退職して5年経過しているので退職直後の家計簿と比較してみることにした。
年始には家計簿のまとめで前年と比較しているが5年前と直接比較した方が変化が分かりやすい。
比較するのは退職直後の2017/07から6か月間と直近の2022/1から6か月間の平均月額支出だ。
さてどんな結果になるだろう。
差額がマイナス(赤色)なら今の方が節約できている。
全体的に赤が多く合計だと7万円も減っている。
食費は当時に比べてもっと下がっているイメージだったが退職直後には既に4万円を割っていた。
当時の食費をチェックしてみると昼食で外食が多く1.5万円使っていた。
内容もバラエティ豊かで、
ロースカツ定食、サイゼランチ、ホカ弁、から揚げ丼、博多うどん、ちらし、回転ずし、生姜焼き、餃子定食、カツカレー、まぶし定食、天ぷら定食、モスバーガー、マグロフルコースランチ、煮魚定食、酢豚定食、焼肉定食、牛丼などをランダムに食べている。
今見るとこんな料理は自炊した方が安くてうまいというものも多いが好き放題に外で食べているのは羨ましくもある。
今のランチは自炊で自炊のパスタ、ピザ、焼きそば、カップ麺、うどん、日本そば、冷やし中華で昼の外食は回転ずしかイオンなどのフードコードでパンとコーヒーで月3千円程度だ。
結局食費が安くなっているのは昼食の外食を抑えたのが大きい。
当時はまだ夕食も何度か外食をしていたようだ。
今は100%が自炊だ。
1.5万円程度の差ならランチを外食に戻すのもありだがまた太り出しそうなのでやめておこう。
日用雑貨については当時は無頓着だった。
自宅の生活環境に固執し始めたのはコロナが始まってプチリフォームを始めてからだ。
百均で無駄なものをよく買っている気がするがこの程度は趣味と思えば安い。
エンタメは減少している。
おそらく当時はNetflixに加入していたためだろう。
今はサブスクの見直しの通り観たいシリーズでもない限り加入しない。
美容・衣類が若干増えているように見えるが実は大幅減だ。
今の美容・衣類の支出はほとんどスポーツジム代だ。
一方で退職直後はほとんど衣類だった。
だから
ジム代+ 衣類代↓↓
になっている。
人に会う機会が減るとどんどんオシャレからは遠ざかる。
夏はどうせTシャツばかりなのでいいが冬はもう少し服を増やしていかないと老けこみそうだ。
医療費は今年前半は調子が良くて通院が少なかった。
それでも退職直後はもっと健康で通院は月1回で数百円の支払いだった。
しかし退職直後は身体の一斉チェックとしてPET-CTや胃カメラなどの自費検査に医療費を使っていた。
単純な通院の費用なら現在の方が高い。
固定費となっているはずの保険料が当時何が高かったのだろうと調べてみると前年収入があるために健康保険かな?
いや違う。
会社の健康保険の任意継続は当時家計簿と別枠にしていた。
おそらく失業で想定していた国保の減免支払額を家計簿に積んでいたようだ。
実際は任意継続をしばらく使って国保で減免の方が安いと気がついて切り替えていたんだったか?
自主退職扱い予定がハローワークが解雇扱いにしてくれたお陰で待遇がよくなった。
通信費は半値だ。
これは確実に下がっている。
固定回線はフレッツで変わらずだが5年間のモバイル回線の推移はこんな感じだ。
IIJmio(音声) + SB再販Wi-Fi 5218円 →
イオン(音声) + SB再販Wi-Fi 4614円 →
OCN(音声) + SB再販SIM 4356円 →
OCN(音声) + SB再販SIM + 楽天 4356円 →
ahamo(音声+データ) + 楽天 3360円 →
povo2.0 x 2回線 月当たり2163円 →
povo2.0(音声) x 2回線(0円) + IIJmio 660円
イオンからOCNとかahamoからpovoなどは安いから乗り換えたというよりNMPの端末費用のサポートで変更している。
データ容量はSB再販が100GB→ahamoで20GB→IIJで5GBと徐々に減っている。
光熱費はほぼ同じだ。
エネルギー価格値上げを考えたら節電やガス節約ができているようだ。
住まいが上昇しているのはゴールドカードとセキュリティ費用関係だ。
どちらも止めるわけにはいかない。
あとマンションの積立金の値上げだ。
これは海外部材高騰が当面続くだろうから大規模修繕費のアップを考えると必要であり今後マンション住まいにとって頭痛のタネだ。
一軒家でもリフォームを考えれば同じか。
クルマはどちらも車検がない年なので違いはガソリン代の差だ。
明らかに乗車距離が減ったことを示している。
月に5千円分の差は大概だ。
退職当時は交通費も3千円程度使っていた。
旅行以外で家に篭りがちになっていることがよくわかる。
SB再販ポケットWi-Fiが不要になったのは外出が減りデータ通信がさほど必要ではなくなったためだ。
大型出費は主に旅行代の差だ。
退職直後は海外旅行三昧で直近6か月の海外旅行はベトナムだけ。
回数は稼いだが国内も沖縄以外は近隣県と近場で済ましている。
傾向として前半あまり使わなければ後半旅費や家電を買って調整するので大型出費の1.6万円をノーカンとする。
そして医療費もたまたま少なかっただけなのでノーカン、保険料もノーカンとする。
その他の1.6万円の差は給付金なので比較する意味すらない。
従ってこの5年間で確実に下がっているのは食費、通信費、クルマ代、交通費の2.7万円だ。
一方上昇したのは日用雑貨、美容・医療のスポーツジム会費、住まいの一部で8千円となる。
交通費とクルマ代は巣篭もり継続中のようなものなので今後流動性があるとしても食費と通信費で2万円も下がっているのは大きい。
年間で24万円を節約したようなものなので浮いた分を他の費用に回せる。
ガソリン代がこれだけ下がっているのを数字で見せつけられると益々クルマ廃止に向かいそうだ。
前年との比較だとあまり差が出ないのでたまに退職直後の家計簿と比較して何が変化しているのか知るのもいい。