尾てい骨痛の影響でそれを庇っているため腰痛も併発したので座椅子を完全にやめてワーキングチェアに座っている。
イケアの椅子だ。
4年前に約8000円で購入してダイニングチェアとパソコン作業に使ってきた。
ランバーサポートっぽいものもついているしダイニングとしては悪くないが長時間座ることを想定されていないのか尾てい骨以外の腰まで痛くなってきた。
尾てい骨を治すために座椅子をやめたのに椅子を使って腰回り迄悪くしたら本末転倒だ。
そこでもう少しいい椅子を買うことにする。
いい椅子の代表格を思い浮かべると、
アーロンチェア・リマスタード(約22万円)
コンテッサ・セコンダ(約21万円)
エルゴヒューマン・プロ(約13万円)
この三脚だろうか?
ネットでよく見かけるのはこれらにスチールケースのリープとかコンテッサ2と同じメーカーのバロンチェアやアーロンチェアと同じハーマンミラーのミラ2あたりか。
古いがこのチェアマップは参考になる。
強引だがどの職種に向いている椅子か書かれているのが面白い。
横軸が価格で縦軸が前傾か後傾かだ。
主にパソコンを叩くのが仕事なら前傾ができる椅子がいいだろうしミーティングが中心なら後傾姿勢の椅子がいいだろう。
このマップは楽天に出店していたどこかのチェアショップが作ったようだがオリジナルが消えており更新もされていないので是非どこかのショップさん最新版を作って欲しい。
色々調べて倹約家や貧乏人がコスパだけを考えると行き着く先は中華ワーキングチェアだ。
小一時間調べて検討した中華ワーキングチェアはこの4選だ。
何が凄いかってどれも最上位機種搭載の調整機能にヘッドレスト、ランバーサポートは当たり前のフルオプションで2万円前後だ。
人間工学云々と書いているが別に社内で研究や設計しているのではなくおそらくチェアマップで書かれているような高級椅子の設計をまるっとパクって製造しているのだろう。
相変わらずの矜持を捨てた中華の製造思想だ。
やっていることは無茶苦茶だが価格としては開発コストの回収が不要なので高級椅子の1/5以下の価格で似たような製品を販売してしまう。
それでもレビューでは座り心地はいいようだ。
この中でTicovaに少し傾いていた。
しかしどの製品レビューでも散見するのは中華チェアは脆い。
当たり前だが高級チェアの1/5販売していれば開発費を差し引いてもかかっているコストは売値以下だ。
2万円なら原価は数千円だろう。
この手の椅子は耐久性を無視して部材をいかに安くするかにかかっているはず。
一方で椅子って想像以上の衝撃が座る度にかかるので寿命は普通の家具より短い。
耐久性は重要なファクターでも見た目やスペックではわからない。
メーカー名も一代限りで売り抜けを目的とした中華製では言わずもがな。
実際に4年前に買って飯とパソコン以外に座っていないイケア椅子もかなりヘタっている。
座椅子も修理しながら使い続けているが無職で日がな座っていると寿命は2年もない。
勤めていた頃を思い出してもオフィスチェアがリース上がりだろうか交換前はボロボロになっていた。
総入れ替えして背面がメッシュのハイバックの薄い変なワーキングチェアになってた。
OKAMURAって書いてあったけれど当時は椅子に興味が無かったので
「知らん会社だなぁ~」
わが社もとうとうヤバくなってオフィス製品までケチりだしたか?
でも安物なのに座りやすいぞ、無印良品みたいなものかと勝手に感心してた記憶がある。
そうオカムラってコンテッサ2とかバロンやシルフィなどの高級ワーキングチェアを作っている国産企業だった。
コンテッサ自体は発売当時から知っていたが今回少し調べてオカムラ(旧岡村製作所)が作っていると知り会社の椅子も同じメーカーだったかと情報がつながった。
無知と言え無礼な事を考えていた。
当時オフィスチェアといえばローバックの肉厚バケットで大きな固定肘付きという概念が強く、
スリムでハイバックを採用していた企業は出先でもまだ見当たらなかった。
会社で使っていたのはCG-Mに近い気がする。
背後に枠のような何か(ランバーサポート)があったのでもう少し上位モデルだったかもしれない。
どちらにしろこの系譜のモデルを採用したのだろう。
これは定価5万円だ。
1日10時間座っても腰が痛くなることもなかったし勤めていたビル移転後にオカムラの2世代目を7年くらい使っていたはずだがそれほどへたった感じもなかったので耐久性もありそうだ。
四の五の言わずこの製品買っておけばいいんじゃない?と考えた。
過去の経験を踏まえるのは大切だ。
肘掛け付モデルが楽天市場で4.3万円になる。
念のために購入のためググって情報を集めていた。
その晩にYoutubeで登録してる旅の情報でも入手しようとトップページを見ると中古高級チェアを薦める動画が表示されていた。
そうかワーキングチェアって中古市場もあるのか。
椅子の中古なんて考えも及ばなかった。
グーグルの検索によるステマ戦略に誘導された気もするが(笑)欲しい情報が手に入ったので良しとしよう。
潔癖症だと中古は辛いかもしれないが今時は座席が決まっておらずフリーアドレスで社内で部門を跨ったコミュニティを作ろうとしている企業だって数多い。
もちろん現役時代は所属する事務所以外はフリーアドレスで共用椅子を使っていても気にならない性格だったので問題ない。
臭いさえなければいいのでクリーニング済みならいいだろう。
問題なのはへたりで残りの寿命がどれだけあるかなので出来るだけ新しめなのを選ぶことにした。
