iPhone8でPerfineのバッテリーを自力交換後の性能はいかに?

中古CランクのiPhone8を12800円で購入した。

バッテリー消耗度の最大容量が86%まで下がっていたのでバッテリーを自分で交換することにした。

アップルは80%まで下がったら交換を推奨している。

しかし現状で外出すると結構ギリギリなのは厳しい。

バッテリー交換作業の記事や動画は星数多あるが交換後のバッテリー能力について言及したものが見当たらないのでその辺りを中心にレビューしてみた。

まずは交換用のバッテリーだがアップル純正品を手に入れるのは難しそう。

アップルが修理認定店にしか純正部品を回していないから。

オークションに純正未使用として販売されているのもあるが入手元が怪しそうなのでやめた。

ネットで情報収集する限り互換バッテリーはiFactory、DEGIFORCEあたりがメジャーでDeeProあたりが追いかけている感じだろうか?

純正が1821mAhに対して互換は2100mAhの容量で販売している製品が多そう。

ただ悪評を探すとどれもサイクルカウント(充電回数寿命)が短く1年あたりが限界で短いものでは3ヶ月というレビューもある。

2700mAhという大容量もあるがさくら度が極限まで高いので怪しい。

3つのメジャー互換品や超大容量バッテリーを敢えて外してPerfineのiPhone8用で2370mAhの工具付きバッテリーキットを買ってみた。

これを選んだ理由は評価点は低いがさくら度は平均弱で信用できそうなレビューがひとつだけあったこと、それに安かったことだ。

いまどき2000mAのリチウムイオンバッテリーの製造コストなんて高くて数百円程度じゃないか?

互換品で2000円以上なんてぼったくりだろ。

1000円くらいで売ってくれよ〜と文句を言いつつ交換した。

前述の通り交換の記事や動画はググればいっぱい出てくるのでそちらを参照していただきたい。

交換のポイントは付属の吸盤では絶対にiPhoneの液晶パネルが開かないので吸盤が二つハサミのようになったスクリーンオープナーを買うべき。

右上の画像の百均で買ったキッチンでタオルなどを吊るすための吸盤で20分くらい粘ってようやくヘラを差し込むことができたが腕が痛くなったので2度とやりたくない。

他にもY字ドライバーの作りが雑なので運が悪いとねじ切ってしまうリスクがある。

だからといい工具を揃えるくらいならアップルストアに持ち込んで交換して貰った方が自己交換リスクと工数と価格を天秤にかけるとコスパがいい。

「暇でやることないから一か八か消耗したiPhoneのバッテリーでも交換するか!」

という人か器用さと忍耐力に自信があり自己責任で2回以上バッテリーを交換して使い続ける気なら工具を揃えてもいい。

作業についてはバッテリーシールを引っ張って取る箇所で4枚中3枚が切れてしまい細いプラスチックのヘラでこじってバッテリーを剥がした。

焦らずとにかくゆっくりヘラを差し込んで剥がしていけばバッテリーを折り曲げて発熱や発火を起こさないで済む。

裏の無線充電コイルを少し削ってしまったがなんとか無線充電も使えてホッとした。

イライラしたのはフラットケーブルのコネクタをはめるところ。

LCD側のケーブルが短くて7割方閉じないと届かないので10分以上格闘していた。

本来は右上の細いペンのようなヘラではめるのだが細かい動きができないので指でやっていた。

あとで考えれば静電気で壊しそうだったが半ギレだったので仕方ない。

最後ネジを戻すのも手間取った。

老眼はまだ軽いはずだがネジ穴にドライバーがかからないのでとりあえず磁力があるドライバーでネジ穴に落としてからはめた。

老眼の方はスタンドタイプのルーペか武井咲がCMをやっていたのでなくてもいいのでしっかり見える老眼鏡が必須だ。

あとは交換手順のブログやYouTube動画をいくつか見てから米粒以下のネジを無くさないような作業環境で臨めばなんとかなる。

作業はiPhoneを吸盤とヘラで開く、バッテリーを剥がす、LCDのコネクタを挿す、に半分以上かかったが1時間程度でできた。

最後に完全に液晶を閉める前に電源を上げたらリンゴマークがついたのでひと安心した。

まずはバッテリー容量のチェックだ。

86%から100%に変わっていた。

早速2回ほど動画を流しっぱなしにして充放電をしてバッテリの状態を整えてBattery Testingというアプリでバッテリーを評価してみた。

交換前が428だったので数値上はあまり上がった感じがしない。

しかし実際に10日以上使ってみた体感はこの数字と大きく違う。

これまでジムの日だと1時間程映画を観ながらスポーツジムに自宅でお風呂で30分くらい動画を観て、あとはメールやLINE、家計簿アプリ使って寝る頃になると10%くらいまで落ち込んでいたバッテリーが寝る前で50%は残っている。

先日は2日間充電せずその間に2時間動画を観てメールとLINEチェックして家計簿つけてSafariで10〜20分ググって35%残っていた。

これなら普通に外出するようになっても帰宅まで持ちそうだ。

旅行中は絶対に持たないのでモバイルバッテリーをつなぐかメイン機が今やサブ機になったAQUOS SENSE4を使うことのなる。

消耗しているバッテリーの最大容量が86%だったので、

1820mAh x 0.86=1565mA

が元のバッテリーの実容量として、

2370mAhのバッテリーに交換したとすると、

2370mA ÷ 1565mA = 1.5

1.5倍に増加した計算になる。

実際にそれくらいに増えた感覚がある。

客観的にデータを取るためにGeekbench4のバッテリーテストを試したかったがバージョン5ではバッテリーテストが省かれている。

それを知らずに無駄にGeekbench5を購入してしまった😭

仕方がないのでUSBテスターを使って充電容量を調べてみた。

15%のバッテリー容量から100%まで充電時間は1時間54分かかった。

設定で充電の最適化をオフにしても80%までは1時間06分でそこからバッテリーを痛めないよう電流を下げていくので時間がかかってしまう。

90%を超えたあたりでは0.2A以下で充電していて亀のようなノロさだった。

充電し始めが1.5〜1.7A出るので約8分の1の速度まで下がる。

充電に使った電力総量が写真右端下の9.15Whなので、

9.15Wh ÷ 3.82V(iPhoneバ電圧)= 2395mAh

をiPhoneのバッテリーに流したことになる。

但し充電時の電流なので発熱や制御電力など充電効率は100%ではなく実際の容量はこれより少ない。

今回はバッテリーメーカーのスペックの2370mAhの85%(15%→100%)を充電しているので理論上は2014mA分充電したことになる。

従って充電効率は、

2014mAh ÷ 2395mAh = 84%

リチウムイオンの充電効率が95%なのでiPhoneの待機電力や充電制御電力などを加味したらスペックの容量は詐称もしておらずいい線だ。

しかしGEEKBENCH4のデータも欲しかった。

純正新品のバッテリースコアが約1750らしいのでそこから交換したバッテリーの実容量を精度よく推測できた。

どちらにしろ実際の使用ではかなり持つので運よくいいバッテリーを引き当てたようだ😊

バッテリーは純正ですら当たり外れがあるので社外品はもっと差が激しいと思われる。

あとはサイクルカウントがどの程度でどれくらい消耗度が上がるかだがこれは神のみぞ知る。

自力交換はおすすめしないがサブ機で失敗してもいいiPhoneで試してみるならいいだろう。


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