富山旅行記2日目 まんだら遊苑に徒歩でゆく

今回の旅行の目的地であるまんだら遊苑に向かう。

クルマで向かうのが基本みたいなので電車ルートはほぼ情報がない。

出かける前の予習としては経路案内で富山駅から電車で1時間で駅から徒歩で約30分という場所にあるようだ。

路線バスも1日6便あるが接続が悪く1時間近く待つ気なら乗れる。

でも下車駅から約2kmの距離なので歩いた方がいい。

いい天気だし。

相変わらず最高気温は18度と地元では3月並みなのでフリースを着て出かける。

朝食はローソンでパンとおにぎりを買う。

Yahoo乗換案内だと8:04発だ。

通勤時間帯に外に出るのは嫌だがこれを逃すとランチに微妙な時刻到着になる。

富山駅でJR改札と路線電車で立山行きを探すが見当たらない。

ん?

乗換案内をよく見ると電鉄富山と書いてある。

電鉄?

この駅に看板無いよな。

まさか松山駅と松山市駅のようにJR富山駅と違う場所にあるのか?

総合案内もまだ開いてないので目に入った警ら中の警官の方を捕まえて教えて頂いた。

どうもマルートの反対側の駅ビルの中に電鉄の駅があるようだ。

徒歩で1-2分だろう。

でも時間も無さそうなので走る。

発車時刻は8:12と少し余裕があったのでパンとおにぎりをかじるのではなくロッテリアかドトールで朝食にすればよかった。

なんかこの2店舗が並んでいると落ち着く。

昔そんな街を拠点にしてたなぁ。

まんだら遊苑の最寄り駅の千垣までは距離24kmだが1040円と運賃はお高い。

採算が取れないと国鉄から移行した3セクだろうからお高めの運賃設定は仕方がない。

往復2千円なので電アシのレンタサイクルでも1日借りて走った方がよかったのか?と頭によぎる。

乗車したのは立山登山らしきお年寄り方かどこぞへの観光のおばさん達か撮り鉄カメラおじさんくらいだった。

富山駅のJRや路面電車に学生やリーマンが通勤でどばーっと並んでいたのと対比すると面白い。

車窓は普通の富山の田舎を走っているだけなので地元だと愛環や名古屋鉄道単線に乗車しているだけかと当初思っていたが素晴らしい車窓だ。

晴天なので立山連峰が遠くに展望できる。

1040円払っているのでこれくらいのお得感はあっていい。

それにしてもこの電鉄はピョンピョン跳ねるな。

以前乗った天竜浜名湖鉄道並みかな?

乗り物酔いしやすい人は読書してると酔う。

これだけ景色がいいならレンタルバイクで原付借りて風切って走るのもいい。

ググって富山のレンタルバイク屋の相場を調べると相場は8時間3500円前後だ。

そこそこするが立山を背景にして走れると考えれば高くない。

地元で原付なんて絶対に乗りたくない。

でも富山を昨日自転車で走っていてわかったのが市民の運転マナーのよさ。

横断歩道や右左折で車両が100%停まってくれた。

ここなら安全に乗れそう。

地元じゃ歩行者だろうが自転車だろうが横断歩道はクルマ優先という異常な運転手ばかりだが他の土地でも歩行者には止まるが自転車には停止しないことが多い。

(地元を自転車で横断歩道を渡っていたら教習車に鼻先を突っ切られた。教える側があれではどうしようもない。。)

富山の運転マナーランキングは全国で真ん中あたりだが自己採点らしいので客観的な採点をしたら富山中心部はもっと良い気がする。

あと那覇ではクラクションを鳴らさないのでマナーがいいと勘違いしたがちょこまか鬱陶しい運転が数多く見られ、ランキングもワースト上位なのでやっぱりマナー悪かったんだなw

