我が家には災害時の持ち出し用の防災袋が準備してあり定期的に中身の見直しをしている。
今年も2月に見直しをおこなった。
インフラが止まりスーパーで食品が買えなくても5日間はなんとか生き延びられそうな準備をしている。
その間に救援物資が届いてくれなきゃ困るけれど超大規模だと諦めるしかないかな。
災害対策で直近気になっているのが真冬の災害による暖房とトイレ問題だ。
暖房に関してはセーターなども防災袋に入れてある。
しかし真冬にエアコンやガスファンヒーターが止まった中で生活するとなると本当に生き延びられるか少し不安がある。
灯油とだるまストーブを準備するのもありだが使わない割に場所だけ取るのは嫌だ。
検討しているのはカセットガスストーブだ。
その名の通り焼き肉や鍋パーティーで使うカセットガスボンベを燃料にして部屋を暖める暖房器具だ。
調査してみると一般的にガスボンベ1本が弱火で3時間程度使えるらしい。
四畳半を締め切って定期換気すればそこそこ暖かくなりそう。
しかし5日間x24時間使うとなるとカセットボンベが40本必要になる。
もちろんこれ以外にガスコンロをお湯沸かしたり料理に使うなら更に必要だ。
夜は寝袋で寝るのでストーブを切ったとしても20本以上必要になる。
ガスボンベの寿命は7年と言われているのでこの期間で焼き肉や鍋物などでカセットガスボンベを入れ替える必要がある。
この勢いで準備していくと災害対策でひと部屋必要になる。
そこまでではないかなぁと躊躇している。
一方でトイレについては仮設トイレができるまで外で…と思うけれど山の麓に住んでいるわけではないので上下水道が止まっている街中でするのは難しい。
下手な場所で致して細菌が増殖して病気になるのが最悪だ。
そこで考えたのが簡易トイレの購入だ。
最初はしっかりした簡易トイレを買おうと考えたがこれも置く場所に困る。
調べてみると簡易トイレは、
- トイレとなる段ボール
- 上に乗せる便座
- 中に敷く黒いポリ袋
- 排泄物を固めて臭いを消す凝固剤
4つで構成される。
このうち段ボールと便座は今あるトイレ便座を使えばいい。
上水が止まっているので流してしまえば便器の中に水はない。
そこに黒いポリ袋をかけて用を足す。
そして凝固剤で固めてしっかり縛って横に置きごみ収集が再開するまでトイレに保管になるだろう。
もしトイレすら使えないくらいひどい災害であれば保管している簡易トイレもグシャグシャだろう。
というわけでポリ袋と凝固消臭剤だけをアマゾンブラックフライデーで購入した。
凝固剤は20回分で400gでポリ袋も20枚だ。
ひとりならこれだけあれば5日間はもつ。
これならコンパクトなので置き場所には困らない。
合わせて1000円強だったのでブラックフライデーでお安く買えた。
この凝固消臭剤はレビュー評価が高かった。
成分は真似されたくないのかざっくりした内容になっており何を使っているのかよくわからない。
- ケイ酸塩鉱物
- 高分子吸収剤
- 消臭成分
- 除菌成分
それでもケイ酸塩鉱物は猫砂に使われるし高分子吸収剤はおむつや多い日も安心などに使われるのでこの二つで排泄物の水分を閉じ込め固めているとわかる。
あとは臭いを減らす消臭剤と雑菌を増やさない除菌成分だ。
どの程度防腐効果があるのかは不明だが実際に災害が起きたらお世話になるつもりだ。
防災袋に入れて持ち出すものでもないのでトイレの棚に保管することにした。
ちなみに今回ブラックフライデーで購入したものはこれだけ。
今回は無駄なものはない。
消臭剤とコーヒーが安めになっているのはポイントを使った。
簡易トイレの凝固剤とビニール以外にはカフェインレスインスタントコーヒーと膝当てと天ぷら温度計だ。
インスタントコーヒーは某所で激安品を買って使っていたが中に銀色のアルミ粉のようなものが混ざっていたので怖くなってネスカフェにした。
中蓋の銀紙とは異なる色だったのでおそらく工場で混入していたのだと思う。
あそこの激安製品をいちいち消費者庁に持っていって騒ぎ立てるのもの面倒だったので捨てた。
普通のコーヒーに比べても製造工程が複雑なカフェインレスインスタントコーヒーは今後絶対に日本製を買おうと心に誓った。
膝当ては腰椎椎間板ヘルニアに必需品だ。
腰を曲げられないヘルニアになった方なら理解していただけるかと。
天ぷら温度計は反応が鈍いがそれでも温度がわかって揚げるのと勘で揚げるのでは出来上がりが違う。
元々はコンベクションオーブンで揚げ物を作っていたがセリアで百円のオイルポットと油こし紙を見つけてから、
揚げ物は普通に油で揚げている。
本当に百均は素晴らしい。
ちなみコンベクションオーブンで焼いた方が不味い訳ではなく調理時間が違いすぎてかなり本気を出さないとオーブンは使えないだけ。
最後はフライの話題になってしまったが使わないに越したことはないがトイレ事情も含めて何もされていない方はそろそろ災害対策を考えよう。