尾骨の痛みがひどくなり足に痺れも頻繁に起き始めたので整形外科に通院した。
痛む場所は仙骨より下の尾骨の真ん中あたりのお尻側から見て奥だ。
尾てい骨に圧痛があるわけでなく身体を動かすと痛い。
怖くてやってないが前屈のような姿勢が特に危険だ。
他にもふと身体を動かすとズキンと痛みがやってくる。
しばらく耐えれば消える。
しかし前屈以外はどんな動きをすると痛みがやってくるのかわからないので常に構えて動かないといけないのが辛い。
仙骨や足の付け根あたりなら仙腸関節炎が濃厚だが明らかにもっと下だ。
当初は歩き始めが痛くてその後は痛みが緩和されるという症状が一致したのでこれかな?と思ったが悪化していくとずっと痛い。
仙台・平泉旅行では悲惨だった。
他に可能性があるのはこの4つか。
- 坐骨神経痛
- 変異性脊椎症
- 腰堆分離症
- 腰椎すべり症
ひとつづつ調べてみたがあまり当てはまる症状がない。
以前からある脇腹痛、たまに起きる頻尿とセットで慢性前立腺炎も気になって動画で薦めていた恥骨上を押すマッサージをしたが好転しない。
通院している泌尿器科は月1回なのでまずは整形外科だと通い始めた。
一度目は尾てい骨あたりのレントゲンを撮った。
医師の所見では尾てい骨あたりに問題は見当たらない。
昔から背骨が曲がっているので整形外科に行くたびに、.
(MRIした画像を加工)
これが影響している!とレントゲンを撮るたびに整形外科医にいわれ続けてきた。
それでもこの骨で50年以上生き延びてきたんだ。
性格と一緒で骨も歪んでいるんだよ悪かったな、と心の中で悪態をつく。
だいたい尾骨に影響があるならもっと若いころから何か症状があってもいい。
それから1週間の間に旅行で歩く機会があり痛みが悪化し痺れも強くなった。
そのあたりを2回目の診察で伝えたところ初めて触診される。
一回目は様子見だったのかw
本来は早く原因を見つけてくれる名医を探したかったが猶予もなくなったので近所の極普通の整形外科医なので仕方がない。
ベッドに寝て医師が足を折り曲げて痛みを確認した。
それで何がわかったのかわからないが薬を処方して様子見となる。
医師曰くレントゲンでは見えないヘルニアや骨折等を起こして痛みが出ているのかも?薬飲んで1週間くらいで治るかよくなるんじゃないかな。という診断だった。
いやいや何か神経に当たっているならその原因を取り除かないと。
理系にオカルトは通じないが医師の言う通りにする以外今のところ道はない。
処方されたのはハイペン(エトドラク)とプレガバリン(リリカ)だった。
どちらも飲んだことは無い。
ハイペンはロキソニンなどと同じ鎮痛剤で関節痛に処方されやすい。
プレガバリンは神経内の痛みの発生原因のカルシウム流入を抑える疼痛治療薬だ。
でもこの痛みが簡単に良くなったら世話はないと思いつつ服用を始める。
まずハイペンを夕食後に服用する。
数時間後になんだか痛みが和らいでいる気がする。
まあ元々痛みにも波があったのでたまたまだ。
そしてプレガバリンを服用して寝る。
就寝時もやはり痛みが緩和しているような気が…
でもこれもブラシボーでたまたまだろうと思いつつプレガバリンの眠くなる副作用のため数分で寝落ちした。
朝起きて動き始めて尾骨に痛みを感じないことに気がつく。
あれだけしぶとかったのに。
でも自転車に乗った後はしばらく痛まないこともあったのでそんな状態だろう。
まだ疑っている。
3週間も痛みが続くと少し引いても騙されないぞと気構えている。
朝食後にハイペンを服用して普段の生活をする。
1日中過ごして完全に痛みが消えたと理解できた。
薬が効いている。
どちらが効いているか分からないがすごい。
(のちにハイペンをやめても効果があるのでプレガバリンで効いていると分かる)
これ神薬じゃないか!!
ただググってみるとリリカのセカンドワードに効かないと出るので効く効かないの体質もありそうだ。
気になるのはやたらお腹が空くこと。
ググるとプレガバリンの副作用に体重増加があり、腰痛など痛みが減って食欲が増して増加するのではないかと仮説を立ている方もいたが痛み出してから食欲が減ったわけでもない。
ずっと一定のカロリーを摂っていてお腹が空くので自分の場合は食欲増進の副作用がありそうだ。
これまで以上に食べ過ぎなければいいだけ。
そして再発が嫌なのでずっと薬を服用していたが1週間後の再通院に備えてハイペンを抜いてみた。
両方飲み続けていたらどちらに効果があるかわからない。
止めるのは半減期が短く代謝排泄が短い方がわかりやすい。
ハイペンは鎮痛剤の中でも半減期が長い方で1日2回服用をしている。
一方でプレガバリンは1日1回服用なので半減期が長い(と思う)
若干尾骨に違和感を感じるが痛みは戻ってこない。
効いているのはプレガバリンか?
