そろそろ観てもいないのに徴収だけされているNHK受信料がばかばかしいので解約すべくチューナーレステレビの購入検討を始めた。
このまま液晶テレビをVODを観たりゲームをするためだけにNHKにテレビ設置使用料の如く支払うのはやめにしたい。
しかし買い替えあたりに単にチューナーがないだけではNHKのためにカネをドブに捨てるようで寂しい。
せめてインチアップと4Kパネルとか機能アップが前提になる。
興味がなかったので知らなかったが買い替えるサイズである50インチの4Kチューナーレステレビは、
エディオンxTCL(中国)
ケーズやビックカメラやジョーシンはオリオン
など量販店とコラボで販売している。
元々チューナーレステレビはDMMやUPQが2016年頃から発売しドン・キホーテが大々的に売り出し火がついた市場だ。
価格も50インチの4kパネルでも4万円台〜と大変お手頃になっている。
東芝やパナソニックや日立やシャープなど国内大手テレビメーカーは発売していない。
これはNHKグループが権力を握っている地上波電波受信のB-CASがあるためチューナーレステレビ作るとNHKに不利益を与えるためチューナーテレビ市場でB-CASカード発行制限とか嫌がらせを受ける可能性があり発売できないと言われている。
だから製造は知らないメーカーや中華メーカーやしがらみのないドンキやゲオしかないのは仕方がない。
販売台数が逆転すればいつか大手もチューナーレスを作らざるを得なくなる。
いくらか調べて候補にしたのが
- エディオン・チューナーレスTV
- ソニー業務用モニター
- JAPANNEXTモニター2種類
だ。
4kチューナーレステレビの最新機種はどれも同じ中国の工場で作っているんじゃ無いかと思うほど性能がよく似ている。
ドンキのPBブランドは更に一段お安いが信用していないので買いたくない。
そして輝度が他より低めかな。
最近ではゲオあたりも販売しており50インチで38280円とこちらも激安だが超重量級で12.6kgもあるので候補外だ。
家電の船井やオリオンよりはちょっとマシかな程度で世界3位の家庭用テレビ販売数がある中国TCLとエディオンのコラボ品を候補にした。
チューナーレステレビとPCモニターの最大の違いはGoogleTVやAndroidTVを内蔵しているか否かだ。
大手家電メーカーもチューナーレステレビではなく「これはPC用のバカでかいモニターですから」としてシラを切って売るならNHKグループが嫌がらせもできない。
ソニーも業務用モニターとしているのはNHKへの配慮がありそう。
ただモニターだと一般消費者にとってその製品にFireTVなどを接続してチューナーレステレビとして使うイメージがし難い。
だから家電量販店も下手に中華メーカーなんかとコラボするくらいなら大手国産メーカーにFireTVに合わせ画像調整や連動機能のある大型PCモニターを作らせメーカー側はあくまでPCモニターですからと販売する。
仕入れた家電量販店はFireTVなどのSTBとセットでチューナーレステレビとして消費者に販売すればいい。
現状のチューナーレステレビのAndroidTVで使われているSoC(CPU)はもっさりでイライラしそうなので外付けのFire TVをつないで使うのであれば内蔵は無くてもいい。
チューナーレステレビの内蔵SoCのベンチマークを調べていた方によるとこれら格安チューナーレステレビのSoCのベンチマーク結果はどうも初代のFire TV並みだ。
もちろん動画視聴特化のAndroid TVとアプリやゲームも稼働させられるFire TVを単純比較できない。
どうせAmazon FireTV Cube接続して使うのでAndroid TV(Amazon fireTVや Google TV)という余計な機能がついていないモニターの方が壊れにくいメリットを感じる。
接続はFireTV Cubeに加えてパソコンとPS3(将来はスイッチなどのゲーム機)になる。
だからHDMI端子は現在の4つなくて3つあればいい。
接続機器も踏まえて購入にあたり仕様を比較した。
現状のテレビ同様に外部スピーカーとアンプで音を出すためスピーカー機能についてはノーチェックだ。
左に現行メインで使っている46インチテレビ、そして候補のソニー製とエディオン販売とJAPANNEXT製2台という順だ。
横幅は最近の大型液晶はベゼルが極狭になったためか所有の46インチと比べてほとんど変わらないので問題なく置ける。
55インチの横幅1244mmにしてもメジャーで測ってみたら何とか置ける。
問題なのはスタンドが中央タイプを使っており両足タイプになるのは困る。
50インチでは両足が乗らないほど小さなテレビ台を使っている。
この台が気に入っており変える気がないのでVESAマウントのスタンドを先に購入しておいた。
これで中央の一本足に変えられる。
価格ではさすがにソニー製は約12万円とお高く他の3台は6万円前後の半値で買える。
