給付金の残金が2万円となっていた。
絶対普段なら手を出さないものを最後に買おうと決めたのが3Dプリンターだ。
出典 DIME
立体の物体を印刷する機械だ。
2014年当時にダビンチという3Dプリンターが7万円を切ったニュースを見て買おうか迷った事がある。
ただ買ったところでどうせモデリングのサンプルを拾ってきて数個印刷して「できた〜」って満足して押し入れからの粗大ゴミだよなと思いとどまった。
しかしその後に3Dプリンターがあればいいのにと思ったシチュエーションが幾度もある。
例えばジンバルカメラをひっくり返して固定できるようなアダプタを自作できたらいいのにとか、
愛車の残念純正ナビのディスプレイの前にガイドレールつけてiPad miniやスマホを立ててグーグルナビを使えたらいいのにとか、
ロボット掃除機の禁止エリアに通せんぼする仕切り用の足を作りたいとか、
→セリアのステンレスネットと専用スタンドで解決
最近買った住所スタンプのインクが引き出しで他に付着するのでぴったり収まるキャップが作れたらいいのにとか、
サイドテーブル引き出しの仕切りにちょうどいいのが見当たらないので自作できたらいいのにとか、
→ダイソーの間仕切りボード6cmで解決
百均ディッシュスタンドをスマホやタブレットスタンド代わりに使っているけれどもう少し幅が狭く5個置けるようにできたら手持ちのガジェット全部置けるのにとか、
旅行に持ち運んでいるドアハンガーのプラスティック版があれば軽くていいのにとか、
Oculus Quest2のメガネを左と右で4000円も出して買ったがあんな簡単なプラ枠なんて自作して手持ちのシュノーケル用レンズはめればいいのにとか、
一点物の簡単なプラスチック製品を作るのに欲しくなるシーンが度々ある。
自作する手段がないので諦めたり百均で売っているもので代替えしたりだった。
持っていればそれなりに活躍するかも?
もちろん素人が3DCADでモデリングするのは敷居が低くないことは重々に理解している。
(やってみたら案外簡単にできるようになっていたが買う時にはそう考えた)
まずはサンプルデータ見つけて自分に合ったものにカスタムすることから始めるなら何とかなりそう。
簡単なソリッドモデリングでもやってみるか。
以前は10万円前後が相場だったが2万円台で実用性のある3Dプリンターが買えるようになったので給付金を使い切ってしまう。
この7つを条件に探してみた。
- 2万円台
- FDM方式(熱溶解積層方式)
- 静音
- 組み立てやヘッドのレベリングがあまり難しくない
- 印刷した成果物に実用性がありそう
- 人気モデルでネットの情報が多い
- アップグレードが可能
残金が2万円なので価格帯はそのあたりまで。
3Dプリンターは主に熱して柔らかくした糸状のプラスティックのような素材を積み重ねて立体を作るFDM(積層)式と液体樹脂を入れた容器に紫外線レーザーを当てて固めていく光造形式がある。
FDMは表面にザラザラと積層痕が出るが低コストで耐久性があり扱いが容易なので実用パーツ製造向き。
光造形式は表面が美しい造形物が作れるのでフィギュアや芸術作品向け。
欲しいのは前者のFDMだ。
安いFDM式はフィラメントを熱で溶かして吐き出すホットエンド用ファンや積層した後の冷却ファンや基盤冷却ファンや電源ファンやステッピングモーターなどのオーケストラで爆音なので可能な限り静音な製品がいい。
そして安い製品ほどコスト削減のため未完成で組み立て必須な部品で送られてくるので組み立てがわかりやすいもので売れてて情報があり出来上がりの評価が高いものがいい。
あとはオプションやアップグレードキットなどが存在すること。
基盤をアップグレードするなんて沼にどっぷりハマりたくはないがオートレベリングの部品は安いので取り付けたい。
この条件で探すと2つのシリーズに絞られて、
メジャーなのはEnder3になるが静音性とサポートのよさで後者のNeptune2Dという製品に決めた。
積層タイプの3Dプリンタをマンションやアパートで使う場合は精度や速度よりもまず静音第一だ。
調べると普通の積層3Dプリンタは常に掃除機の弱をかけているような爆音らしいので夜中に稼働させると近所迷惑だし自分自身も寝られない。
昼間だけ印刷するにしても長時間騒がしいのはゴメンだ。
この機種はファン類やX軸とY軸のモーターは静かでZ軸がそれなりに音がするらしい。
そして組み立て動画も国内外にいくつかあるのも助かる。
(のちに知ったがNeptune2の改良型が2Sだ。2Dは1ヘッド2ノズルという別モデルだ。ノズルが2つ搭載されているのでセンサーをごまかせば別だが基本はフィラメントが2リール必須になる。初心者には情報が多い2Sが正解だったがエクストルーダーのひとつが壊れてももう一方で印刷できるお買い得品ということで良しとしようw)
到着してもこの手の組み立ては嫌いなのでいつ組み上がるかわからないしモデリングを作る3D CADも扱ったこともないのでいつ完成するかわからないが記念すべき自作1号の造形物はご紹介したい。
飽きずに続けられたら趣味にできる。
木工とかプラモ作りは嫌いだがCADならまだ何とかなりそう。
手に職がついてクラウドソーシングで仕事を確保して海外移住で毎日コワーキングスペースにMacを抱えて颯爽とコーヒー飲みながらCAD設計やWEB設計するのもいい。
別の海外から来ているノマド生活者と情報交換やランチをしてその国の言語を覚えたりなんて考えると夢が広がる。(←そんな夢あったか??w)
仕事で培った技術は単価が高いものの狭い業界なので潰しの効く単価のリーズナブルな技術を身につけていた方がお得だったのは間違いない。
まずは置く場所すら無いのでどうするか考えないといけないがとりあえずの3Dプリンタ購入の報告だ。
なお印刷物を造形するPLAフィラメント(*)も必要なので同時購入したら予算オーバーで前回の記事の一日乗車券は5枚しか買えなくなってしまった😭
*ABS樹脂の方が成形後の加工にいいと思ったけれど燃やすと発がん性物質が出るからやめた。PLA樹脂は植物由来(主にとうもろこし)なのでSDGS洗脳を受けている方々にも文句を言われんだろうw
これで給付金を綺麗に使い切った。
98円オーバーしたのはご愛嬌だ。
非常食等 4541円
VRヘッドマウント 42,920円
VRソフト 4,670円
毛布 1,786円
血圧計 13,473円
タブレットスタンド 1,547円
骨伝導イヤホン 3,278円
3Dプリンター 22,184円
PLAフィラメント 1,899円
一日乗車券5枚 3,800円
合計100,098円
VRのビートセイバーは大当たりだし血圧計も毎日何度も計っているしタブレットスタンドや毛布や骨伝導イヤホンも順調に活躍中なのでプリンターも活用できたら今回の買い物は大当たりだ。
物欲は雑巾を絞るように出し切ったので洗濯機が壊れなければ今年の大型出費はほぼ旅行に充てられる。