9月の企業物価指数が前年同月比+9.7%で物価ガーと相変わらずマスコミが煽っている。
ほとんどが電力・都市ガス・水道、鉄鋼、石油・石炭製品によるもの。
これは我々に直接影響する一般的にいうところの物価とは違う。
投資家が個人の消費指数で注目するのは消費者物価指数(コアCPI)や天候や市場に左右されやすい食料とエネルギーを除くコアコアCPIだ。
企業物価指数をあたかも消費者物価指数のようにミスリードして煽る悪い癖だ。
その一方でほとんどは報じないが9月の都心部コアCPIが前年同月比2.8%と比較的いい数字が出ている。
但し上昇理由は人件費の価格転嫁ではなくエネルギー料金高騰の影響が大きいと考えられるので諸手をあげて喜ぶわけにもいかない。
それでもこの相場をキープし国民が物価上昇に慣れていけばエネルギー上昇が落ち着いた頃に企業も人件費増額を価格転嫁していくこともできる。
失われた30年と呼ばれる長いデフレに慣れた国民意識の転換期になる大切な時期だ。
テレビやマスコミに踊らされてはいけない。
そうすれば安倍さんのビジョンにあった緩やかなインフレで日本経済もいい方向に進んでいく。
もちろん個人的にはデフレの方が家計は断然楽だ。
それでも年金暮らしや資産切り崩し生活の苦しさと日本経済の進むべき道は分けて考えるのがいい。
家計簿についてもこれまで各項目に好き勝手に高い安いと言ってきたがその時の感情による分析になってしまうのでこれではマスコミとやっていることが同じ。
そこでリファレンスを作った。
この左側の想定という数字が頭の中にあるふわっとしていた各項目の予算を数値化して支出が高いの安いのという費用の基準にする。
予算24万円ピッタリにするため若干無理くり感の項目もある。
予算を使い切った場合の各項目の振り分けで実際が今年の9月までの平均で差分がその差額だ。
但し食費は4万円予算を変更する気は無いものの2万円台が定常化しているのでいつも2万円に対してどれだけ高いかとなっている。
食費だけは2万円を切ったか切らないかと4万円を超えるか超えないかのダブスタになる。
ダブスタではマスコミや民主党みたいで体裁が悪いので下限のチャレンジと上限のコミットとでもしておこう。
大型出費は家電や旅費で年間60万円といったり80万円といったりかなりアバウトになっている。
更に節約をして貯蓄や積立投資を増やしたい方なら年初に家計簿のリファレンス(各項目の目標)を毎回作るのも手かもしれない。
自分の場合はとりあえず現状維持でいいので毎回は不要だ。
いつもの通り9月の各項目をチェックしていく。
企業物価指数+9.7%といわれる中でも9月も家計簿は予算内だった。
それどころか実質生活費は横ばいもしくはデフレとなっている。
これはやり繰り次第だ。
食費は国葬の日の27日に2万円を超えた。
先月と先々月より1日早かった。
9月も昨月同様に2万円+消費税だ。
当月は月初に食べた一色のうな丼が重かった。
あれが無ければ2万円以下だ。
それにしても最近は何日まで2万円以下の食費でいけるか楽しみになってきた。
あとは調味料のストックが一気に切れたのでその費用が嵩んだ。
外食は一色でうな丼食べて2回だけ。
牛肉も上昇しているがそれより魚の高騰がきつく鯛やヒラメやブリやカジキどころか下魚の赤魚や庶民の味方のシャケまで高い。
このままだとマンタイやシイラやサバあたりしか口にでき無くなりそう。
シャケなどの魚はパック価格が上がらないよう小さい切り身にして売っているから消費者はグラム単価が上昇していない豚や鶏などの食材を選ぶようになる。
売れなきゃスーパーが取り扱わない。
取り扱いが減れば市場が縮小していく。
縮小すると益々売れず消えていく。
過去にも昔は並んでいたのに見かけなくなった魚が数多くある。
