主題の通りで1回目のファイザー製新型コロナワクチンを打って2週間で余っていた抗体検査をやってみた。
能書きは後回しにして抗体検査の結果から。
左が抗体検査結果で右が1回目を終えて2回目が未だと証明する予防接種済証だ。
検査キットがホワイトアウトして判別しにくいがCにのみ血のマーカーができている。
検査キットの説明では、
Cのみにマーカーができるのは新型コロナの陰性だ。
CとGにマーカーが入る「既に治療、免疫状態、抗体あり」になることを期待したのだがこの抗体キットでは免疫は無く陰性だった。
結構ショックだ。
理由として想定できるのはこの6点だろうか?
- まだ抗体ができていない
- 検査に現れるほどの抗体がない
- この検査キットでは陽性にならない抗体
- 製剤を誤って薄めすぎた
- 実は塩水を打たれた
- 検査キットがインチキだった
1回の接種とはいえ一般的には70%程度の発症や抑制効果のある抗体ができると言われているので抗体が全くできていないというのは考えにくい。
インフルエンザ予防接種だって1回接種で半減程度の効果がある。
2番目の抗体はあるが検査薬に反応するほどではない可能性はありそうだ。
接種後に抗体できているか検査受けませんか?とクリニックが金儲けしているくらいなので3番目では無さそうだ。
国と自治体は信じているし注射後肩に痛みも出たので4、5番目は論外だろう。
6番目はありそう。
初期タイプの中国製抗体検査キットなのであの国のクオリティだと医療製品に偽物が出回っていても誰も驚かない。
販売していたのが日本の中小企業のように見えたが本当に日本企業だったかも定かではない。
ただCにマーカーが表示されるような偽物を作るのも手間なのでそこまでやる詐欺業者はない。
手持ちの抗体検査キットのストックが尽きてしまったので追加の抗体検査で確認はできない。
そこでチラリと抗体検査キットの相場を調べてみたら一時は1000円まで下がっていた抗体検査キットの1個最安価格が1500円台に上昇していた。
そして通常の抗体検査キットと別に中和抗体検査キットなるものが販売されていた。
複数ある抗体の中で感染から防御する中和抗体を調べるのに特化した検査キットで接種後の抗体の確認はこちらが有効なようだ。
(とりあえず紹介のためアマゾンのリンクを貼ったが入手されるなら信用できそうなしっかりした小売店を自ら探して購入していただきたい)
結局想定される理由の3番目が近いのかな?(抗体の記事)
検査キットをアップデートして商品価値を上げて販売しているのは商魂たくましい。
買おうか悩んだが最安価格で3000円するのでやめておいた。
2回接種してある程度期間を置いて検査してもし抗体ができていないと嘆いたところで現状何かできるわけでもない。
アメリカはFDAにブースター接種を申請しているのでデルタ株の次の変異株あたりの感染力が更に上がってくるといつかは日本も3回接種に追随するかもしれない。
それでもとにかくまずは国民全体が2回接種することが先決だ。
しかし今後50代以下がワクチンをどんどん接種していくと2回目で抗体があるか知りたい人が増加してネットで検査キットを買い漁りそう。
今後検査キット相場が上昇するかもしれない。
価格は需要と供給で決まるので逆に販売が伸びなければ価格が一気に下がるかもしれない。
それでも2回接種後にコロナが蔓延している海外に出張する予定の方とか接種率は高くても効果が少ない某国のワクチンを接種している国へ行かなきゃならないとか必要なのが接種証明よりも抗体があるかないかという切実な方は早めに中和抗体検査キットを入手しておいた方がいいのかも。
もちろん会社負担とかこんなところにケチりたくない方はクリニックで中和抗体の検査を受けるのがいい。
但し通常の抗体検査でも4週間程度待つと抗体を示すマーカーが薄らと表示されている方もいらっしゃるよう。
通常の抗体検査でも精度の高い製品で且つ接種後4週間程度待てば判別が出来るかもしれない。
違いを考えると
- 買っていたものが精度が低い検査キットだった
- 1回目接種後2週では検査で抗体が確認できるほど作られない
が正解かな。
見た目ですらテスターの作りがおもちゃと本物くらい違う。
なお中和抗体検査のテスターはこんな容器なので旧来のCGMが刻印された抗体検査のテスターと異なるようだ。
あとクリニックで受けるなら費用が高いが「スパイクタンパク抗体精密検査」で抗体の量を数値化してくれる。