紀州のドンファン殺害の容疑者が逮捕されたようだけど

しばらく国内ニュースをみていなかったので知らなかったが紀州のドンファン殺人事件に進展があった。

状況証拠を固める中で容疑者の女性が野崎さんの死因である覚せい剤について存命中に検索してその手のサイトにアクセスをしていたと報じられている。

そして野崎さんは健康に気を使っており事件まで覚せい剤を使用した形跡はないといった内容だった。

ただ紀州のドンファン事件の顛末には興味がない。

それよりも容疑者のスマホの検索内容が警察の手に渡ったことに興味を持った。

容疑者はそこら辺に居る20代の女性のようなのでMVNOのSIMなんて使っているわけがないから十中八九大手携帯キャリアのスマホで検索していたのだろう。

ということはドコモかソフトバンクかKDDIのいずれかが捜査協力で2018年の容疑者のアクセス履歴を渡したことになる。

この手の話題になるとマスコミは個人情報ガーと託けてスパイ活動防止法反対!と取り上げる。

しかしスパイ活動防止法と個人情報保護とはまるで主旨の違う話。

国民や国益や日本企業を守るため海外への情報流出を止めるためスパイ活動防止法はさらに強化するのは必要だ。

アメリカ並みもしくは死刑の中国並みに厳罰にすべきだと考えている。

どう考えてもこの法案に反対する人々は左派のフリした某国の息のかかった政党やマスコミしかいない。

そして次の国政選挙でスパイ活動防止法強化の是非を候補者に問うてもらいたい。

それで色々炙り出せそう。

それはそれとして一般国民の個人情報をホイホイ国家権力が監視できるのもどうだろう。

社会主義国のようで嫌だ。

また話が戻るが日本のマスコミってスパイ活動防止法は血相を変えて反対のくせに中国のような監視社会には忌避感がなく、さも当たり前のようにAIカメラで国民を監視しているのを報じたりしてる。

あたかも正しい未来のように。

まったく以って不思議な組織と人々だ。

ドンファン事件は社会影響が大きいのでキャリアも情報提供に応じたと考えたいがこれをきっかけに気軽に個人情報を流されるのも考えものだ。

10年くらい前に一般の事件であるプロバイダーが警察の情報公開に応じず捜査に困ったというやり取りを某掲示板で見たことがある。

インターネットは匿名性を前提に成り立っている部分もあるのでその当時は気骨のあるプロバイダーだと感心した。

別に悪いことしているわけじゃないのだけど監視されているようで気持ち悪い。

過去に中華スマホを5台使ってきたけれど何か情報を抜き取られてそうで使うのをやめた。

中国では共産党が企業に収集した情報を開示しろと命令されたら従わなければならない。

それはファーウェイだけではなくOPPOだってXiaomiだって同じだ。

アメリカだと事件の証拠になるiPhoneのセキュリティを外せとFBIが迫ってもアップルは応じないことがたびたびニュースになる。

これが正しいのかは不明だが応じないのでFBIは天才ハッカーを雇ってセキュリティを突破して捜査に役立てている。

アップルとしては最終的にセキュリティを破られようがFBIの圧力に屈しなかった事実が残れば個人情報保護を最優先しているという信用向上につながるわけだ。

一方で今の日本企業はそこまで確固とした意志も感じる事はなくキャリアは国家権力の言うがままに情報開示してしまうのではないかと危惧している。

言論の自由の保証と国民の安全と国益と犯罪者の立件のための監視をその時代に合わせてバランスよく国民が納得できる形に改正していくのが国会の役目のはず、無理だろうけど。

あと刑事事件の殺人事件や社会的に影響大な事件以外にも民事訴訟で個人特定が必要な場合がある。

そのために作られているのがプロバイダー責任法制限だ。

匿名性の高いネット上での名誉棄損や著作権違反などで相手を特定するためのものだ。

例えばTwitterなどで誹謗中傷を受けて精神的に追い込まれて民事訴訟を起こすケースがある。

日本はデジタル分野で技術的だけではなく法整備も遅れ始めているのでこのあたりで新設されたデジタル庁が巻き返す政策を打ち立ててくれないかと密かに願っている、無理だろうけど。


おすすめ記事

ためになる記事だと思ったらシェアおねげえします

フォローする