賞味期限間近なマルちゃんZUBAAANが半値で売っていたので2パックx3袋入りを買ってみた。
袋入りラーメンはサッポロ一番から以降ほとんど食べていないのでどんなラインナップがあるかも知らない。
ラーメンではないがマルちゃん正麺冷やし中華が当たりだと思っている。
袋麺に関して我が家の常備食材はこれだけ。
しかしマルちゃん正麺の普通のラーメンは苦手だ。
マルちゃん正麺は冷やし中華専用でいいと考えている。
あと買うのは袋麺焼きそばで他の袋入りラーメンは買うことがない。
食べていたのは遡ること子供の頃だ。
昔は親が体調不良か何かでサッポロ一番をごく稀に出したり自分で作ったりしていた。
あれもあまり好きではなかった。
このZUBAAANのライバルは日清食品「これ絶対うまいやつ!」らしい。
どんな業界でも切磋琢磨できるライバルがいるのは素晴らしい。
味比べの比較サイトによると甲乙つけ難し。
どちらも3袋入りで1パック300円(税別)前後で販売されており普通の袋入り乾麺より少しお高めの設定になっている。
ZUBAAANの人気は赤のパッケージの背脂濃厚醤油だ。
黄色パッケージのにんにく旨豚醤油は臭いがきついので若いOLやサラリーマンには不人気で敬遠されて売れ残っていたかな?
半値だったので思わず手を出してみた。
この日はラーメンの具に使えそうな食材がなかったのでキンブルで見つけた90円のフライドガーリックにキャベツを炒めて卵と共に乗せた。
ニンニクマシマシラーメンだ。
よくあるスープを吸い込む乾麺ではなく硬めのツルツル生麺の食感だ。
個人的にラーメンの全ての太麺が苦手だが食べられなくない。
太麺好きならもしかするとお店のラーメンと勘違いするクオリティだ。
そしてスープが素晴らしい。
何せ豚の臭みがないのに豚骨のコクがある。
店の豚骨のスープなんてほとんどこれで十分だ。
グルメを気取る人の舌を騙すならこれに冷凍でもしておいた肉から出た灰汁(あく)を少量加えて生ニンニクでも足せば完璧だ。
卵を溶いて飲むとインスタント食品だとはわからない。
もちろんあの豚骨の臭みが混じったのが豚骨スープだ!という舌の方には物足りないが自分にはこれで十分だ。
臭みに異常に敏感な体質なので例えばラーメン屋に行くと店の裏から漂ってくる豚骨出汁の臭みだけで嗚咽が出る。
店名をはっきり書くと営業妨害なので伏せるがとあるラーメン店なんて一旦入ろうかと駐車場に停めて店の前でUターンしたほど嫌いだ。
逆にちゃんと豚骨をお店でコトコト煮込んでいる証明なので臭みの強い豚骨好きには堪らないだろう。
このインスタントの濃厚醤油ベースのスープは臭み嫌いにはちょうどいい。
そして豚油も植物油と上手い比率で混ざっているようでコッテリもしていないがそこそこ豚油の香りもする。
原材料にアミノ酸等と書かれているので人工調味料も使っていると思われるがあの嫌な後味は感じない。
更にニンニクが強めな粉スープにフライドガーリックを追加してマシマシで食べれば店の味と大差がない。
個人的には通っているお店の博多麺にこのスープで食べたい。
現実には無理なのでスーパーに売っている生細麺を放り込んでこのスープで食べてみた。
人気店のラーメンとして出されても見分けがつかない。
それは大袈裟だな。
やっぱりスーパーの生麺は店の麺に比べるとクオリティが今一歩だ。
それでもこれにモヤシがモリモリ乗って出てきたらインスタントとは判明がつかん。
で残ってしまった乾麺は太麺だし日清焼きそば袋麺のように焼きそばに使えんかな?
試してみた。
300mlのお湯で溶きながら蒸発させ玉ねぎ入れてソースをかけてサニーサイドアップの目玉焼きを乗せて食した。
見た目は焼きそばだ。
ペロッと食べておいて文句を言うのもなんだがやはりこの太麺は苦手だな。
当たり前だが日清焼きそば袋麺の方がうまい。
オイスターソース、醤油、鶏ガラ出汁の素、ラー油のベースにタレを簡単に作れそうな油そばならマッチしそうだがそもそも油そばが嫌いだ。
この太麺好きなら焼きそばも油そばもいけるかもしれないので興味がある方はお試しあれ。
上手くいったらZUBAAANのスープでお店並みのラーメンが作れるので常備食材になる。
サッポロ一番や明星チャルメラやチキンラーメンあたりで袋麺の味の記憶が止まっており今更インスタントラーメンなんて無理と思っているみなさんも一度「これ絶対うまいやつ!」や「ZUBAAAN」を手に取ってみるとスープの進化に驚くかも。
乾麺に関してはまだ改良の余地がありそうだが日清も東洋水産もこれ以上袋麺を進化させない方がいい。
ラーメン店が減り日本のラーメン文化が衰退しそう。