輸入牛肉は一時的に輸入が減ってその分他の国が安く叩いて買うだけでドル高が落ち着けば元に戻るはず。
しかし内需の漁業の一部は廃業が増えそうで怖い。
食糧安全保障のため畜産漁業などの産業を資本主義っぽいやり方で支えてくれ。
ヤマザキパンとか激安スーパーマーケットのプライベートブランドとかインフレに抗ってくれている食品会社もいくつかあり二極化していくのかもしれない。
あと我慢したのはいつも買っているレギュラーコーヒー1kgであと3日でストックが切れるところ購入を来月に回した。
普段だったら迷わず買っているが敢えて翌月に延ばして2万円以下にするという野望を打ち砕いた。
これまで自宅で酒を飲むのは床にニスを塗り終えて一杯など特別な日くらいだったが毎月月末最後の日に今月もお疲れ様でした会として本麒麟500mlでひとり晩酌をすることにした。
医療費の2.2万円は失敗した大腸カメラ検査費用だ。
ただの医療費無駄遣いになってしまったのであのクリニックで検査するのはやめる。
通信費は今月もブログ維持にかかる諸経費が乗っている。
あとはIIJ eSIMの再発行費用だ。
約1年前にiPhoneSE2を一括1円で2台入手して1台目を1年近く使って今回寝かしていた2台目に入れ替えたため。
理由はあと1カ月でiPhoneの補償期間が切れるので2台目を1カ月使って問題ないことを確認する。
これは以前にiPad mini5を保証期間内に電源ボタン陥没を放置してしまいmini6購入時に旧機種を売却しようと素人修理で文鎮化させてしまい1.5万円をどぶに捨てた反省から。
simはどうせ1ヶ月後に元のiPhoneに戻すのでpovoでデータトッピングしようかとも考えたがIIJのesim切り替え手数料往復220円x2回に対してpovo1ヶ月990円の方が高いのでIIJを移した。
光熱費は水道代月なので高い。
それに夏のエアコン代でリファレンスよりはお高めになるのは致し方ない。
電気代は今月もかなり節約したが昨年同月比で千円アップになってしまう。
ガス代も前年同月比200円アップとはいえ1,669円なので都市ガスはとにかく安い。
ちなみにプロパンの全国平均価格で同量を使うと約5,000円になる。
他は特筆すべき項目は無い。
このままだと今年は80万円の予算が浮いてしまうのでどこかに1カ月滞在したいけれど旅行熱も冷め気味で年内の海外旅行は無さげ。
帰国の検疫が無くなり海外旅行需要が爆発しているのに対して就航数の供給が追いついていないようで航空料金があまりに高すぎる。
お風呂のリフォームも利用度に対してコスパ悪すぎるし欲しい物も思い浮かばん。
スイッチはやりたいゲームがFE1本しかないので手が出ないし電アシはせっかく買った大容量バッテリーを捨てるのはもったいない。
もし電アシ買うなら盗まれにくそうなママチャリフォルムで同メーカーのスポーツタイプより高額でいいパーツ使ってそうなアルベルトかフォルムは割り切ってしまなみ海道でレンタサイクルしてよかった台湾製のベスビーあたりか。
坂は多いけどアシスト力も現状の1:1.2で十分なので特に高出力モーター積んだモデルではなくていい。
買い替えは今の電アシが壊れそうになってからでいいか。
昔の記事で資産価値がつきそうなホンダS660に販売終了ギリギリに買い替えて保管しておくのもいいと思ったけれど既に新車の販売終了していたようだ。
残念。
既に中古市場の売値が高くなっているようなので上玉の低走行車なら10年保有していても売却して維持費の元が取れそう。
それこそ5年前に買っておけばよかった。
この5年間で2万キロも乗っていないので10年後に3万キロの屋根付き保管のS660なら物価高と車両のプレミアで結構高値が期待できた。