50代中盤までフローリングの地べた(床座)生活を続けていた。
地べたに直座りではなく主に座椅子だ。
なんとなく座椅子は腰によくないと聞いていたが別にどこかに痛みが出ることもなかったので続けてきた。
しかし突然尾骨に痛みがやってきた。
お尻の割れ目の上部にとび出た骨だ。
産後など女性に多い症状らしい。
最初は少し痛いかなという程度から歩くと痛い、仰向けで寝ても痛い、座っても痛いと1週間で一気に悪化した。
座るのも辛いので気がつくとベッドに横になっている。
さすがにこれはまずい。
最初は尾骨に座椅子が当たらないように痔などで利用されるドーナツ型のクッションを敷いたがそんな問題でもなさそう。
そこで座る体勢が悪いと考えた。
もしかすると座椅子のチップウレタン変えたり、へたったブレスエアを背もたれに入れ座るバランスが変わったのも一因だろう。
もちろん筋肉や関節周りの老化もあるはず。
そして勝手にダイエットで痩せて臀部の脂肪が減り身体クッションが下がったのも影響している。
オートミールダイエットが機能性ディスペプシアに続きここでも悪い影響を及ぼしていそう。
座椅子で足を伸ばして座ると骨盤が後傾して尾てい骨が圧迫される。
最初は座椅子で痛みがしないよう傾いて座っていたがそれでも痛みがひどくなってきてどう傾けてもダメになった。
そこでIKEAのワーキングチェアのFLINTANで半日過ごしてみると痛みがまだ少ない。
痛みが少ない座り方を探るとポイントはお尻を座面の奥に突っ込み背筋を伸ばして背面につける体勢だ。
椅子の座り方の基本だが会社を辞めてからオフィスチェアに座る時間がほとんどなくなった。
素人診断で調べてみると尾骨痛で可能性があるのは骨折などの損傷以外では
- 仙骨関節障害
- 坐骨神経痛
- 変異性脊椎症
- 腰堆分離症
- 腰椎すべり症
となるが、痛みは神経痛ではないので残りそうなのは仙骨関節障害か変形性脊椎症だろうか?
症状としては仙骨関節障害の「長い時間椅子に座れない、仰向けに寝られない、痛いほうを下にして寝られない、という症状が特徴的で、歩行開始時に痛みがあるが徐々に楽になる、正坐は大丈夫」という症状に近い。
但しこれらと違い痛みの部位が仙骨よりかなり下にずれている。
一度整形外科か接骨院にかかりたいがこの十数年で打撲やぎっくり腰の経験で通った病院はほとんど自然治癒をサポートするような処置だった。
整形は内科と違い放っておいて治るケースが少なく処置が正しくても完治に時間がかかることが多い。
だから時間のかかる治療で気の短い患者がヤブだと低評価して、リハビリよりも対処療法の神経ブロック注射等を多用する医師の方が評価が高そうな感じがするのでいい病院の判別が困難だ。
とりあえず症状の進行の様子見と併せて近隣市も含めてよさそうな病院を調査中だ。
挙げたどの病気にしても結局は安静なのでこのまま悪化させると痛みから出歩かなくなり運動不足で足腰が…というお年寄りが陥る悪循環に向かいそう。
実際にこの1週間動くと激痛で大人しくしていれば痛みも少ないので出歩く気が起きない。
この際少しでも悪い環境を排除するために長い間続けてきた地べた生活をやめることにした。
椅子はとりあえずIKEAのワーキングチェアでいい。
周りの机は座椅子の高さに合わせて買ってきたので低くて使えない。
買い替えないといけないか?
と思ったがキッチンテーブルは油圧の昇降式で、
モニターテーブルもネジで高さ調整できてどちらもワーキングチェアに合わせられた。
座椅子用に使っているサイドテーブルはさすがに高さ固定だが、
元々ベッドの横に置いて使うサイドテーブルなので椅子の高さで使ってもアクセスは悪くない。
引き出しと天板は椅子からの方が使いやすいくらい。
問題なのは48インチのテレビだ。
地上波視聴ではなくアマプラ、NETFLIX、dアニメ、Abemaの将棋視聴用モニタになっている。
あとレノボのパソコンがHDMIでつながっているのでPS2やPSPの手持ちのゲームもエミュレータでやるしPS3実機もつながってる。
このモニタをこれまで水平に見ていたが椅子に座ると15度くらい見下ろすことになる。
少しの時間なら逆に観やすいがスマホ首状態と変わらない。
そこでどんどんテレビから離れるのはいいが文字が読めないのでメガネをかける。
一昔前ならこれを機にテレビ台と共に9年経ったソニーテレビを高性能なモニタ買い換えるか!となる。
しかしが4K放送の五輪も終わって元々視力もよくないし高画質の最新ゲームをやる気もないので新型テレビに購買意欲は起きない。
だからそのうちテレビ台だけを買おう。
痛みがピークから1週間椅子生活に替えていかに自分が酷い体勢で座っていたか理解した
とにかく椅子に座って正しい姿勢で何かやろうとすると大変だ。
例えばタブレットやパソコンをいじろうと思っても距離が遠くて見えないので前のめりになるので今度は首痛がやってくる。
そして背もたれにダラリと猫背になるを繰り返している。
背筋を伸ばして座ると長い間使っていなかった腰の筋肉に負担がかかり別の腰痛にもなる。
これまでは座椅子に足を投げ出して背中と尾てい骨あたりを支点として座り、目が悪いので更に首と背中を丸めてタブレットを見る。
尾てい骨あたりだけに負担を強いて他を楽をさせてきた。
この状態を退職して4年続けて尾てい骨の痛み程度で済んでいたのが逆に奇跡なのかもしれない。
椅子生活が辛いので無意識にこの体勢を求めている。
それでも老後のために頑張って椅子生活を続けていく。
痛みは一進一退だが悪化していない気がするがどうだろう。
あと今回筋肉を調べていて長い間患っている過敏性大腸炎と診断された脇腹の痛みは腸腰筋と腸骨筋あたりが痛んでいる気がしてきた。
これらの痛みは内科や皮膚科では見当もつけないしスタチンやゼチーアの副作用のCK悪化だと整形外科でも思いつかないだろう。
早めに名医を見つけて整形外科に行きたい。