そうこう考えているうちに千垣駅に到着した。

予想してたけれどやはり無人駅か。

そしてバスも想定通り1時間待ちなので歩こう。

ただ駅からの歩きを想定していないようで道のりの半分は歩道が無い。

思った以上にクルマ通りが多いので見通しの悪いカーブなどは特に目立つ動きで歩いた。

空気が澄んでいて気持ちいいし森からたまに見える立山もきれい。

雄山神社を越え立山博物館を左手にして進みマップに従ってお好み焼き屋の丸重を曲がり細い道をゆく。

半球体の建物の遙望館 [立山博物館]を東に歩けばたどり着く。

入場料は400円

地獄が味わえるなら安いものだ。

最初の赤い地界はなかなか盛り上げてくれた。

うーん

あとはラストの闇の道が面白かったかな。

ネタバレになるので詳しいことは省略する。

鉄琴があった音の響く部屋とその次のドームの中で横になるのも人によっては宇宙か天国を感じる事が出来るかも。

ただもう少し地獄巡りを味わえるかと思ったが全体的に想像より短い。

あちこちで流れる音響は凝っていた。

マイナスイオンを浴びながらここはもうあーでもないとゆっくりカップルで巡るのがいいだろう。

実際に一組いた。

家族連れにはどうだろ??

子供はおそらく同じ感想で最初のアトラクション?と最後のトンネルと高所恐怖症には堪え難い橋が面白くてそれ以外は何が何やらわからない。

それでも山の中にあるテーマパークにしては頑張っている。

自然の中にこれだけの施設を作るのは大変だったはず。

あんな山の中に機材を運び込むだけでも一大事業だ。

レビューの評価が高かったのでハードル上げすぎた。

クルマでやってきて他の博物館などとセットで回るのが正解のようだ。

所要時間は35分だった。

弱ったのはそれから。

あと30分で千垣から次の電車が出てしまうとまた1時間待ちになる。

遊苑から本道に戻るまでは7分程度かかったので多少の早足ではまず間に合わない。

仕方がないので小走りで戻った。

なんとか23分で到着して10:59の電車に乗る事ができた。

発券機が各車両内側にあったが後方端の精算機と勘違いして整理券が取れずに駅で話をしたところ行きと同じ1040円で済んだ。

既に12時過ぎで腹が減った。

向こうで徒歩圏内で食事するところなど無かったので戻ってきて正解だった。

考えるのも面倒なので駅の立山そばで季節限定ニンニク行者そば500円をいただく。

コシがないというか明らかに茹ですぎでプチプチ切れるそばだったが立山そばとはこういうものなの?