だから倍の価値が何か無いとソニー業務用モニターは厳しい。
サイズはJAPANNEXT製の1台を除き50インチで横並びにした。
JAPANNEXT製55インチが6.7万円で買えるのはマジで安い。
更にこのモニターだけIPSパネルときている。
液晶パネルの特徴を簡単にまとめた。
- (TN)応答性超高速、視野角と色再現性低
- (VA)コントラス比と黒の再現性高、応答速度低
- (IPS)視野角の広、色再現性高、価格も高
- (有機EL)輝度が高く高級機、そもそも液晶で無い
比較している他のチューナーレスやモニターはVAパネルだ。
自分の中では液晶は迷ったらIPSという格言があるのでJAPANNEXT製55インチを思わずポチりそうになった。
ただ気になったのがバックライトが普通のLED(エッジ型LED)であることとHDR機能がないこととコントラス比が低いこと。
PCモニターで使うなら要らないかもしれないが動画中心だったらHDRはあった方がいいしコントラスト比は出来るだけ高い方がいい。
(HDRは付いており価格.comのスペック表のミスで勘違いしていた)
バックライトの白ムラについては実際にレビューにもあった。
現行使っているソニー製もエッジLEDと書いてあり同じ原理なので色むらがあるかもしれないが価格が価格だったので人件費をかけてうまく調整しているのではないかと。
最近の安物液晶パネルは中国で組み立てているだけなので細かい調整なんてしていると思えない。
その代わりに新技術を次々注ぎ込むことにより低コストの単純組み立てだけで性能を上げているんだろう。
という勝手な解釈でJAPANNEXT製55インチは候補から外した。
ソニー業務用モニターもLEDバックライトがエッジ型なので少し厳しい。
それでもさすがに業務のプレゼン用モニター用途なので最大輝度が440カンデラもある。
他は300カンデラ以下だ。
あとノングレアというのもプラスだ。
グレアや半グレアだと電源オフじゃなく黒が多い場面でも自分の間抜けな顔が映り込む。
最終的にソニー業務用モニターも候補から外したのは重量と価格だ。
退職後は模様替えが趣味で昨年にテレビ台に上げるだけで現状の22kgのテレビを少し動かすだけでも難儀だった。
だから13kgと9kgならより軽い方がいい。
あとリフレッシュレートが非公開のようでおそらく60Hz無いのも影響した。
最終対決はエディオン50インチとJAPANNEXT50インチの戦いだ。
エディオンはHDCPの仕様がよくわからない。
一方でJAPANNEXTはAndroid TVがない。
少し悩んでJAPAN NEXTの50インチに決めた。
やはりAndroid TVが載っていない方が故障が少なく無難に感じた。
どうせAmazon FireTVを接続して使うので壊れたら単体で交換できる。
HDMIの切り替えをAndroidOSでやっているかは不明だがもしそうならOSがおかしくなったらモニタとしても使い物にならなくなる。
機構は出来るだけシンプルな方が壊れにくい。
もうひとつ商品レビューからサポセンがまとものようなので決め手になった。
国産パネルなら不要だと考えていた5年間の延長保証を10%プラスで約6万円で購入した。
スペック房目線でここまで書いておきながら液晶パネルはスペックよりも結局実際の見栄えなのでしばらく使ってみないといいか悪いかはわからない。
それにFireTV cube やPS3やパソコンとの接続相性もあるかもしれない。
ある程度画質は慣れるがHDMI出力の画面が出ないとかおかしくなったら一旦オンオフみたいなのは勘弁だ。
だから当面は今使っている液晶テレビを捨てずに倉庫にキープして購入したモニターが気に入らなければ元に戻して買ったのを売っぱらう。
液晶テレビを廃棄した後に気に食わないとなれば追い金してもっといいモニターを買わないといけなくなる。
だったらしばらくキープして元に戻すのがいい。
問題なければリサイクル廃棄してNHKを解約だ。
廃棄は量販店に依頼してリサイクル券入手して運んでもらうと大型液晶テレビは1台約7000円らしい。
液晶テレビ購入と入れ替えなら約5000円だ。
せめて5000円前後の費用で引き取ってくれる真っ当な業者がないか調査中だ。
12年経過しているのでハードオフなどリサイクルショップは難しい。
家電量販店へ持ち込みも22kgあると大型台車でも買わないと無理だろう。
メルカリだって100円で販売してもらくらくメルカリ便で8000円かかりそうなので買い手がつくかは微妙なところ。
廃棄を考慮すると家電量販店で購入するチューナーレステレビならモニターではなくテレビ扱いなので捨てたい大型テレビをリサイクル券で交換引き取りしてくれるのでお得で楽だ。
実はこれがチューナーレステレビの最大のメリットかも。
タイトルはチューナーレステレビの購入だったが実際はただの大型モニターだが目的は同じなのでご了承いただきたい。
届いてしばらく使ってみてまた感想でも書こう。