まさか安倍元総理が凶弾に倒れるなんて想像もしなかった。
近所の神社に救命祈願に参拝にいってもダメだった。
戦後日本史上最大の蛮行だ。
いかなる理由があろうが許すまじき行為だ。
普段の安倍さんは話好きな面白いおじさんだったらしい。
ひとたらしというのも有名だ。
日本に溝を作ろうとしていた米国元大統領のトランプ氏に日本と上手くやることがアメリカの利益であると説得して我が国の国益を損ねないようにしたのも彼のコミュニケーション能力だった。
彼のマクロ経済対策も支持している。
マクロ経済対策が無ければ、もし民主政権が続いていたら、もし彼以外の財務省寄りの自民緊縮政権が続いていたら、日本はマジで深刻な状態になっていたのは経済を少しかじればわかる。
量的金融緩和ではなく省庁を敵に回して規制緩和を強力に進めて経済を立て直す手法もあったが省庁の強硬な抵抗で成果が出る前に国民の不満が爆発していておそらく数年でその政権が潰れることは火を見るより明らかだ。
但し自分のリタイア生活では逆に緊縮、円高、デフレ継続の方が楽な生活がおくれるがそれでは日本経済そのものが疲弊するのでは意味がない。
だから自身の生活は苦しくなるだろうが量的金融緩和には賛成だった。
本来は量的金融緩和と規制緩和による構造改革の両輪が必要だったが規制緩和についてはあまり手をつけられなかった。
おそらくほとんどの人が忘れているであろう加計学園問題も元々は文部省の規制を突き破る為に動いた獣医学部の新設だ。
マスコミは左巻きや中国だけではなく省庁の犬でもあるので規制緩和に動けばそれを叩く。
弱きを挫き強きを助く誠に立派な存在だ。
安倍総理の訃報と共にモリカケ・サクラを報じる異常なテレビ局だ。
マスコミや省庁や左巻きや反日主義者と乗せられた人々の無数の敵の弓矢や鉄砲玉を掻い潜りながら匍匐前進でしか改革を進められなかった、という表現をした人がいるが言い得て妙だろう。
安保でスパイやテロリストを捕まえるためのスパイ防止法や共謀罪が制定されると居酒屋で酒を飲んで国の悪口を言えば捕まるとか、国民を徴兵し始めるとか今考えれば誰でもアタオカとしか思えない事をまことしやかに騒いでいた人たちがやることなすこと邪魔をしてアベガーで団結して国民をも扇動していたわけだ。
だから第二次政権では早いうちに最優先の安保以外の構造改革を諦めて量的金融緩和一辺倒になってしまったのかもしれない。
このあたりは現実主義者という所以だろう。
本来は彼の色を薄めた菅総理が引き継いで2期くらい務めて日本を引き上げてくれると期待していた。
ビジョンの安倍さんと仕事人の菅さんの2世代で日本を立て直せたかもしれん。
行政の実務能力はミクロ思考が細やかに動きやすいので菅さんの方が向いている。
しかしマスコミの安倍・菅叩きで1年で潰えた。
安倍さんが居なくなり量的金融緩和政策と財務省やその他派閥の緊縮財政の綱引きは一方の旗手を失い後者に傾く。
無脳な政治家からすれば数字だけで目に見えにくいマクロ経済対策よりもミクロで〇〇支援みたいな政策の方が役所と喧嘩にならず経済効果は薄くても人気取りになる。
今後は財務省の都合のいいように骨太の方針が書き換えられたり読み替えられて量的金融緩和はなし崩しに潰されて緊縮財政に傾いていく。
せっかくの輸出拡大のチャンスの円安が円高にじわりじわりと戻っていくだろう。
実際に安倍さんが撃たれたというニュースを受けてガッと一瞬円高に動いた。
また日本だけが取り残されて海外部材値上げでスタグフレーションの突入もあり得る。
安全保障も含めて彼がいない平和ボケの日本の政治家と行政には不安しかない。
せめて日本が攻めこまれないよう早く憲法9条を改正していかなければ。
そろそろ狸寝入りをしていた岸田さんも何卒覚醒していただきたい。
そして憲法改正を派閥の面々が安倍総理の墓前で報告できる日がやってくる事を祈っている。
日本に多大な影響を与えた偉大な総理大臣の安倍晋三さん、
心よりご冥福をお祈りいたします。