洗濯機を買い替えて5年が経過した。
今使っているのはヒートポンプ式の乾燥機横開きドラム式洗濯機だ。
その前には排気ヒーター式乾燥機上部開きのドラム式洗濯乾燥機を使っていた。
価格は高いがヒートポンプ式に変更してからいいことずくめ。
元々使っていたヒーター式のデメリットを並べてみよう。
- 室内が暑くなり湿度も上がり夏はサウナ(排気式)
- 電気代がかかる
- 熱で基板が壊れやすい
- 衣類がすぐ傷む
もちろん最新型は壊れやすいとか衣類が痛むとかは改良されているとは思うが構造上でヒートポンプ式に比較すると同じ傾向がある。
実際に洗濯部屋は夏になると暑くて近づけなかった。
電気代は記憶にないが熱で基板が2回壊れて修理してもらった。
家電量販店の保証期間内だったので追加費用はかからなかったが量販店のアフターケアに連絡してメーカーに連絡して都合の合う日に来てもらうまで洗濯機が使えない。
そして乾燥機を使うとTシャツなんて2シーズンもつかもたないかというほど傷みが激しかった。
だから買い替えた時には大いに喜んだ。
しかし今思い返すとヒーター式には価格以外に大きなメリットがあった。
ヒートポンプ式はエアコンにも使われている熱交換技術を使って乾いた空気を送り込んで洗濯物を乾燥させる為温度は50〜65度前後になる。
一方でヒーター式はその名の通り熱い空気を送り込んで乾燥させるため90度近い温度でドラム槽の中が温められている。
これが2つの乾燥機の大きな違いだ。
最近湿度が上がってきたのか洗濯洗剤を変えたせいなのかわからないが洗濯ルームの臭いが酷くなってきた。
そこで過炭酸ナトリウムを洗濯槽に大量に放り込んで槽クリーニングをした。
それでも臭いが取れなかったので次は排水溝にも大量に流し込んで漬け置き洗いをしてようやく臭いが消えた。
またしばらくすると同じ臭いが発生する。
洗濯槽は同様に過炭酸ナトリウムで洗浄して排水溝は塩素系パイプクリーナーを交互に使っている。
特に梅雨に臭いが出やすいわけでもなく洗剤の種類にも影響されるようで何のタイミングで臭いが発生するかわからない。
今使っている洗剤は抗菌タイプなのに臭いが発生しやすいし逆に肌が痒くなった時期に使っていた洗剤では臭いが出なかった。
しかし界面活性剤を使用していない肌に優しい石鹸洗剤は洗濯槽がかびるらしいので使っていない。
経験上某メーカーの洗剤はどれも臭いが出にくく逆に他のメーカーはどのラインナップも臭いが出やすい気もするがデータがあるわけではない。
とにかく普通の洗濯機やヒートポンプ式乾燥機付き洗濯機は気を抜いてメンテナンスを怠ると臭いで困る。
鼻が異常に効く体質なのでこの臭いにはとにかく悩まされる。
一方でヒーター式も長い間使っていたが臭いで悩まされた経験はない。
今思えば驚くことに洗濯槽クリーニングなんてやったこともなかった。
当時はそんなメンテナンスが必要だとすら知らなかった。
理由は毎回ヒーターによる乾燥をしていたため。
ヒートポンプと違いヒーター乾燥は90度で暖めて水分を飛ばすので槽の殺菌にもなっておりノーメンテで問題なかったのだ。
働いていた頃は休日に洗濯を回したまま出かけていたのでヒーター式が適材適所だった。
衣類が傷みやすいのも逆にTシャツなら首が緩くなれば買い替えの時期を教えてくれて自動で定期的に入れ替えていくことができた。
もしヒートポンプ式のように生地が痛まない乾燥をしていたら選んで捨てて入れ替えるなんてことはしないのでずっと同じシャツをローテーションして着続けていたと思う。
だから当時はヒーター式の方が都合がよかった。
今は暇なのでいくらでも槽クリーニングができる。
それでも例えば3回洗濯をすると洗濯後に90度くらいまで温度を上げて層を殺菌してくれる機能があると嬉しい。
最近だとヒートポンプとヒーターのハイブリッド式の洗濯機もあるらしいので次はそれに買い替えたい。
通常ドラム式洗濯機は発売から10ヶ月前後が安くなる時期だが今年はコロナ禍の関係からか旧モデルの在庫が早く無くなっているので安い洗濯機が欲しい方はちょうど今が狙い目らしい、
という動画を目にして昔のヒーター式にもメリットがあったなぁと懐かしんでみた。