つゆは自炊では出せない旨味でどーんと乗っているニンニクの芽か葉かの天ぷらはうまかった。

観光案内でレンタサイクルカードを返却して500円のデポジットを返してもらい150円追加して路面電車の1日乗車券を650円で貰う。

これ地鉄バスも乗れるようだ。

昨日自転車で回った場所を伝えたら民芸村、岩瀬浜、県美術館を勧められたのでそのうちの岩瀬浜に路面電車で向かう。

路面電車に乗りたかっただけなのでどこでもいい。

ただやってきたのが最新型の列車なので少しがっかり。

東岩橋で降りて岩瀬浜へ歩く。

昔の廻船問屋街のようだ。

案内マップには荒波を越え、動く総合商社として巨万の富を生み、岩瀬に繁栄をもたらした北前船の寄港地 船主集落と書かれていた。

マップがあまりによく出来ていたので実物はどうかと思ったけれどノスタルジックで訪れてよかった。

ノスタルジックと言っても昭和ではなく江戸時代だけど。

そして富山港展望台へ

螺旋階段の展望台だとどうしても昔に自由の女神に登った事を思い出してしまう。

この展望台は高さが低めなので景色より展望台の造形の方が映える。

あとは漁港と岩瀬運河を左手に見ながら岩瀬浜駅から富山駅に戻る。

途中競輪場前駅から競輪場に通っていそうなヤニ臭いおじさんや爺さんたちが何人か乗ってきた。

真昼間から皆んな顔が暗いので早々にオケラにでもなり帰って行くのだろう。

平日昼間っからギャンブルに突っ込むくらいなら貧乏旅行でもしてた方が楽しいぞ。

まあ地方自治体の収益にもつながっているので稼いだ日銭や年金をどんどん注ぎ込んで富山に貢献してくれればいい。

また富山駅のマックの100円コーヒーで休憩する。

このあたりはスタバは混むけどマックが比較的空いているので喫茶店代わりに使えて助かる。

何せコーヒー100円だ。

2時過ぎなのでこのまま喫茶店に読書で篭るのも早すぎる。

観光マップを眺めて民芸村と美術館は柄でないので南富山駅行きの広貫堂前の梅沢町寺院郡にでも行こう。

マックを出てトイレから路面電車のプラットフォームに行ったらちょうど1番から南富山行きが発車しそうになっていたが走って行ったら開けてくれた。

岩瀬浜往復は新型車両だったがようやくボロっちい、もとい風情のある電車に乗れた。

一日乗車券見て気がついたけどこの路面電車って地鉄市内電車って呼ぶのか。

地下では無く地上なので地鉄かと思ったら富山地方鉄道で地鉄か。

広貫堂前駅で降りて少し東に歩いてみる。

うーん普通の住宅街だよなぁ。

寺院郡といっても京都じゃ無いんだからそんなお寺が集まってるところなんてあらへんやろ〜(ちと古いが大木こだま風

いや、あった。

半径500mで20近くのお寺があった。

忘れかけてた我が家系の元宗派まである。

なぜ元かといえば親の葬儀で永代費用も法事もお布施も非常に高いと知っていたのでそのタイミングで安く供養してくれる宗派に勝手に改宗した。

ただ無宗教者なので改宗も何もあったものでは無いが。

寺の住職の経営方針だったのか知らんが葬儀で50万円以上、法事で10万円とか金儲けの権化のお寺でお布施で親が坊主と喧嘩していたのを見ていたのでそんなもの払えるかと変えた。

費用で改宗する奴も珍しいと思うが宗教の自由は保証されている国だしあの宗派は身の丈に合わなかった。

ただ後で調べてみればその宗派の相場は葬儀のお布施で30万円前後なのでお寺の問題だったのだろう。

路面電車で富山駅に戻り今度は富山大学行きがホームに居たのでまた電車を乗り換えた。

これだけ乗れば一日乗車券の元が取れる。

特に何かあるわけでは無いが富山大橋を渡って戻ってくる。

でもわざわざやってくるところでもなかった。

そのままとんぼ返りで富山駅に戻る。

レンタサイクルと路面電車でどちらか富山市観光に向いているかと言われたら一日乗車券の路面電車だ。

レンタサイクルのアヴィレだと移動範囲は広いけれど岩瀬浜にサイクルポート無いので行って戻ってくると500円+700円はかかりそう。

若しくは一日乗車券とレンタサイクルの両方を借りて縦横無尽に行き先を事前に決めてルートを作るといいかも。

4時頃に富山駅からローソンに寄りスイーツを買ってホテルで食べた。

糖質35gってかなりやばいスイーツだけど今日は2万歩なのでこの程度は大丈夫だ。

しばらく部屋でゲームをしてシャワーを浴びて夕食へ

今日もマルートの富山湾食堂で角打ちビールセットだ。

日替わりなのか今日はサーモンと鯛の刺身とトビコ昆布と白えび天とイカ墨イカ和えだ。

サーモンの刺身は苦手だけど脂が乗っていてうまかった。

昨日のホタルイカの沖漬けの方が豪華だったかな。

鯛は普通とか100%クオリティでは無いけどこれで千円は有り得ない。

名残惜しいがここまでにしてマルシェのれん横丁のビルに移動して麺屋つくしで味噌ラーメン850円にした。

厚い層を作っている油が妙に軽すぎて気になったけど味噌にしては複雑な味わいを出しているスープでうまい。

味噌ラーメンてどこで食べても味噌が勝っちゃうので似たり寄ったりだけどこのラーメンはしっかり個性がある。

麺は札幌の信玄が好きかな。

もうお腹ぱんぱん。

帰って缶ビール飲んで動画観て寝た。


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