名古屋骨董祭に行ってみた。
年に3回毎度3日間名古屋吹上ホールで開催する。
コロナ禍にて9/4-5の2日間に短縮されていた。
コインショップも二つ、三つ出店するらしいのでそれも含めて長期保有していたら値上がりする骨董品でも見つからないかと潜入することにした。
最寄駅は地下鉄吹上駅の5番口から徒歩5分くらいの距離にある。
さすがにこのご時世なので入口で連絡先カードに氏名、住所、電話番号を記入して提示義務と検温、マスク着用、アルコール消毒を徹底していた。
骨董品目当ての客なので自分も含めて年寄りばかりで案内係の指示を守らない輩もいて入館に手間取った。
連絡カードを書かずに入ろうとして係員が書いてと頼んでも突入しようとする爺さんや並ばずにカードを横から取って変な場所で書き出す婆さんとか案内係も一苦労だ。
ただ会場側も連絡カードを書く机がポツンとあるだけなのでせめて並んでもらえるようロープで動線でも作ってあればよかった。
入ってすぐの壁側に出店名が貼ってあった。
骨董に関しては全くのど素人なのでコイン商を除いてひとつも知らない。
店名で気になったのは「なんでも鑑定館」というのはあのテレ東の番組名からパクったのだろうか?
ホールの大きさは体育館より少し広い感じだ。
パーティションもなく線でお店を区切ってある。
あと全体的に客も少ないと読んでいたのか出店者も少なめで空きスペースも多く動線がスカスカしていた。
お陰で人が近づくこともなく歩けたのでソーシャルディスタンスは取れた。
そしてコインマニアのように血眼になって探しているような人はいないので突然接近してくるような危険な感じもなかった。
出店者側には30代らしき人もちらほら見かけたが多くはお年寄りで客もほぼ60歳以上というか70歳以上が大半でホール内のワクチン接種済み率も非常に高そうだ。
例の常滑のフェスみたいに若者が大騒ぎするようなイベントではなくバイヤーと客のやり取り以外はシーンとしていた。
開始が10時で10時半に到着して約30分回ってみた。
30万円握りしめて何か買うものはないかと探し回った。
いいモノ見つけてもグーグルマップでこの周りにATMが見つからないので現金調達に苦労しそうと財布に忍ばせていた。
クレカ扱いマークやPayPayのQRコードを掲げている店もあったが全部が全部使えるとは限らない。
一番多かったのは陶器やガラス類だろうか?
マイセン、ノリタケ、伊万里、ガレ、ボヘミアクリスタル、バカラなどブランドものから無名なガラクタまで数多くあった。
あとは服、着物、絵画、シルクスクリーン、浮世絵、安物掛け軸、玩具、広告看板、若干のプラモ、仏像、銀製品、キーホルダー、ポスター、タペストリーなどが並べられていた。
縄文土器がぐちゃぐちゃになったようなものとかよくわからないガラクタも数多くあった。
気になったのは、
数多く並んでいたマイセン人形15万円〜
ブッダの刺繍が入ったタペストリー15万円
数多くの銀製の香炉3万円〜
何枚か掛けられていた男性の着物1万円
池田満寿夫作の女性がM字開脚してるような絵8万円
岡本太郎と山下清のシルクスクリーン各18万円と12万円
着物関連のワゴン売り 千円
ぼろぼろな振り子時計 数千円
あたりだが保有して値上がりが期待できそうなものは見当たらなかった。
自分の目利きでは見つけられなかったと言った方が正解だ。
古着物は1着あるといいかなとも思った。
男性モノを買うとそこそこする。
しかし着るシチュエーションが一切思い浮かばないのでやめておいた。
岡本太郎や山下清の原画ならありだがシルクスクリーンは損する代表格の投資だと考えているので手は出さない。
振り子時計は状態がよければアンティークとして飾るのもありだと覗いていたがボロボロなので修復が必要なので諦めた。
銀製品を磨いて飾るのが夢、みたいなところもあるがそんなお金持ち生活をおくれる身分ではないのでやめておいた。
マイセン人形の期待値はありそうだが既にかなりの高値で次の一段上げの理由が見当たらないので手が出しにくい。
アンティーク玩具が数多くあればググって価値も分かりそうなので楽しめそうだが玩具は安物が多かった。
休憩所が数カ所あったので自宅から持って行った麦茶を飲んで軽くもう一回りした。
他にはあまり興味があるものもなくコインショップ店員と少し会話をして会場をあとにした。
コイン商も売れないと予測したのだろか展示されている種類が少なかった。
2021/9/5まで開催されているのでワクチン接種済みで県を跨がず近隣地域の方なら顔を出してみるのもいいのではないだろうか。
目が効く方なら掘り出し物を見つけられるかもしれない。