それとも医師の通り治まったのか?
よくなっているなら痛み止めのおかげで尾骨痛で姿勢が悪くなり更に尾骨痛を悪化させる悪いスパイラルから抜け出せたとも考えられる。
痛みがある状態でプレガバリンが効いているのか飲まなくても痛みが消えているのか判別する時間が無いまま3度目の通院となった。
その前に10年来の持病で通院している総合病院の医師に整形外科での症状を話したところそれは椎間板ヘルニアの可能性が高い、軽い状態なら単純レントゲンじゃあわからないよ〜
MRIで調べた方がいいとアドバイスをもらっていた。
その医師も椎間板ヘルニアで20年間コルセットをつけているとのこと。
あとはとにかく姿勢だよ、と言いつつズッコケ座りで診察してくれてもw
経験からジムはやめてプールがいいぞと教えてくれた。
自分自身がかかっている病気なのでヘタな整形外科の医師より詳しく教えてくれる。
そして医師は調べる方法がいくらでもあるのでとにかく詳しい。
あとリリカは疼痛によく効くから町医者が好んで使うみたいだけど対処療法続けてもよくなる訳でない。
近所でいいから大きな病院の整形行ってMRI撮って診てもらった方がいいとアドバイスをもらう。
何故かいつもの遠慮している内科のクリニックに比べて強気だw
日本整形外科医師会なんてあるので利権の権化の日本医師会とは別系統なのかな?
持病の医者にヘルニアのセカンドオピニオンを受けたようなもの。
総合病院の整形外科に新たに行けば紹介料取られるし通院しているクリニックから総合病院に依頼出してMRI受けて診て貰うのが一番安上がりか。
いきなり受けるより減薬してみて痛みが残っているようならMRI検査にしよう。
というわけで持病の医師から受けたアドバイスは伏せて整形外科でその通りになるように優良患者のフリで医師を誘導して薬を処方してもらってきた。
医者はプライド高いから他の医師がこういったというのはご法度だろう。
その後プレガバリンを減薬して1/4まで持っていくと痛みがぶり返してくる。
痛みは尾骨ではなく仙骨の上の方に移動した。
痺れは腰を少し曲げるだけで強くなる。
これは椎間板ヘルニアだろうと確信した。
その間に椎間板ヘルニアの動画を見まくったが誰も彼も大体似たような情報に収束する。
たまに全く違う情報もあり痛みは椎間板の突起が神経に触れるためではなく筋肉だ!とか無免許の人が医師のふりして何か痛み止め教室みたいなの勧誘だろうか明らかに怪しい情報を流している人もいる。
藁をも掴みたい人を騙すとは酷いな。
明らかに怪しい動画を除外すると自然治癒か手術で痛み止めは無理して我慢せず使えるなら使ってよくなるまでは安静にしている。
と言うのが大筋の治し方らしい。
物理的には一度飛び出た椎間板が消えることはない気もするがそんなこと言ったら知り合いで手術もせずにほぼ完治した人もいたので生理学的には自然治癒もあり得るんだろう。
椎間板から飛び出した髄核を異物としてマクロファージが食べるという理論は面白い。
逆に髄核が靭帯から飛び出さない単に潰れて神経に触れているタイプのヘルニアだと食べてくれないので自然治癒が難しいとか。
響いたのは初期症状では痛み止めで完全に痛みを取るよりある程度残した方がいいという考え方だ。
それはどの体勢で痛みが起きるか身体に覚え込ませるべきとのこと。
痛い体勢は極力取らないようにするのが自然治癒の近道だ。
理にかなっているということでプレガバリンを半分に減らした状態で痛みは少なめだが腰を少し曲げるとかなり腰にくるので当面この状態で過ごすことにする。
腰椎椎間板ヘルニアに間違いなさそうなのでMRIは受けても受けなくてもどちらでもいい気はするが次回通院時には何番目の椎間板が潰れているかくらい検査で知っておくか。
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いつも楽しみに読んでいます。
私は首も腰もヘルニアをやりました。働きながらだったので無茶苦茶大変でした。その頃掛かっていた”とぼけた”先生曰く、「椎間板の突起が無くなるのではなく、神経が新しい経路で構築され痛みが無くなる」とのことでした。
痛み止めを飲み続けると治らないらしく、あるタイミングで辞めることが重要のようです。まあ、そのタイミングがわからないのですが(笑)
コメントありがとうございます。
ヘルニアの先輩の情報は大変参考になります😊
仕事しながら椎間板ヘルニアなんてマジ大変ですね。
なったタイミングがよかったとポジティブに考えることにしました。
色々調べて整形外科って研究医が少ないのか医学の中でも遅れている感じですね。
でも短期治療法が確立するより患者が時間をかけて自然治癒を待つ方が医療費も取れて都合がいいんでしょうw
おっしゃる通り痛み止めをどこかでやめて安静にして過ごすが治療の近道なのは何日も大量の動画を観てようやく辿り着きました。