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イングリディアント(食材)思考で節約を

ゴール思考とは逆算思考とも呼ばれプロセス思考や積み上げ思考に相対する考え方だ。

別にどちらか優れているわけでもなく仕事のやり方により使い分けるもしくは両者でひとつのタスクを検討するの正解だろう。

名前から推測できると思うので解説は省略する。

小難しい仕事の話ではなくこれまで料理はゴール思考をしていた。

献立を考える際は食べたいものを思い浮かべてその料理に必要な食材を片っ端から揃えていた。

しかしこの作り方だとどうしても食材の余りが出てくる。

いつか使えばいいと冷蔵庫や冷凍庫に入れて気がつくと腐らせている。

好きなものを食べるのを前提に食材を揃えていたので仕様がなかった。

これから食材の価格が上昇する事を考えるとコスパが悪すぎと一念発起した。

その日の特売をしている食材や購入した食材から料理を組み立てる考え方で名付けてイングリディアント(=食材)思考に変更だ。

大袈裟なネーミングだが専業主婦や主夫なら当然取り入れている献立の手法だろう。

無職になり4年過ぎてようやく取り入れることにした。

例えば茄子が2本で150円と安い場合に作りたいと思い浮かべるのはカレースープの具材だ。

そこで手羽元を67円/100gで8本入り265円とパプリカ1個98 円を買う。

あと自宅に野菜スムージー用に常備しているにんじんを準備してスープカレーを作るわけだが買い物の時点で残りの茄子とパプリカの使い道をイメージしておく。

翌日夕食には豚しゃぶ肉を400gを388円で買って半分豚シャブをカセットコンロ使って食べて残りを翌々日にキャベツを買って回鍋肉にして茄子も混ぜて作る。

キャベツも炒め物と千切りにして3日後と4日後に使用すると決めておく。

手羽元もカレーで4本使った残り4本は一旦冷凍して1週間程度先で手羽元の甘辛煮を作ると頭に入れる。

パプリカも半分残して1/4を昼にペペロンチーノ用にして3日後に残り1/4を酢豚に使うと決めておく。

今度はその酢豚で使ったブロック肉の残りは…と買う時に全て余すところなく使うように先の料理を組み立てていく。

このようにしりとりクイズのように使い道をあらかじめ全て決めておけば買った食材を余すことなく使える。

たまにこの食材次何使おうと頭を悩ます事もあるが無職カネなし暇ありなのでいくらでも考えればいい。

退職当時は作る料理に合わせたパックを探して買ったりしていた。

少量パックは単価が高くなる事が多いので節約に向いていない。

それから少し進歩してお買い得なファミリーパックを買って分けて冷凍して例えば10日後に同じ料理をリピートしていた。

そしてようやく食材の分量からいくつかの料理を組み立てるやり方に変えることができた。

料理についてあまり考えなかったのでたどり着くまでに4年以上かかっている。

このおかげで2万円台前半や先月は1万円台を維持できている、と言いたいところだが大半の理由は外食を減らしたことだ。

食材を多少うまく使い切ったところで実際の節約比率など外食1回減らした方がより大きい。

それでも外食ゼロの方であれば有効な献立法だ。

あと難しく考えなくても冷蔵庫献立料理アプリpeccoというものもあるので色々食材を買った余りをアプリに任せてしまうもの手だろう。

でも個人的にはパズルのように食材から献立を決めていくのが楽しい時期なのでしばらく続けようと思う。

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