久々にイシモチを見つけて塩焼きにして食べていて、
ふと昔はいろいろな魚がスーパーに並んでいたことを思い出した。
今はサーモン、ブリ、タラ、赤魚、アジの開き、サバが主力でタイ、ヒラメ、ホッケの開き、春に鰹と秋にサンマそして刺身のマグロがよく並んでいる。
鮮魚系スーパーに行けば太刀魚、イサキ、アイナメ、スズキ、ニシン、カジキあたりは何とか見つかる。
冷凍でメロウもあるか。
もちろん地域によってある程度店に並ぶ魚の種類も違うだろう。
ここ最近スーパーで見かけるようになった目新しいのがシイラとイオン系で流通している食用ナマズのパンガシウスかな?
北海道に滞在した時はカスベ(エイ)を調理して食べた。
子供の頃は貧乏だったのでタイやヒラメは食卓に並ぶことはなかったもの前述の魚に加えてニジマス、メバル、トビウオ、イシモチ、カレイ、マイワシ、キス、クジラ(哺乳類)などを大衆魚として食べていた記憶がある。
思い出せないが他にも今は見ない魚が食卓に並んでいた気がする。
これらの魚は近所のスーパーを回っていても滅多に見かけることがなくなった。
カレイあたりは漁獲量が激減して今や高級魚だ。
出典 家勉キッズ
人気、流通、販売、漁獲量、輸入、養殖などの変化やしがらみでこの状況になっていると思うが選択できる魚種が減っているのは残念だ。
魚屋が減りスーパーが一括配送し大量入荷、販売しているため一定量が供給できるもの以外は淘汰されてしまっているんだろう。
逆にブリなんかは安定供給できるので漁獲量が増えている典型例だ。
近所のスーパーなど冬はサーモン、ブリ、タラに鮮魚が固定されて選択肢が無くなっている。
サンマは毎年不漁だ不漁だと騒ぎ続けて何十年も何とか秋の風物詩として残っている。
あと欧米化の食生活で魚の消費そのものが減ってしまっているのと周辺国の食文化が変わり例えば中国人がマグロの寿司を食すなど変化しているのも一因だろう。
昔は大衆魚だった養殖ニジマスは1970年代から1/3まで激減している。
理由は80年代バブル期のせいか海産物の輸入が急増して国産養殖が減ったようだ。
ニジマスの塩焼き好きだったのに。。
トビウオも夏に屋久島へ行った知人が美味しかったと自慢していたが昔は大衆魚として普通に食卓に並んでいた。
我が家でよく塩焼きで食べていた記憶があるので安かったんだろう。
今やこの地域では見ないしあっても高級魚扱いだ。
クジラは制限かかっているので味の割に合わない程価格が高いし昔は大衆魚だったイサキも店に並んでいたとしても高値になっている。
これ以上スーパーに並ぶ魚の種類が減るのは嫌だ。
そのためにもみなさんも是非お魚をもっと食べて欲しい。