探すのは中古オフィス販売で有名なオフィスバスターズだ。
全国展開で近所の店舗在庫を買うことも遠い店舗の在庫をネットで買うことも出来る。
送料が4000〜6000円とお高いのは分解せずそのままの状態で送るので仕方がない。
ここはスマホと同じで未使用、S、A、B+、B、Cで分類されているが基準が店舗任せでばらつきがある感じ。
流石にジャンクは無いがCや訳ありは座れてもロッキングなど基本機能が壊れているコメントがあるのでジャンクのような扱いだろう。
ランクCのiPhoneを買うように低ランクを選ぶのはヤバそうなので在庫数は少ないが安定のAで選ぶ。
選びやすいのは90%くらいストックがあるB+だが現物を見れないし写真ではBとの境界線がはっきりしないので手を出し辛い。
オフィスの閉鎖やリースアップ品などを集めているようなのでさすがにアーロンチェアやコンテッサの最上位は少ないが会社で使われている高級モデルはかなりある。
狙うはもちろん会社で使っていたオカムラ製でCG-Mより上位のモデルだ。
やはり椅子は日本製が一番だ。
(知らん会社だなぁと言っていた奴の意見と思えぬがw)
中古市場に数が出ているのは上位のバロン、サブリナ、シルフィとベーシックモデルのエスクードあたり。
仕様としては背の高めなハイバックの肘掛け付で背面はメッシュで座面はウレタンかメッシュかどちらでもOKとする。
夏はやはりメッシュがいい。
ヘッドレストは無し。
ヘッドレスト有りの方が嬉しいが価格上昇が半端ないので外す。
サブリナ、シルフィには前傾ロック機構があり集中して顔を机に近づけても猫背にならない機能だが、
仕事をしているわけではないのでパソコン打ち込み全集中の姿勢は無くてもいい。
4つのモデルでお得感を一つずつ調べていく。
まとめるとオフィスバスターズでランクA、メッシュのハイバック、アジャスタブル肘掛け付、ヘッドレストなしという条件で調査した。
楽天価格はブランド内のアジャスタブル肘付ハイバックの新品最安とした。
バロンはラインナップが多いので値幅も大きい。
その中でも高いチェアが中古で安く販売されているかもしれないが中古の型番までわからないので最安価格でチェックしていく。
上位3ブランドは中古市場で3割から4割くらいで販売されている。
数年前だとバロンのAランクが3万円で買えたという情報もあったので相場が上昇してしまっているようだ。
一因はコロナ禍によるリモートワーク、ホームワークのワーキングチェアの需要増であり、クローズするオフィスが増えて供給増による流動性上昇とオフィス中古ネットショップ台頭による中古価値の上昇だと予想できる。
この中で特にお得なのは2割で買えるエスクードだ。
上位モデルは人気なので割高になる。
一方ベーシックモデルは個人が買うことも少ないのかそれほど相場も上がらないようだ。
1.5万円は税抜き、送料抜きなので合計すると約2万円となる。
全て10%の税込み、平均的な送料4000円を加算して表を作り直した。
全体的に割安感が下がる。
サブリナあたりは新品の半値に迫る。
このモデルも販売価格がバロンのトップグレードに迫る製品もあるので実際にはもう少し割安なのかも知れない。
ただエスクードなら前述の中華ワーキングチェアの費用で買える。
万一身体に合わなくても被害額が少ない。
これにしよう。
運よく選んだ中古はその店舗の在庫全てクリーニング済みになっていた。
カード決済で7日の納期だったが旅行中に重なったので1日延ばしてもらって受け取った。
ある程度使って感想を書いてみたい。
ちなみに高級ワーキングチェアは長期上昇トレンドが続いている。
例えばバロンチェアのアマゾン上での価格推移だが、
長期で上昇を示している。
2017年あたりからでコロナ禍だけの影響ではなさそう。
旧コンテッサ、アーロン、エルゴヒューマンプロあたりも似たようなトレンドであり最近はリモワ需要で上げ過ぎ感もある。
少しオーバーシュートするかもしれないが長期的に上昇は維持しそうなので迷っている方は早めに購入検討した方がいいだろう。
話が変わり今回色々なサイトや動画を参考にしたが特に面白かったのは大塚家具のアーロンとコンテッサとライドを紹介した動画だ。
シニアエキスパートの知識量も凄いが聞き手の執行役員の上野さんのある程度知っているのに知らない体の情報の引き出し方は上手いものだ。
情報をただ持っていても仕方がなくそれをいかに引き出して活用するかが大切だと実感する。
そしてベッド全般、サータ、シモンズなんか見ると大塚家具行っていいベッド買いたくなってくる。
ドリームベッドのトルネードモデルがダイエットしてから固く感じるようになってきた。
羽毛布団なんて通販番組でそのままやったらバンバン電話かかってきそうw
他の動画で若い2人も頑張っているがやっぱりこのおっさん2人の方が面白くてわかりやすい。
古い動画に対して新しいのはよりYouTuberっぽく進化している。
本物のプロなので他の芸能人が台本読んでる薄っぺらい通販番組より技術的に深くて含蓄があるので素人にも伝わる。
大塚のターゲットはミドルやシニアなので店舗に足を運んでもらうためYouTubeよりテレビのスポットでやった方がいい気がする。
どうせテレビのスポンサー料時間帯によってはかなり安くなっているはず。
こういう貴重な人材資源を有効活用できなかった久美子社長はマジ残念だった。
「人は石垣、人は城、人は堀。情けは味方、仇は敵なり。」や「事業は人なり」は大切なことば。