2019/6/6に発売されて3年間音沙汰がなかったためこのままラインナップから外れて消えるんじゃないかと思っていたAmazon Fire7がようやくリニューアルされる。
7インチタブレットはほぼ製造されていないのでこのラインナップはずっと継続して欲しい。
但しFireシリーズは筐体に対して液晶が小さい太ベゼルタブレットなので今時だと縦長8インチに近いサイズ感になってしまう。
予約を開始しており6月末頃に順次発送のようだ。
去年発売されていたら即購入したが10インチのアンドロイドタブを買ったのでブラックフライデーやプライムデーなどの安売り待ち。
待ちにしても予約するにしてもどの程度のスペックかチェックしていきたい。
まずは一番重要なSoCは、2.0GHzクワッドコア、2GB RAMなので同じ表記のFire HD8(2020)と同等じゃないかと予想される。
Fire HD8(2020)無印はantutuで約9万点でMediaTek MT8168を積んでいる。
総合9万点、3Dが1.6万点前後とすればスナドラ630に近いのでRAM4GB積んだAQUOS SENSE3でRAMを半分にした感じか。
分かりにくい。
他には2017年に使っていたdtab d-01J並みのスペックだ。
5年前のミドルタブレット並みのスペックになる。
それでも旧モデルであるFire7(2019)は1.3GHzクワッドコアの1GB RAMでantutu5万点台だったのでかなりの高速化だろう。
クロックだけではなくRAMも倍になり増強されている。
気になるのは「前世代機から最大30%の高速化」という表記があったのでFire HD8の9万点までは届かず7-8万点台にデチューンされている可能性もある。
次にストレージ(ROM)は16GBだ。
いくら安いからと言ってもそろそろ最低ROMは32GBにして欲しかった。
MicroSDカードスロットがあるとはいえアプリをいくつかインストールしたら直ぐにパンクしそうだ。
ストリーミングによる動画視聴なら問題ないがアマゾンプライムビデオなどからダウンロードして視聴するとかKindleとして漫画をダウンロードして見たい方はMicroSDカードの挿入が必須だろう。
サイズは181x118x97なのでKindle ホワイトペーパーを縦に1.5cm長くした形状だ。
iPad mini(2021)なら液晶内のサイズを5mm程度縦長にしたサイズなので思ったよりコンパクトだ。
旧モデルより若干小さくなりベゼルも細くなっている。
重さは282gで7インチにしては重い。
ただこのチープなタブレットをわざわざケースに入れる方は少ないと思うのでそう考えたら重くない。
液晶はIPSで1024×600とかなり狭い。
ローエンドのスマホでもこれだけ低解像度は見かけ無くなったので最大のネックはここだ。
例えばNETFLIXのベーシックプランを契約してSD画質で観る目的ならいいのかも。
前機種から変更はないがWi-Fiが802.11aに対応しているのは何気にいい。
そして充電ポートがTYPE-CになりFireシリーズからMicroUSBが消えてフルラインナップTYPE-Cとなる。
但しデータ転送速度はUSB2.0なので高速転送は無理だ。
多くの機種がイヤホンジャックを廃止してBluetoothに置き換わっていく中ステレオジャックが生き残ったのには嬉しい方もいるはず。
この機種のカメラ性能に期待している方はいないので割り切ってカメラ無しで少し価格を安くしても良かったのではないだろうか?
GPSレシーバーがないのはSIMが挿さる訳ではないので仕方がない。
それでも付いていればゴニョゴニョしてGooglePlay(*)をインストールしてグーグルマップ表示させてカーナビに使える。
7千円で7インチのカーナビになるならバカ売れしただろう。
(*)まだ出荷されていないのでGooglePlayがインストールできるかは不明
商品のFAQやコメントにてFire HD8plusやFire HD10でGPSレシーバーGR7BNやVK172が使えたという情報もあるので腕に自信がある方は合計1万円以下でFire7でカーナビに挑戦するのも面白い。
あとライバル心剥き出しで「落下テストでの耐久性はApple iPad Mini(2021)の2倍」と記載があったのでかなり荒っぽく使っても大丈夫なはず。
価格は6980円でアマゾン何とかデーで2千円引きならポチってゲームエミュレータを入れて専用機にする。
元々dtabでも遊べていたのでPS系などの重いエミュレータでなければ使えそう。