3割程度を黄身のボウルに移して混ぜる。

犠牲のメレンゲを入れる。

泡ができるだけ潰れないようにしっかりヘラで空気を入れるイメージで混ぜる。

混ぜたものを残りのメレンゲのボウルに投入して同じようにヘラで空気を入れながら混ぜる。

前回と違って出来上がりのふわふわした生地がイメージできる柔らかいクッションのような状態になる。

メレンゲと黄身生地の混合もポイントだがメレンゲさえしっかりできていればそれほど気を使うことは無い。

出来たものをケーキの型に流し込む。

ダイソーで買った一番小さい長方形のケーキ用シリコン型に全て流し込んだ。

(写真は前回ので今回使っていない部分はマスキングしてある)

型が横に膨れてほぼ容器パンパンだった。

そして予熱を与えたオーブンをコンベクションモードで180度、20分焼いた。

(ここから成功時の写真)

手持ちのアイリスオーヤマのコンベクションオーブンの高さが無いので膨れ上がって取り出せるか心配だったが途中から少し凹むので問題なく取り出せた。

オーブン内高さギリギリで作ると膨らんでヒーターなどに当たって焦げるので容器の高さは要注意だ。

取り出してみる。

いい感じにそり立つパウンドケーキが完成した。

若干ミスしたのは出来上がりを知りたくて取り出すのが早すぎた。

やわらかすぎで自重を支えられず沈んでいる。

荒熱が取れるまで容器から出さず放置した方が良さげ。

形は悪いが自重で潰れかけるほどふわふわで少ししっとりしていて食感滑らかで甘くておいしいパウンドケーキの完成だ。

若干緩めだが普通に買ってきたケーキ生地と変わらない。

オートミール蒸しパンや、

前回のフードプロセッサーで挽いたオートミール粉のパウンドケーキとは、

食感も味もまるで別物だ。

同じ材料とは思えない。

これからは蒸しパン作り卒業してパウンドケーキになりそう。

オートミール粉から作ったと話しても信じない程雑味もなくおいしかった。

調理時間は焼きも含めて約50分だったので慣れれば冷ます時間を除き40分以下で作れそうだ。

電動ハンドミキサーがないともう少しかかるかもしれない。

オートミールパウンドケーキ作りのポイントは、

  • オートミールを可能な限り細かく挽く
  • メレンゲをツノが立ってからも念のためしばらく撹拌
  • 膨張を考慮しオーブンの内高を気にして容器を選ぶ
  • 逸る気持ちを抑えて冷めるまで放置する

これだけ守って次は黄身生地にラカント7g、メレンゲに砂糖12g +ラカント12gという甘味配合で再度作ってみた。

焼けたら粗熱を取って方から外して触れるくらいまで冷めたら冷蔵庫で2時間放置して切ってみた。

ある程度自重で潰れるのは仕方がない。

舌触りはいいし甘さ控えめダイエッターや男性向きのパウンドケーキができた。

ラカント19gと砂糖12gの配分だと人工甘味料の気持ち悪さもなかった。

ダイエット中のオヤツと考えた場合に卵とオートミールが低GI食材とはいえ砂糖で血糖値が上がりやすい。

そこでオリーブオイルの血糖値スパイクを抑制する効果と牛乳の血糖値を下げる効果を期待したい。

普通の小麦粉+砂糖+バターのパウンドケーキを食べるよりは罪悪感は少ないし1日1個程度なら血糖値もさほど上がらないのではないだろうか?

興味を持った方はお試しあれ。

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